みなさん、新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
大晦日い、元日も休まず営業と書きましたが、昨日は強烈頭痛でダウンして、ブログが書けませんでした。
すみませんでした。
今日は、「戌年に災害が多い」というニュース記事を目にしたので、それを取り上げます。
戌年には災害が多い?
元旦のウェザーニュースで、「戌年100年間の気象傾向を調べてわかったことは!?」という記事を見かけました。
それによると、前回の戌年である2006年には、前年の12月から1月にかけて、日本海側で記録的な大雪になったと。
その前の1994年の戌年は、4月から全国的な高温と小雨が続いて、夏は「観測史上最も暑い夏」と言われた。
その前は、1982年に、長崎県を中心とした記録的な豪雨。
このように、過去の戌年にずっと遡って、その年に起きた災害を記述している。
そして、結論として、戌年には歴史的な自然災害が起こっているので、今年も大規模な自然災害に警戒する必要がありそうだと締めている。
また、戌年の「戌」は「滅」(「ほろぶ」という意味)と同義で、草木が枯れる状態を表しているとされるから、大きな災害が多いのかもしれません。
ウェザーニュースが、そこまで迷信的な(?)ことを書いてしまう?
犬にはバッドイメージが多い
でも、本当に戌年に災害が多いのかは、その他の年に起きた災害と数を比較しないと、なんともいえませんね。
そういえば、昨年末にFacebookで流れてきたソフトバンクの広告で、「来年は、いぬ年」とあったので、思わず「去ぬ年?」と思ってしまった。
「去ぬ」(いぬ)には、「世を去る」という意味もありますね。
キリスト教でもイスラム教文化圏でも、犬というのはどういうわけか、忌み嫌われる存在となっている。
そのせいかどうか知らないけれど、昔ジャワ島で働いていた時も、犬は邪険にされてましたね。
だからといって、その戌年に災害が多く起きるとは限らない。
戌年に大地震は多く起きているか?
そこで、私の専門である「地震」に的を絞って、戌年は災害が多いかどうか見てみましょう。
昨年は酉年で、しかも60年に一度の丁酉で、大きな災害が多い年とされています。
でも、大地震に関しては、大きな被害地震は起きなかった。
詳細は、大晦日の下記の記事で振り返っています。
www.tankyu3.com
1900年以降の大地震の統計
上記の記事で扱ったデータでは、1900年以降に発生したM7.0以上の大地震を扱っていて、その総数は以下のとおりです。
◎世界全体:1350回 平均112回
◎日本全体:119回 平均10回
これを干支年ごとに集計すると、以下のようになる。
>>干支:世界 日本
子年:107回 10回
丑年:110回 08回
寅年:125回 13回◎
卯年:122回 13回◎
辰年:108回 10回
巳年:118回 04回●
午年:110回 04回●
未年:128回◎ 11回
申年:112回 12回
酉年:098回 12回
戌年:090回● 08回
亥年:126回 13回◎
(◎:最多、●:最小)