探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

地震前兆・超常現象研究家の百瀬直也が地震予知・災害・防災・予言などを探求するWeb/ブログ(はてな旧サイト)




【気象】ラニーニャ現象終息+暖水塊が釧路沖で発生~大地震の確率が上がるか?


f:id:nmomose:20180611231432p:plain


今日6月11日、気象庁は、昨年秋に発生したラニーニャ現象が今春に終息したとみられると発表した。
今後は平常の状態がしばらく続き、今秋にエルニーニョ現象が発生する可能性は50%という。
いずれの危険も世界的な異常気象を引き起こし、また大地震発生の可能性とも関係あるかもしれない。
また、釧路沖では暖水塊が発生したので、そのことも併せて考えてみる。

ラニーニャ現象が終息

ラニーニャとは、南米ペルー沖で海面水温が平年より低い状態が1年程度続く現象のこと。
ラニーニャが発生すると、日本で猛暑、冬は厳冬になりやすい。


エルニーニョ現象は、逆にペルー沖の海面水温が高くなり、日本では冷夏、暖冬になりやすくなる。
今年の秋からは、これが始まる可能性が半々ぐらいという。


このことから、これから梅雨が明けて始まる夏も、猛暑になりそうだ。

ラニーニャ終息後に大地震?

…という説は、私がTOCANAで大拡散してしまったもの。
もちろん、あくまでも可能性としてだが、そういう傾向があるかもしれないということで紹介した。


そのことは、下記のブログ記事で書いている。
黒潮の大蛇行が終息後に大地震が起きるケースもあるということも併せて。
www.tankyu3.com


ちなみに、黒潮大蛇行は、まだしばらく終わりそうにない。
9月以降のいつかになるらしい。


大蛇行と大地震の結びつきは、あくまでも南海トラフ巨大地震だけと考えているけれど、それまでは安心だと言えるでしょう。

暖水塊が発生。

暖水塊(だんすいかい)というのは、高い海水温の塊だ。
これが、約1年ぶりに釧路沖に発生していることがわかった。


問題は、サンマがこの高温を嫌うとされていて、不漁になることが予測されていること。
昨年12月下旬に三陸沖にあったのが分裂して、5月上旬までに道東沖へ移動して、少しずつ発達しているという。
暖水塊は、通常2~5年のサイクルで発生・消滅する。


2010年2月~2017年8月の7年間続いた際には、サンマが暖水塊を避けて沖合を南下し、不漁となった。

地震との関係は?

現在発生している暖水塊は、釧路沖と東北沖の2つで、下記のマップにオレンジ色の線で書き入れてある。
各年の暖水塊も一緒に書き込んであって、ゴチャゴチャして見づらくてすみません。
いいかげんなフリーハンドなので、位置はあまり信用しないでください。

f:id:nmomose:20200716110800j:plain
 

十勝沖地震(2003年)

暖水塊と地震発生との関係は、あくまでも検討中で、なんともいえない。
たとえばの例として、2003年に暖水塊が発生した時に、十勝沖で巨大地震(2003/09/26 M8.0)が起きていた。


この年の暖水塊も上記のマップに書き入れていて、黄色の線で示しているが、東北沖と十勝沖の2つがあった。
暖水塊から震源までの距離は、150~200kmほどあった。
この高温が何らかの形で地震の発生と関連しているかどうかは、まだなんともいえない。

東日本大震災(2011年)

2010年2月からも、暖水塊ができていた。
翌年2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震(M9.1)と関係があるのか。
このときは暖水塊から震源まで500kmほどあるので、地震との関連は何ともいえないところだ。


今日は時間的に中途半端になってしまったが、後日また検討を続けることにしたい。


【参考】
http://archive.fo/5voA
プレスリリース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180611-00010001-doshin-hokheadlines.yahoo.co.jp
 


Copyright (C) 2004-2020 Naoya Momose - 百瀬直也. All Rights Reserved. Email