今夜はPCの前で寝落ちしてしまって、ブログはお休みしようと思ったけれど、これだけ紹介して終わることに。
Facebookで回ってきた、感動的な話です。
1996年3月、米国ニューヨーク市、ブルックリンでのこと。
路上に暮らす野良ネコのスカーレットは、廃墟のガレージの中で子猫を5匹生んだ。
スカーレットという名は後でつけられたもので、野良猫に名前はない。
ある日、その廃墟が火事で焼けてしまった。
子猫たちはまだ歩くことができない。
このままでは死んでしまう。
火事場での子猫の救出
この野良猫は、自分がすべきことをわかっていた。
もちろん、それを行うと命の危険があることも。
スカーレットは、燃え盛る建物の中に入っていった。
そして、子猫たちを一匹ずつ口にくわえて、安全な場所へと連れ出した。
この無私の行為により、母親は全身に大火傷を負った。
1人の消防士がスカーレットと子猫たちを箱に入れ、獣医へ連れて行った。
スカーレットは、タダレた皮膚に目を塞がれ、目が見えず、瀕死の状態だった。
口元、鼻、足に酷い火傷を負い、耳は一部燃えてなくなっていた。
5匹の子猫の内1匹は、その後亡くなってしまった。
残りの4匹は奇跡的に小さな傷を負っているだけだった。
スカーレットと4匹の子猫たちは病院で1週間を過ごし、一命を取りとめた。
この感動的な話がメディアで伝えられると、ネコたちを引き取りたいという人々が殺到した。
3か月後、スカーレットはカレン・ウェレンという女性に、子猫たちは2匹ずつ別々の家族に引き取られた。
無償の愛
本来、「愛」というのは無償のものだ。
これに対して、「代償」を求める”愛”は、エゴによるもの。
母の子に対する愛は、「無償の愛」にもっとも近い。
真の「自己犠牲」ができるかどうか。
それは、人間が人間として完成の域に近づいているかどうかを判断できるもの。
代償を求めずに、人や世界のために何かができるか。
頭で考えても、実践に移すのは難しい。
「無償の愛と自己犠牲」ということについて、8年前の記事で書いています。
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