【TOCANA】【緊急考察】全国各地で「地震雲」出現相次ぐ!! 超巨大地震の発生間近か、専門家が謎に迫る！

今日TOCANAで、私が執筆した…といういつものパターンではなく、コメントを求められた記事が掲載された。
『【緊急考察】全国各地で「地震雲」出現相次ぐ!! 超巨大地震の発生間近か、専門家が謎に迫る！』と題した記事。

なぜ執筆ではなくコメントなのかというと、私に依頼するとどうしても即日の対応が難しく、急いで掲載したかったからのようだ。
私がそのうちライター専業になれば可能なのだけど、経済的になかなか難しい。

【写真】ボーランドのズデーテン山脈で撮影された雲。詳細は不明。
　

TOCANAの記事

地震雲は本当にあるのだろうか？
そういう疑問を持たれている方も少なくないでしょう。
何しろ気象庁も科学者の多くも否定しているものを、「いや、あるんだ！」と言い切るには、「トンデモ」と言われる覚悟が要ります。

まず、トカナの記事を読んでみてください。
けっこう長々とコメントしたのが、大体使われています。

tocana.jp

「フェイク地震雲」

ここに掲載された私のコメントは、ちょっとネガティブな方に傾いてしまったかもしれない。編集部では、その反対を求めていただろうけれど。
「もうちょっと空気読んでよね」と思われた？(^^;

最近巷で騒がれているような「地震雲」を見ると、どうしてもそうなってしまうんですね。
そのような「地震雲」の大半は、やっぱりフェイクです。
気象雲と地震雲を見分ける識別眼は、一朝一夕にはできない。

かくいう私めも、その識別眼をもっているとは言い難い。^^;
過去には、知識と体験不足から、気象雲を見て地震雲だと騒いでいたことが多々ありました。

「竜巻雲」は大地震の前触れ？

私もそう思っていましたね。以前は。
でも、阪神淡路大震災の前に撮影された写真は、どうも地震雲ではなかったらしい。
「震源」となる雲の湧き出している地点が移動していたことがわかった。

下記Twitterの写真の左側が件の写真です。

阪神大震災の時の地震雲らしい
2枚目が昨日の尼崎の雲だって・・・
マンションから避難しとくか迷う

やばい地震雲が確認された念のため京阪神地区の人は地震に注意せよhttps://t.co/6vQ6CpSaa6 pic.twitter.com/kI5YKZHTDq

— 鬱田イキル (@utuda) 2017年3月12日

これもそうだけど、いわゆる「竜巻状の雲」のたぐいは、ほとんど飛行機雲にしか見えない。
飛行機雲崩れ。
「情報速報ドットコム」でも、その雲を紹介している。

saigaijyouhou.com

これを見ると、私には飛行機雲にしか見えない。
下記の写真は、1995年1月17日の阪神淡路大震災の8日前に撮影されたもの。

この写真については、何人かの人が検証しているが、やはり本当の地震雲ではないのではないか。
この件については、地震のミタテさんの下記のページが詳しい。

guratto.blog.fc2.com

最も、私は竜巻状の雲のすべてが地震の前兆ではないとまで言っていない。
「地震雲」が地震前の地殻変動による岩石破壊によって生じるパルス電磁波によって生成されるという仮説は、科学的実験で検証されている。
この実験は、大阪大学名誉教授・池谷元伺氏（故人）の主導によって為された。
下記の本に書かれている。

【緊急改訂】大地震の前兆 こんな現象が危ない (プレイブックス)

あくまでも実験室内での「地震雲」の生成であり、理論的なものであるため、本当に上空数百メートルで同様の地震雲が生成されるかどうかはわからない。
だが、その可能性は十分にあるだろう。

「それでも地震雲はある」
…というタイトルで、今度はTOCANAで書かせてもらおうかな。
ほんトカナ？
地震雲を探求するためには、何よりも「慎重さ」が必要ではないかと思う。
本物の地震雲を見分けるノウハウの習得までに欠かせないのは、「気象学の学習」と「経験を積む」ことではないだろうか。

巷で「バイブル」視されている(?)本も含めて、「地震雲」を検証するための必読本。

わかりやすい地震雲の本―これであなたも大地震を予知できる

巨大地震と地震雲―予兆現象はXデーを警告する!

これが地震雲だ―雲はウソをつかない

決定版 これが地震雲だ―雲はあなたを大地震から救ってくれる

【龍矢】【愛弥美】おーわくわくだに。