9/6未明に発生した北海道胆振東部地震の前に、多くのイルカ・クジラの座礁が起きていたことがわかったが、それらはすべて北海道南部・東部の南の海に面した地点だった。
また、珍しく亀が鳴くのを聞いた人が動画を提供してくれたので、過去のカメの前兆例も含めて、紹介する。
【目次】
クジラ・イルカの座礁
「ストランディングネットワーク北海道」というWebサイトがあり、クジラやイルカのストランディングの事例が集められている。
「ストランディング」(stranding)とは、イルカやクジラなどの海生哺乳類が、陸地に打ち揚げられたり、浅瀬や湾に迷い込んで身動きがとれない状態になること。
ここにある事例のうち、8月下旬以降の北海道のストランディング事例を見て、その発見場所を冒頭のマップに書き込んでみた。
すると、興味深い傾向が見えてきた。
冒頭で書いたように、それらはすべて北海道南部・東部の南の海に面した地点だったのだ。
そのマップを再度下記に示す。
ストランディング事例
以下に、その8例の概要をまとめる。
(1) 発見日時:2018年8月23日
場所:野付郡別海町本別海地先海岸
体長:211.0cm
鯨種:カマイルカ Lagenorhynchus obliquidens/SNH
(2) 発見日時:2018年8月27日8時00分
場所:根室市根室市花咲港外壁
体長:約5m
鯨種:種不明鯨類 Unidentified cetacean/SNH
(3) 発見日時:2018年8月29日
場所:様似郡様似町港町 海岸(太平洋)
体長:5.6m
鯨種:ハッブスオウギハクジラ Mesoplodon carlhubbsi/SNH
(4) 発見日時:2018年8月31日8時00分
場所:釧路市三津浦地先海岸
体長:510.0㎝
鯨種:ハッブスオウギハクジラ Mesoplodon carlhubbsi/SNH
(5) 発見日時:2018年9月2日11時00分
場所:様似郡様似町大通3丁目7番地先海岸
体長:2m弱
鯨種:スジイルカ Stenella coeruleoalba/SNH
(6) 発見日時:2018年9月3日8時00分
場所:室蘭市東町3丁目イタンキ浜
体長:2m弱
鯨種:種不明マイルカ科鯨類 Delphinidae sp./SNH
(7) 発見日時:2018年9月3日10時30分
体長:2m弱
鯨種:カマイルカ Lagenorhynchus obliquidens/SNH
(8) 発見日時:2018年9月4日9時45分
場所:様似郡様似町栄町地先海岸
体長:212.5㎝
鯨種:スジイルカ Stenella coeruleoalba/SNH
イルカ・クジラ座礁の傾向
これらのイルカ・クジラの座礁と、9/6の北海道胆振東部地震(M6.7)の発生とは、何か関係があるのだろうか。
イルカ・クジラの発見地点は、もっとも近いところでも50~60kmほど離れていた。
最遠の地点は、震源から120kmほど離れていた。
この8例のうち西側の5件を見ると、その中間地点あたりに胆振東部地震の震源がある。
ここで、疑問をもつ人がいるかもしれない。
「なぜ震源にもっと近いところでイルカ・クジラの座礁が見られなかったのか?」と。
だが、むしろこれはよくあるパターンのようだ。
地震前兆現象として発生する電磁波のために、イルカやクジラが持つ電気需要器官による方向感覚が狂わされる。
その時、本能的に電磁波なり電流が弱い方向へと移動した結果として、震源から離れた地点で発見されるのではないか。
地震前兆だった?
見つかった日時を見ると、もっとも古い例で地震の約2週間前の8/23、もっとも新しい例では2日前だった。
この2週間というのは、非常によく見られる地震前兆のタイムラグだ。
9月に入ってからの4例は、いずれも震源から60km以内の比較的近距離だったことも興味深い。
以上から、即断はできないものの、これまで調べてきた結果としては、これらの座礁例のほとんどは、9/6の北海道胆振東部地震の前兆だった可能性があると思われる。
亀が鳴いた!
