今日10日、ニュージーランド南島(South Island)のゴールデン湾(Golden Bay)の浜辺で、400頭以上のゴンドウクジラが打ち上げられた。
大半はすでに死んでいたという。
ニュージーランドのクジラの大量打ち上げとしては過去最大規模。
この事例が地震前兆かどうかを検討することにしたい。
クジラが座礁したのは、南島の北端にある同湾フェアウェル岬(Farewell Spit)。
夜間にゴンドウクジラ416頭が浜辺に乗り上げ、これまでに7割ほどが死んだという。
フェアウェル岬は、下記Google Earthのマップの↓のところ。
黄色い大きな丸印は過去115年間に起きたM7.0以上の地震の震源を示している。
ボランティアたちが約100頭を海に戻すことに成功したが、残りは浜辺で命を落とした。
その様子が投稿されたYouTube動画を埋め込んでおく。
ニュージーランド環境保全局(DOC)のアンドルー・ラマソン(Andrew Lamason)報道官によると、これらのクジラが打ち上げられた原因は分からないとする一方、考えられる要因の一つとして現場の地形を挙げ、こう語る。
「フェアウェル岬の近くには湾曲した巨大な砂洲が広がっている。湾は水深が非常に浅く、クジラがいったん入り込んでしまうとそこから出るのはとても難しい」
2011/02/20の座礁
2011年2月20日、ニュージーランドのスチュワート島に、クジラが107頭打ち上げられていた。
その2日後の2月22日、ニュージーランド南島のカンタベリー地方で M6.3の内陸地震(カンタベリー地震)が発生した。
特にクライストチャーチ市中心に大きな被害が出た。
2011/11/14
2011年11月14日、ゴンドウクジラ61頭が同国南島北端のフェアウェル岬(Farewell Spit)の浜辺に乗り上げた。
その4日後の11月18日、北島の東沖でM5.6の地震が起きた。
日にちは近いが、クジラ座礁の地点は震源から600Kmほども離れていたので、微妙なところだ。
地震の規模も小さすぎるかもしれない。
2015/02/13
2015年2月13日、ニュージーランド南島(South Island)、ゴールデン湾(Golden Bay)のフェアウェル岬(Farewell Spit)の浜辺で、約200頭のゴンドウクジラが打ち上げられていた。
今日と同じ地点だった。
だが、その後にニュージーランドで大きな地震は発生しなかった。
まとめ
こうしてみると、大地震の前兆だった可能性があるケースもあるが、座礁の後に対応するような大きな地震が起きなかった例もある。
だからといって、クジラの座礁がすべて宏観異常現象としての地震の前兆ではないとする根拠もない。
今日は時間切れになったが、今後さらにデータを検証して、クジラ座礁問題を検討することにしたい。
今日のケースは、念のため大きな地震に注意したいものだ。
※先程フィリピン付近でM6クラスの地震が起きています。
明日11日は満月トリガーになるので、また今週の私の頭痛体感などもあり、関東近辺、念のため大きめの地震に注意してください。
気がつけば、脳内で(頭の中心部で)セミ鳴きみたいな耳鳴りがメッチャ強く続いている。
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【愛弥美】右手で持って食べていたスプーンを置いた隙にそっと左側に置き換えると、何の躊躇もなく左手で持って食べる。幼児って面白い。私も脳の活性化のために左手を使うことがある。Ayami uses the spoon by left & right hands in the same way.#利き手 #左利き