今年はまだ夏が始まったばかりなのに、全国的な猛暑が始まり、予報では少なくとも8月上旬までは続くという。
これは太平洋で起きていたラニーニャ現象の関係もあるわけだが、この現象の後で日本で大地震が起きやすいということは以前に紹介した通り。
では、猛暑の後に大地震が起きやすいということはあるのだろうか。
そのへんを再考してみたい。
【目次】
異常な猛暑~熱波としての災害
今朝のワイドスクランブルだったか、出演していた専門家が、この猛暑は「熱波」と呼ぶべきものといい、これは災害だという。
今年は、6月に大阪北部地震、7月に西日本豪雨、そして猛暑(熱波)と、すでに3つの大災害が続いて起きている。
これらはいずれも、昨秋に発生して今春まで続いたラニーニャ現象に関わるもののようだ。
一般的には、太平洋東部でラニーニャ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が上昇して、日本付近でも積乱雲の活動が活発になる。
このため、夏季は気温が高くなる傾向があり、また沖縄・奄美では南から湿った気流の影響を受けやすくなって降水量が多くなる傾向があるという。
このように、現在の猛暑は予め予想されていたものだった。
熱中症~タイではそう多くない理由
現在は、全国で熱中症患者が増えていて、7月に入って14人が亡くなっているという。
タイではどうなのかとサルちゃん(タイ人の妻)に聞くと、熱帯性気候の国にしてはそう多くないという。
彼女がいつも口にするのは、「東京は暑い」ということ。
バンコクの方がずっと暑いだろうと思う人が多いだろうが、東京は暑さの質が違うのだという。
それは、日本に来たタイ人の多くが口にすることだ。
都心はヒートアイランド現象もあって、数字で示される以上の暑さ・不快さがある。
タイ人は唐辛子など辛い食べ物が好きで、結果として体を冷やして、それが熱中症に効果があるのだろうか。
また、かき氷のようなデザートをよく食べたり、水浴を頻繁にするなど、暑さ対策は心得ている。
熱中症患者が思いの外少ないのも、このへんに理由があるのかもしれない。
体の冷やし方
よく、マクロビオティックなどをやっている人々は、体を冷やすことを目の敵にしたりする。
だが、それも時と場合によりけりで、健康のためには体を冷やした方が良いこともある。
ひとつの概念を杓子定規的にとらえてはいけないということだ。
インドネシアやタイなど熱帯の国々で快適に暮らすには、いかに体を冷やすかが重要になってくる。
たとえば、インドネシアでは1日3回も4回もマンディ(水浴び)をする。
タイ人も、最低2回はやるだろう。
私も最近の猛暑で、夜と朝にシャワーというか水浴を行う習慣がついてきた。
水浴の後で、体の一部は意図的に拭きすぎないようにする。
そうすると、更に体が冷えて気持ちよくなる。
インドネシア人などは、水槽にためた水を手桶で体に勢いよくかけるマンディをしたあとで、どうもバスタオルを使わないようだ。
水に濡れたままの方が体を冷やすし、気持ち良いからなのだろう。
もっとも、向こうの男性のほとんどはブリーフを愛用していて、蒸れないのかなと他人事ながら心配になってくる。
インドネシア人やタイ人が辛いものを好んで食べるのも、体を冷やす効果以外に、食欲を増進させる効果もあることは言うまでもない。
マンディについての詳しいことと熱帯夜を快適にすごす方法については、記事最後の参考欄の記事を参照してください。
「猛暑の後には巨大地震が起きる」?
2015年8月にTOCANAで、『【警告】「猛暑の後には巨大地震が起きる」「警戒レベルは最大」……今年は相当ヤバそうだ!!』と題した記事を執筆した。
猛暑の夏の後で大地震が起きる傾向にあることは、木村政昭・琉球大名誉教授などが唱えている説だ。
自分で書いておいてあれだが、あってもそれほど多くの事例があるわけではない。
だが、この記事で書いたように、過去の大地震の際にそのようなケースがあったことも事実だ。
猛暑というのは、大地震が起きる前の現象の一つとして捉えておいた方が良いだろう。
猛暑の後の大地震の例
以下に、いくつか例を挙げる。
1923年
1923年は、6・7月が寒かったが、8月はかなりの猛暑となった。
そして9月1日に、関東地震(大正関東地震、関東大震災、M7.9)が発生した。
1994年
1994年には、当時としては観測史上最高の猛暑となった(2010年に記録が破られるまで)。
そして、その夏から翌年冬にかけては、以下のように大地震が多く発生した。
1994年
・7月22日:日本海北部(M7.3)
・10月4日:北海道東方沖地震(M8.2)
・10月9日:北海道東方沖(M7.3)
・12月28日:三陸はるか沖地震(M7.6)
1995年
・1月7日:岩手県沖(M7.2)
・1月17日:兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災、M7.3)
上記のように、極めつけは阪神・淡路大震災だった。
半年ほどの間に、M7超の地震が6回も起きていた。
2010年
2010年は「観測史上最も暑い夏」と呼ばれ、北海道など東日本だけでなく、西日本でも記録的な猛暑となった。
この年は前年夏にエルニーニョ現象が始まって春に終わり、夏頃からラニーニャ現象が始まっていたことも原因だった。
そして、翌年2011年3月11日に、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災、Mw9.1)が発生した。
1994年と2010年、歴史に残る大地震が起きる前年に、「観測史上最も暑い夏」となったのは、果たして偶然だろうか。
即断はできないものの、さらなる研究を行う価値はあると思われる。
ラニーニャ現象の後の大地震
前述のように、太平洋東部の赤道付近の海域で、海水面の温度が通常よりも低くなる「ラニーニャ現象」が昨秋~今春にかけて起きていた。
私は今年6月にTOCANAで、『【緊急警告】夏の終わりまでに南海トラフ巨大地震発生か!? 「ラニーニャ現象」と「黒潮の大蛇行」終息は大地震の“合図”!』と題した記事を執筆した。
記事の骨子は、過去データを独自に調査したところ、ラニーニャ現象の終息直後に日本で大地震が頻発する可能性が高いことがわかったというもの。
この記事中でいくつかの事例を示したように、春にラニーニャ現象が終息した後で、夏~秋頃にかけて、主に日本の太平洋側でM7以上の地震が起きるケースが多い。
そして、記事が掲載された15日後の6/18に、大阪北部地震が起きてしまった。
ラニーニャ・猛暑・大地震の関係
以上をまとめると、現時点で考えていることは、「猛暑→大地震」というよりも、「ラニーニャ現象→猛暑→大地震」とつながるケースが多いのではないかということ。
この要因だけでなく、今年の残り期間は、さまざまな意味で国内で大きな地震に注意が必要だ。
その「さまざまな要因」については、後日まとめて紹介する予定だ(このブログで、とは限らない)。
【参考】
リシルさん
リシルさんが今日2018-07-19 19:35にブログを更新して、以下の通り書いている。
今日か明日震度5の揺れに御注意下さいね‼震源地多数在るので一ヵ所とは限りません。
ameblo.jp
また、スズさんは例のお父さんのことで大変なようで、しばらくはメールやメッセージを送るのを控えた方が良いかもしれません。

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