【地震】択捉島でM5.5最大震度2、千葉県北西部でM3.8最大震度2～千島海溝巨大地震と首都直下地震のこと

今日3/5 4時52分に、択捉島（えとろふとう）でM5.5、最大震度2の地震が起きた。
また千葉県北西部では、15:31にM3.8、最大震度2の地震が起きた。
いずれも、今後に大きな地震が懸念されるところなので、そのことも含めて紹介したい。

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択捉島でM5.5

この震源は、千島海溝にあたるところだ。

発生時刻：2018年3月5日 4時52分頃
震源地：択捉島南東沖
最大震度：震度2
緯度：北緯 44.9度
経度：東経 149.3度
震源：マグニチュード M5.5
深さ：約90km

千島海溝では、400年周期の巨大地震が起きることが予想されている。
過去1900年以降のM7.0以上の地震の震源マップを以下に示す。

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上記のように、択捉島の南沖だけでも、海の色を埋め尽くすほど大地震が多く起きていた。
たとえば今日の震源の東30kmほどでは、1978年にM7.5、南50kmほどでは、1958年にM8.3の巨大地震が発生していた。

千島海溝の巨大地震

下記の1年前の記事で書いたが、千島海溝では、M9クラスの巨大地震も想定されている。
www.tankyu3.com

また、下記のマップにあるように、今日地震が起きた色丹島と択捉島沖のエリアでは、今後30年の間にM7.7～M8.5の地震が発生する確率が60%あるとされている。
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今日起きた地震はM5.5だが、これがM8.5となると、マグニチュードは対数的表現なので、Mが1上がると32倍、2上がると約1000倍もエネルギーが違ってくるのだ。

前述の大地震マッピング地図を見ると、今日の震源は空白域的に過去115年くらいで大地震が起きていない。
そういう意味でも、今後注意すべきところの一つだろう。

千葉県北西部M3.8

次は、15:31に起きた千葉県北西部M3.8の内陸地震。

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発生時刻：2018年3月5日 15時31分頃
震源地：千葉県北西部
最大震度：震度2
緯度：北緯 35.6度
経度：東経 140.2度
震源：マグニチュード M3.8
深さ：約80km

まったく騒ぐほどのない規模の地震だが、取り上げるには訳がある。
まず、下記のGoogle Earthのマップにあるように、20km弱の近場で1956年にM7.5の直下型地震が起きていたからだ。

房総半島の直下型地震

それだけではない。
5年前にダウジングで、「関東で大きな地震があるところは？」と地震予測を行ったところ、今日の震源の南50kmほどのところでペンデュラムが振れた。
上記マップで、その地点を示している。

【ダウジング】2013/03/28 23:30（1）将来被害が出る大きな地震は？→紀伊半島南沖、北緯32度45分、東経135度40分時期→2014年（2）関東で大きな地震があるところは？房総半島南部・鹿野山の東麓千葉県君津市清和市場清和市場時期→2016年
Noya Momose 百瀬直也さん (@noya_momose) 2013年3月28日

※(2)はダウジング実施直後の3/29 0:48に千葉県東方沖M4.2発震があったが、それに対応か？

下記のマップでダウジングポイントを示している。
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最近ずっと、フィリピン海スラブ（プレートが沈み込んだところ）が気になっているわけだが、今日の2つの地震は、東側の太平洋プレートの押しに関連した地震であるようだ。
房総半島は太平洋／フィリピン海の両プレートがオホーツクプレートの下に沈み込んでいるわけだが、震源の深さ約80kmというと、一番下の太平洋プレートが沈み込むあたりが震源となったようだ。

というわけで、このダウジングが全くのハズレ（時効）であればそれで済むのだが、もしそうではない場合は、今後の大地震が気になってくるところだ。

1703年12月31日に起きた元禄地震（元禄関東地震、M8.1〜8.2、犠牲者6,700人）も、房総半島南部かその東沖あたりが震源だったといわれる。
もっとも、このあたりが震源となる「元禄型関東地震」（M7.9 - 8.6）の今後30年間の発生確率は、2014年時点では「ほぼ0%」となっている。

本当にそうならば、そう警戒する必要はないことになるが、さてどうなるか。
やはり、むしろ今日の震源あたりが、将来的に、より注意が必要なところかもしれない。