今日は「防災の日」だが、96年前の関東大震災級の再来のような首都直下地震が起こる確率はどのくらいなのだろうか。
また、大地震が東京を襲えば大パニックになるため、少しでも「心の準備」をするには、「烈震・激震」体験をすることを強くお勧めするということで、自身の体験を交えて紹介する。
- 防災の日
- 東京五輪開催前後に大地震で大パニック?
- 首都直下地震は「いつ起きてもおかしくない」
- 「烈震・激震体験」を体験する
- 超オススメ「震度7」などを事前に体験してみる
- 「震度7」を体験してみた
- 各地の防災館
- 首都直下地震の被害想定は妥当か?
- 今日の前兆現象
防災の日
一昨日から2日間、ブログをお休みしてすみませんでした。
釈迦の霊泉でネットが繋がりにくく仕事にならなかったので断念した。
今日は「防災の日」で、各地で防災訓練などの催しが行われたようだ。
ご承知の通り、1923年9月1日に関東地震(関東大震災)が起きたことにちなんで制定されたが、若い人は知らずに、先日テレビで「夏休みが終わってちょうど良い日だから」とか答えていた人がいた。
犠牲者・行方不明者10万5,385人という途方もない数字となった原因の一つには、火災による犠牲者が多かったことにあり、全犠牲者のうち9割ほどが火災によるものだった。
火災が多かったのは、地震の発生時刻が11時58分と、ちょうど昼食の支度に追われていた時間帯であるためで、地震により出火した家庭が多かった。
9月1日を「防災の日」に制定したのは、1960年のことだったが、東日本大震災以降に決められていれば、3月11日がそうなったかもしれない。
東京五輪開催前後に大地震で大パニック?
政府の地震調査研究推進本部は、首都直下地震について「今後30年以内に70%の確率で起こる」と分析するが、「五輪開催時に大地震が発生した場合」の被害については全くシミュレーションしていない。
ごく短い開催期間の間に大地震が起こる可能性は確率的に低いものの、開催前にでも首都圏を大きな地震が襲えば、そもそも地震というものを経験していない外国の選手や関係者は大パニックになるのではないか。
また、会場に配備されるスタッフの多くは素人のボランティアであり、それも大混乱が予想される一因となっている。
先日TOCANAの記事で執筆したように、「視える人」の中には、五輪開催前に大災害が起きてそれどころではなくなるとしている人が数名いた。
首都直下地震は「いつ起きてもおかしくない」
では、あと1年程度の間に首都直下地震あるいは関東地方で大地震が起こり首都が壊滅的な被害が出る可能性は、どれだけあるのか?
後藤忠徳、京都大学大学院工学研究科准教授は、「東洋経済ONLINE」で『「首都直下地震」はいつ起きてもおかしくない』と題した記事を執筆していて、以下のようなことを書いている。
元禄地震や関東大震災のタイプの地震の前には、M7クラスが何度か起きた。
関東大震災前の100年間に、南関東地方でM7程度の地震が7回も発生していた。
この100年間に南関東でM7クラスが7回起きたが、発生間隔からすると次がそろそろ起きてもおかしくない。
このような状況で、ある日突然に首都直下地震が起きても、「聞いてないよ」とか「想定外だった」とは誰も言えない。
では、われわれは事前に対処できることがあるだろうか。
「烈震・激震体験」を体験する
もちろん各家庭の防災対策などは重要だが、そういうことをいくら行っても、「まだ足りないよ」ということがある。
それは、「心の準備」の領域に入る。
部分的には「体の準備」とも言えるかもしれない。
それは、「烈震・激震体験」だ。
家族や子供たちと一緒に、「震度6弱」「震度6強」「震度7」といった強い地震を「体感」させることだ。
それは、各地にある防災館の「起震車」で体験できる。
これまで日本で、最大震度7を記録した地震は、14回ある。
これは、後になって「震度7相当」とされた地震も含めた数で、純粋な震度7だと6回ほどになる。
それらの地震を以下に示す。
1891年10月28日:濃尾地震、M8.0
1894年10月22日:庄内地震、M7.0
1896年08月31日:陸羽地震、M7.2
1914年03月15日:仙北地震、M7.1
1923年09月01日:関東地震、M7.9
1927年03月07日:北丹後地震、M7.3
1930年11月26日:北伊豆地震、M7.3
1943年09月10日:鳥取地震、M7.2
1945年01月13日:三河地震、M6.8
1948年06月28日:福井地震、M7.1
1995年01月17日:兵庫県南部地震、M7.3
2000年10月06日:鳥取県西部地震、M7.3
2004年10月23日:新潟県中越地震、M6.8
2011年03月11日:東北地方太平洋沖地震、M9.0
2016年04月14日:熊本地震(前震)、M6.5
2016年04月16日:熊本地震(本震)、M7.3
