台風19号が上陸間近という今日12日18時22分に、千葉県南東沖で「まさか」と思われるようなM5.7、最大震度4の地震が起きた。
だが、実際は「まさか」ではなく、様々な前兆現象があったために、ある意味で「想定内」だったことを紹介する。
千葉県南東沖M5.7
今日の夜18:22に、突然にiPhoneの緊急地震速報が鳴った。
1秒と違わずに揺れて、同じ部屋にいた2人の子供たちは、ゲームをやめて即座に頭に物を被せて身を守った。
さすがに小学2年生と幼稚園の年長組、地震発生時の動作を良く教わっているようだ。
地震の詳細は以下の通り。
発生時刻：2019年10月12日 18時22分頃
震源地：千葉県南東沖
最大震度：震度4
緯度：北緯 34.7度
経度：東経 140.7度
震源：マグニチュード M5.7
深さ：約80km
ここ小平市は震度2だった。
台風が来る前に、予想進路近くで地震が起きることが目立つように思うが、これはまだはっきりと言える可能性ではなく、要検討の課題としておく。
「まさか」と「想定内」の地震
冒頭で書いたように、地震が起きた時には「まさか」の想いと共に、「想定内」の想いもあった。
「まさか」というのは、この2日間に書いたように、大きな台風と強めの地震は同時には来ないという前提があるからだ。
だが、正確には台風19号が18時前に伊豆半島に上陸する直前だった。
「想定内」の方は、これから一つずつ説明するように、各種の前兆現象があり、今朝茨城県沖でM2.9の小さな地震があった際に、これだけでは終わらないかもしれないという想いもあったためだ。
頭痛体感
まず、私はかなり以前から、地震の前に頭痛があり、ほとんど誰もそういうことを言っていない頃から、その相関関係の可能性を考えていた。
その後に、経験を積んで、「3～4日ルール」と名付けた法則に行きついた。
もっとも、今思うと、あまりセンスの良いネーミングではないと思うが。
要は、関東近辺で地震が起きるに先立って、平均して3～4日前に強めの頭痛が起きることが多いのだ。
もっとも、その多くでは、「頭痛ーる」アプリで「警戒」などが出ている間に、そのような「体感」がある。
つまり、低気圧の接近中に一部の人々が頭痛に悩まされるという「気象病」の症状が出るタイミングが、あらかじめわかる。
もっとも、自分の今までの経験では、「地震前兆」と「低気圧接近」が重なった時に、強い頭痛となるのではないかと推測している。
頭痛ーるの方で、もっとも強い「警戒」期間に入っても、地震前兆がなければ頭痛にならないのではないかと。
入院中に酷い頭痛
10/7に大腸ポリープ（一部癌化）を内視鏡の電気メス（ESD）で切除したが、その翌日の10/8に、酷い頭痛と嘔吐があった。
担当医師によれば、ポリープ切除の後で吐くなど、聞いたことがないと言い、原因不明だった。
その先生は、自分も低気圧接近時に頭痛があると言っていて、いわゆる「気象病」にも理解がある。
そのため、低気圧によるものと、術後で身体が弱っているために強く出たのではないかと言っていた。
だが、先ほどの地震が起きてから、ちょうど4日後に強い地震が起きた。
つまり、私の「3～4日ルール」に見事に適応する体感だったのだ。
べつに嬉しいわけはないが、妙に納得した。
震源の千葉県南東沖からここ小平市までは、160～170kmほどの距離がある。
その近さでM5.7の規模の地震だから、吐き気を伴う強い頭痛の体感があったのも頷ける。
また前日から手術＋絶食＋酷い下痢で体が弱っていたから、より強い体感となったのかもしれない。
閉塞を伴う耳鳴り
また、今日は午前中に、閉塞を伴う強い耳鳴りがあった。
【体感】10/12 9:58、右耳閉塞→ピー音の耳鳴り→金属音的耳鳴りが続く。明日までに関東近辺で地震が起きるパターン。#体感 #耳鳴り #地震予知 #地震前兆 #地震予測 #LINE
「閉塞」というのは、文字通り、片耳が突然に閉じたようになって、一瞬耳が聞こえなくなること。
ちょうど飛行機に乗っていて、気圧変化で圧迫感があるのに近い。
その閉塞に続いて、ピーまたはキーン音の耳鳴りが続く。
