昨日に続いてラドンガス濃度測定の話だが、今日からYouTube Liveで測定値が表示されるようになり、早々に茨城県南部の地震の前兆を捉えていたかもしれない。
また過去にラドンガス濃度上昇と地震発生の相関関係が顕著と思われる例も紹介する。
YouTube Live開始
先日ラドン濃度測定器を購入し、測定値をライブカメラで配信しようと思い立ってネットワークカメラも購入してYouTube Liveで配信開始したことまでは、昨日の記事で書いた通り。
これを読まないと事情がよくわからないと思われるので、まだの方は下記の記事を読んでみてください。
一昨日ラドンガス測定器を隣の部屋に移動したために、メモリクリアしたので48時間程度たたないと値が表示されない。
今日それを待っていて、今朝9時すぎに表示された。
下記のInstagram投稿で紹介した通り。
【ラドンガス測定】YouTubeで今朝から測定値の表示が始まった。9時時点で23 Bq/m3で、13時現在は22。設置部屋を移動して、この値が高いのか低いのか不明。今出先だが、不在時や就寝時は見逃してしまうのでライブ配信が正解。#ラドン濃度 #ラドン測定器 #地震予知 #地震前兆 #地震予測 #LINE
茨城県南部M4.0
このように、23Bq/m3という値が、高いのか低いのかはさっぱりわからなかった。
ラドンガス測定器は非常にデリケートなもので、さまざまな環境要因で測定値がかなり変わるものらしい。
その後、毎時定時にPCのアラームを鳴らして、測定を忘れないようにして観察しているうちに、12:46に茨城県南部でM4.0、最大震度3の地震が発生した。
発生時刻:2019年06月08日 12時46分頃
震源地:茨城県南部
最大震度:震度3
緯度:北緯 36.2度
経度:東経 140.0度
震源:マグニチュード M4.0
深さ:約50km
最新のグラフ
上記の地震は、茨城県南部という近場の内陸地震であることを考えると、ラドン濃度が影響していても良さそうだが、この時にはまだ初期値の23から変わっていなかった。
もしかすると、それ以前から測定していれば、もっと高い値から下降していた途中だったのかもしれない。
その後に現時点(6/8 22:45)のグラフが下記の通り。
このように、微妙にだんだん下がってきている。
ちなみに、6/5までの測定器移動以前のデータは、忘れてください。
下降してきたということは、やはり表示開始の前は下降していた可能性があるだろう。
そして更に下降してきたということは、関東近辺で対応する地震が起きる前なのかもしれない。
【追記】23時に更に下がって値が20になった。
十勝地方南部M6.5
ここで、最近のラドン濃度上昇→下降に対応して地震が起きた例を紹介する。
もちろん私の測定器のデータではなく、定番「大気ラドン濃度グラフ集」サイトのデータを利用する。
まずは、時系列に古いものから見ていく。
下記は、2013/01/15~02/15の札幌観測点のグラフだ。
ここで、1/26あたりから上昇が始まり、2/2にピークに達した。
そして下降を始めた2/2 23:17に、北海道十勝地方南部でM6.5、最大震度5の地震が発生した。
この場合はピークから下降を始めた直後に地震が起きたが、そのくらいのタイミングで揺れることもあるという例だ。
福島県沖M7.4
次に、2016年11月の市川観測点のグラフを下記に示す。
11/14頃から上昇を始めて、11/15と11/18頃に2回ピークを迎えた後で下降し始めた。
そして11月22日5:59に福島県沖でM7.4、最大震度5弱の地震が起きた。
仙台港では144 cmの津波を観測した。
この場合は、下降してしばらくしてから地震が起きたが、その後に近場で2回ほど地震があったので、その影響もあったのだろう。
2019年1月市川
次は、今年1月の市川のグラフを以下に示す。
これを見ると、元日頃からゆっくりと上昇を始めて1/7にピークを過ぎた直後の1/8 1:35に千葉県南部でM4.1、最大震度2の地震が起きた。