2018年09月06日」北海道胆振東部地震、M6.7
これらの地震で、「烈震」(震度5弱~6強)や「激震」(震度7)を体験した人は、言葉だけでなく、体でわかっているだろう。
ちなみに、震度と「烈震」「激震」などの対応は以下の通り。
超オススメ「震度7」などを事前に体験してみる
東京都民は、島しょ部を除き、この100年ほどで震度6強以上の地震を体験していない。
最大の地震は1923/9/1の関東大震災で震度6だった。
(まだ6弱、6強の区分けは無かった)
いきなり震度7に襲われるよりも、各地の防災館などにある「起震装置」で烈震を体験しておくと、未知のものへの恐怖心が減る。
心の持ち様が変わってくるのだ。
人間は、無知なるものに恐怖心を覚えるからであって、それを体験してしまえば、「無知」ではなくなる。
子供たちは、学校で地震発生時の対応の仕方などを教わる。
だが、いくら机の下に隠れても、それは「想定」であって実際の揺れが伴わないから、イマイチ実感がわかないという欠点がある。
「震度7」を体験してみた
我が家では、これまで2回ほど、「起震装置」(起震車)によって子供たちと一緒に震度6弱以上の地震を体験した。
ただし、「震度7」は、さすがに小さな子供では危険だということから、体験させてくれないようだ。
下記で紹介するように、私ひとりが震度7を体験した。
その時に撮影した動画をYouTubeで公開している。
起震装置を未体験な人たちは、これを見て参考になるだろう。
自分の体験から言えるのは、震度5強でも、つかまっても立っているのが困難になる。
震度7では、初めから立っていると危険だからと、机の下にもぐった状態で始まる。
それでも、両手で柱に捕まっていないと飛ばされる。
また、熊本地震を再現した起震装置では、一本調子の震度7よりも、強弱交った震度6弱の方が恐怖感がある。
この時、それまで笑顔を見せていた愛弥美から、笑顔が消えた。
下記のYouTube動画を見てください。
各地の防災館
このように、実際に震度6弱とか震度7を体験しておくと、こういう揺れにパニックになる可能性が少なくなるだろうし、実際にどういう対処をすれば良いかがわかってくる。
防災館(防災センター)は、都道府県レベルならば大体あるだろうと思う。
東京都では、中には23区・市レベルで防災館があるところも。
たとえば北区には東京都北区防災センター(地震の科学館)があり、起震装置があるようだ。
自分が住む地域に防災館があるかどうかは、Googleマップで「秋田県 防災館」などと検索してみると場所がわかる。
ただし、それらすべてで起震装置があるとは限らないかもしれないので、行く前に自分で調べてみると良いだろう。
首都直下地震の被害想定は妥当か?
東京都は、首都直下地震の被害想定で犠牲者を23000人と試算している。
だが、これは誰がどう考えても、少なすぎる数だろう。
この被害想定が2003年に出されたときに、関西大学社会安全学部の河田惠昭教授は、こう語った。
「いや、これはもう勘繰りでもなんでもなくてね。東京オリンピックに向かって国際的な不安を起こしたくない。そういう想定になっているんですよ」
とにかく、放射能、猛暑、首都直下地震、なんでもネガティブ要因があれば隠しましょうというわけだ。
たとえば東京ドームや渋谷駅や地下街でどのくらいの犠牲者が出るかということは、具体的な試算がなされていない。
それで2万3千人といっても、大うそつき以外の何物でもない。
なので、23区内、特に地盤が弱い東側に住んでいる方々は、それなりの覚悟が必要だ。
また、住宅が密集しているという点では、どこもそう変わりはない。
首都直下地震の被害想定がどれだけ抜け穴だらけかは、ちょっと古くなるが下記の週刊現代の記事が参考になる。
ちなみに私は、今後ユーチューバーとしても活動したいと思っていて、着々と準備を進めている。
YouTubeで収益を得る条件として、チャンネル登録者数1000人以上はクリアしていて、あとは1年間の総再生時間4000時間が今は3400回位なので、あと少しといったところ。
あくまでもブロガーの傍らで行うもので、ユーチューバーに鞍替えするつもりはないが。
私のYouTubeチャンネルは、こちら。
www.youtube.com
今日の前兆現象
ちび子の運動量は、昨日と今日の合算分。
2日分としても非常に多い値なので、要注意だ。
また、夕方に群馬県から東京に帰ってきたら、セミ鳴きの耳鳴りが非常に強いことに気が付いた。
ラドン濃度は、下記のように2日分ぐらい測定できずに抜けがあるので、上昇してからまた下降を始めたのかどうか、わからない。
市川観測点を見ると、やはり下降中なので、関東あたり揺れそうだ。
※釈迦の霊泉の滞在記は、今日または明日このブログで書くかもしれません。

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