次は、私が主宰するLINEグループ「防災三昧」メンバーで、神奈川県に住む人(Aさんとする)から提供された情報だ。
今朝から、飼っているカメが鳴き出したという。
そのカメは滅多に鳴かないが、6月18日の大阪北部地震の前に鳴いたという。
今朝Aさんが撮影した動画をグループに投稿してくれたので、それを承諾を得て編集して、YouTubeに投稿した。
その動画を、下記に埋め込んでおく。
カメの地震前兆事例
「カメの地震前兆?そんなものあるの?」と思われるかもしれない。
ところが、これが意外に多いようなのだ。
まず、この動画の最後で紹介した、もっともインパクトがありそうな例を。
1975年2月の中国・海城地震(M7.0)の時には、揺れの20分前に、ある人が飼っていたカメが暴れだし、水面に顔を出して鋭い鳴き声をあげた。
この場合は、今朝のAさん亀のように、鳴いたという点で稀なケースだ。
1978年1月14日の伊豆大島近海地震(M7.0)の際には、東伊豆稲取中学校からの報告で、1月に入ってから冬眠中なのに動き出したカメがいて、家族全員が気づいた。
亀に限らず、冬眠中のはずの動物が現れたというのはインパクトがある。
東日本大震災の前の私への報告もある。
東京に住む人だが、飼っているミドリガメが、3月11日の1週間前くらいから数日間、すごく暴れて水槽の外に出ようとした。
阪神・淡路大震災の事例
1995年1月17日の阪神・淡路大震災(M7.3)の報告をまとめた「前兆証言1519!」では、「爬虫類など」の分類のうち、34%がカメについての報告と、意外にも最も多い。
その中から、いくつか紹介する。
兵庫県三田市では、飼っていたアカミミガメ2匹が冬眠中だったが、地震前日に限って2匹とも砂から這い出して水の中を泳ぎ、ガラスに前脚をかけて盛んに引っ掻いていた。
地震発生以降は、また元の砂の中で冬眠を再開した。
大阪府豊中市でも、冬眠中だったカメが地震の前日に暴れていた。
兵庫県西宮市では、飼っていたクサガメが地震前日の昼間、冬眠から醒めて動き出し、2時間ほど暴れていた。
餌をやったが、食べなかった。
京都府では、飼っていた2匹のドロガメが冬眠状態だったが、地震当日の真夜中に急にガサゴソし始めたので、喧嘩しているのかと覗いてみると、興奮して相手に乗っかったりしていた。
亀の地震前兆行動
このように、カメというのは普段は行動が鈍いが、地震前兆については敏感なようだ。
ちなみに、ネコは洗顔行動をするが、これは地震の前によく見られるという。
カメもまた洗顔行動を示すが、いずれも地震の前に生じる電磁波が関係するようだ。
カメの事例はもっとあるので、いずれ「防災三昧」の『地震前兆百科』でページを作ろうと思う。
私の体感や前兆現象
今日は昼から外出していたが、ソフトバンクの電波状況が非常に悪かった。
屋内でもともと電波が届きにくいところもあったかもしれないが、よくアクセスする場所で、通常よりも明らかにWebの読み込みが遅かったりしていた。
前述のLINEグループでも、Wi-Fiが繋がりにくいなどの報告が相次いでいる。
もっとも、携帯電波はブロッキング現象などで説明できるかもしれないが、Wi-Fiの場合は必ずしも同様とは限らずに色々な要因があるので、慎重に考える必要がある。
ところで、今日は田無へ行っていて、LIVINという駅前のビルで、2回ほど静電気でビリビリっときた。
1回はタッチ式自動ドアを触った瞬間で、もう2回はどこでだか忘れた。
以前にも地震の前にそういうことがあったと思うが、夏場にそういうことがあったのは初めてかもしれない。
私はもともと「静電気体質」で、霊感がある人には結構見られるようだが、関連のほどは定かではない。
静電気現象と地震との関係も、慎重に考える必要があり、現時点ではそういうことがある可能性を考えてみても良いかもしれない…ぐらいの遠回しでしか言えない。
私の体感としては、頭痛はしばらく治まっているが、今日は午後からセミ鳴きの耳鳴りがかなり強く続いている。
大きめの地震に注意
どうも色々な情報が入ってきて、日本周辺のどこかで大きな地震が起きそうな気配がある。
今回紹介した神奈川県のカメも同様だが、あのカメさんはM6クラスならば大阪くらいでも前兆を捉えるようで、場所の特定は難しい。
9/10(月)3:01には新月となり、スーパームーンなどの特殊なケースではないが、リング・オブ・ファイアでM6超の大地震が多発しているので、気をつけましょう。
9/06胆振東部(M6.7)→9/6フィジー諸島(M7.9)→9/07エクアドル(M6.2)と来て、そうなると環太平洋「時計回り」ではなく「反時計回り」?
胆振東部も新月トリガーの影響だったかもしれず、そうなると他の地域でも大きめがあるかもしれず、また北海道のこれからの「本震」の可能性も忘れずにいたいものです。
【参考】
停電時にないと困るものたち。

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