その後1/11にまた上昇を始め、下降が終わりかけた1/14 13:23に茨城県南部でM4.9、最大震度4の地震が起きた。
1/17にまた上昇し、下降した1/18 21:46に茨城県南部でM5.3、最大震度3の地震が起きた。
1/20にも上昇を始め、1/25にピークを過ぎた後の1/29 12:42に千葉県東方沖でM5.2、最大震度2の地震が発生した。
以上だが、千葉県や茨城県では地震が多く、判断が難しいことも多いが、この月の場合はわかりやすい方だっただろう。
2019年2月市川
最後にもう一つ、市川の例を。
下記は、上記の翌月2019年2月のグラフだ。
まず、月初から下降した後の2/03 04:10に千葉県東方沖でM4.7、最大震度2の地震が起きた。
次に、これはちょっと不確かだが、2/12 21:34にマリアナ諸島でM6.5の地震が起きた。
2/8から上昇して2/10にピークを過ぎて下降中に起きたが、この場合は半端なく遠いので、M6クラスだとしても、前兆ではないかもしれない。
このあたりは、同様の遠方の大地震の例をより多く調べないと何とも言えない。
2/22からまた緩やかに上昇を始め、2/26にピークを過ぎた日の夜21:20に千葉県東方沖でM4.2、最大震度1の地震が起きた。
このように、市川ではグラフがきれいに出ることが多く、奈良や大阪東部のようにカクカクしたグラフではないので、地震との対応が推測しやすい。
ラドン濃度測定の重要性
こうして見てきて例を示して説明したので、ある程度の傾向はわかってもらえただろう。
あくまでも自分なりの解釈でだが。
このように、大気中のラドン濃度測定は非常に重要なものであり、もっと日本の各地で測定器を設置して観測・公開をしてくれる人が増えてくるのを願っている。
たとえ測定器を持っていても、TwitterなどSNSで日々の値を発表するだけでグラフで示さないと、なかなか傾向がわからないものだ。
その意味でも、YouTube Liveで公開して正解だっただろう。
普通のライブカメラでは、過去にさかのぼってデータを見ることができない。
YouTubeでは、それが簡単にできる。
上記のように、測定器の脇に時計を置いたが、これはYouTubeで遡る時に簡単に求める時間がわかるようにだ。
そして、このために買った電波時計なので、宏観異常現象としての電波時計の狂いも同時にチェックすることができる。
ばけたんと磁石落下装置は、YouTubeで公開するのは余計だったかもしれず、あまりメリットがなさそうなのでやめるつもりだ。
YouTube Liveは下記にある。
ただし、一度配信を止めてしまって再開するとURLが変わってしまうので、ご注意を。
今日の前兆現象
ちび子の運動量は、今朝も少なかった。
【ハムスター】6/8朝、カウンター値:22。 @kokanranger 報告 #hamster #地震予知 #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター
そうすると他にあまりなさそうだが、Facebookで私が主宰するFBページ「防災三昧」を見ると、今日はTwitterの宏観レンジャー(@kokanranger)で報告が目立つ。
特に、ばけたん点滅の報告が多いようだ。
そういう意味でも、やっぱりばけたんはPCラックのモニターの上に戻そうと思う。
いくらYouTubeで記録しても、それを遡って探している余裕がないし。
ちなみに前述の「防災三昧」FBページは、私が最も力を入れているメディアであり、さまざまな情報が自動で集まるような仕掛けをしてある。
FBをやっている方は、フォローしてみてください。
今日中にラドン濃度は20まで下がったが、自分の頭痛などの体感も含めて、週明けまでに関東で強めに揺れる可能性があるので、注意してください。
【愛弥美】2年前、初めて38.5度の熱を出した後で。うちの子たちはとにかく風邪も病気もしないけれど、食べ物に気を付けてるのに加えて神仏のご加護も?2 years ago.#愛弥美