これが起きると、経験上だいたい2日以内くらいに関東近辺で強めの地震、または茨城や埼玉の近場の内陸だと小規模の地震の場合もあるが、9割がたは揺れる。
自分が、かなり正確な地震予知マシンになったかのように思えてくる。
ずーっと垂れ流し的に鳴っている耳鳴りよりも、こちらの方が地震発生の確度が上がるわけだ。
ハムスター運動量
また、昨日・今日と、ジャンガリアンハムスターのちび子（メス、1歳2カ月）の運動量が以上に多くなっていた。
こちらが昨日の朝で、11065回。
こちらが今朝で、11772回。
【ハムスター】10/12朝、カウンター値：11772。強い風のためかも。 @kokanranger 報告 #hamster #地震予知 #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター
2日続けて1万回を超えることは滅多にないが、上に書いたように、外で強い風が吹いていたため、そのストレスで走り回っていたのかもしれないとも思っていた。
だが、やはり日本有数の「地震予知ハムスター」、お仕事ご苦労さん。
ハムスターの地震予知を検証するには？
ちなみに、ハムスターを飼って同じような検証をやりたいという人がいても、難しさがある。
うちで買ったように、回し車とカウンター付きのケージは、このマルカンの製品しか日本には（世界では？）存在しないからだ。
また、このような正確なハムスターの地震予知は、ジャンガリアンハムスター以外の種類でもやってくれるかどうかは定かではない。
私は今まで、先代のメスのしろ子と今のちび子と、ジャンガリアンハムスターのメスを2匹以外はハムを飼ったことがなく、ゴールデンや他のドワーフ（小型）ハムスターが同様の才能があるかどうかは、わからない。
ジャンガリアンのメスを飼って、うちと同じマルカンの「2階でくるくる」というケージを買えば、可能性はあるかもしれない。
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もっとも、ここ小平市のように頻繁に地震が起きる南関東のような土地でないと、なかなか前兆現象を捉える機会は少ないかもしれないが。
遥梛のぐずり？
今日は、生後3カ月の遥梛（はるな、♀）が、やたらにぐずっていた。
果たして赤ちゃんも、「体感」するものだろうか。
赤ちゃんも動物も、たとえ頭痛や耳鳴りに悩まされていたとしても、それを訴える言葉を持たない。
そのため、赤ちゃんがぐずることが地震前兆と関係あるかどうかの検証は、難しいだろう。
今日の場合、ぐずるのは地震以前に、これだけ外が台風の風でうるさければ寝るに寝られず、機嫌が悪いという要因もあるだろう。
イオノグラム
下記のイオノグラムのデータは、今日14:30時点のもの。
揺れる4時間ほど前のものだが、国分寺（右上）の上空3000m前後で赤くなっていて、強いデータを示している。
イオノグラムとは、電波を使った通信やGPS測位精度に影響を与える大気中の電離圏擾乱の監視のためのものだ。
東日本大震災の際にも、5～6日前に電離層の乱れという「明瞭な前兆」があったという。
下記は、さきほどの地震の1時間ほど後のデータ。
これを見ると、国分寺がまだ強く出ていて、また揺れるのかな？
それとも、1時間前の地震の名残？？
様子を伺うことにしたい。
だが、上記を見ると他の3観測点でも強いデータとなっていて、そうなると地震以外の要因なのかもしれない。
今回これだけ前兆が出揃って思ったのは、このように前兆が揃っている時に「発震スタンバイ」（待機状態）であることをWeb上で示せるシステムができないものかと。
まあ元SEだから、そう悩まなくても作れそうだ。
ちょっと考えてみたい。
これを書き終えようとしている今は20時半。
そろそろ小平市あたりに最接近しようとしているところで、外の風の音が強い。
特別警戒が出ているが、屋根さえ飛ばされなければなんとかなるだろう。
台風通過後は大きな地震が起こりがちだといわれているが、地震の方も注意したいところだ。
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