探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

地震前兆・超常現象研究家の百瀬直也が地震予知・災害・防災・予言などを探求するWeb/ブログ(はてな旧サイト)




【火山】薩摩硫黄島の噴火は1億人の命を奪う「破局噴火」の前兆か?噴火の兆候~巨大地震の可能性も


f:id:nmomose:20191106203510j:plain

11/2の薩摩硫黄島の噴火を受けて、私が執筆した記事が今日のトカナに掲載されたが、4年前に記事を書いた時点よりも同火山を含む鬼界カルデラがカルデラ噴火を起こす可能性が高まっていることはこのブログではまだ書いていなかったので、それを含めて紹介する。
TOCANAで書かなかった、日本の将来にとって非常に重要なことも追記する。



「世界一危険な火山」の報道がないのは?

2日に薩摩硫黄島が噴火した後で、この火山がかつて「世界一危険な火山」に選定されたことは、他のメディアでは一切紹介されていない。
このことについては、あまり穿った見方はしたくなく、単に不勉強なだけなのかもしれないが。

では、「破局噴火」の用語を使っている報道記事はあるかと調べると、これもない。

それでは、「カルデラ噴火」は?
これもないが、「カルデラ」の用語は、7300年前に国内最大規模の大噴火を起こした鬼界カルデラの一部だということを紹介した記事はある。

必ずしも「トカナ的」ではない

TOCANAの場合は、私が緊急でネタ出しした際に、担当編集者がこれは「トカナ的」だと判断して即OKしたのかもしれない。

たしかに、通常の噴火を起こしたくらいで、九州全滅や日本滅亡となるカルデラ噴火あるは破局噴火が起きる可能性は、そう高くない。
それでも、「今後100年間に1%」の発生確率を低く見すぎては後で大変なことになることも確かだ。

過去に平均して6700年に一度(火山学者によって7000年~1万年と多少異なる)の頻度で起きていたカルデラ噴火が、過去7300年間にわたり起きていない現状がある。
そのため、次は「いつ起きてもおかしくない」と火山学者が語るのは全く誇張ではない。

TOCANAの記事

今日掲載されたTOCANAの記事は、『【緊急】薩摩硫黄島の噴火は日本滅亡の始まりか!? 1億人「瞬殺」破局噴火の前兆… 「世界一危険な火山」に異変?』と題したもの。

いつものように、記事タイトルは私が付けたものではない。

薩摩硫黄島の噴火については、11/2に噴火した日にこのブログで書いたが、この時にはまだ、トカナで書いた重要なことには触れていなかった。

それについては、あとで説明する。

とりあえず、下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
前述の重要なことを書いているので、4日前のブログ記事を読んだ方でも、読む価値は十分あると思います。

破局噴火の危険性が増したと思われる理由

上記のTOCANAの記事で書いたように、4年前2015年の記事を執筆した時点でも、薩摩硫黄島は「世界一危険な火山10」の1位に選定されていた。
だが、その後にこの火山の大規模噴火の危険性が増す要因が増えた。
それは、以下の2つの点だ。

世界最大級の溶岩ドーム

2018年5月、カルデラ噴火研究の第一人者・神戸大海洋底探査センター長・巽好幸(たつみ よしゆき)氏は、同大学の海洋調査船・深江丸が鬼界カルデラ全域で詳細にわたる海底地形探査を実施した結果を発表した。
それによると、カルデラ内に東西22km、南北19kmの世界最大級となる溶岩ドーム構造が形成されているという。

このドームは日本屈指の活火山である桜島の約10倍という早さで成長している。
そして、約7300年前に超巨大噴火が発生した際にマグマが全て噴出し、代わりに新しいマグマが地下深くからどんどん噴出している。

このため、巽氏は「このカルデラでは、すでに次の巨大カルデラ噴火の準備過程に入ったと言えるだろう」とまで語っている。

口永良部島の噴火

2つ目は、今年1月には鹿児島県・口永良部島の新岳が噴火したことに関連する。
この火山のすぐ北東の海底に鬼界カルデラが位置するため、カルデラ噴火につながる可能性を懸念する声が上がった。

だが、火山学者の高橋正樹・日本大学文理学部地球科学科教授は、口永良部島の噴火と鬼界カルデラに直接の関係はないと語った。
さらに、「やはり予兆があるとすれば、鬼界カルデラの一部である薩摩硫黄島の火山活動に現れるでしょう」と述べた。

それから10カ月後に、薩摩硫黄島が噴火するとは高橋氏も思っていなかったかもしれない。
これによって、カルデラ噴火の「予兆」となる条件が整ったというわけだ。

破局噴火の予兆はある

このように、世界一危険な火山に噴火の「予兆」が現れたことは、決して軽視できないことだ。

火山学者らの最新の調査によれば、鬼界カルデラの巨大噴火の前兆としては、たとえば群発地震もあり得るという。
鬼界カルデラの最後の破局噴火に伴って、その前後に大地震と津波も発生したという。

その痕跡は、屋久島、種子島、口永良部島に地割れなどとして残っている。
巨大カルデラ噴火(破局噴火)は、全く何の前触れもなく起こるのではなく、さまざまな火山活動に見られる前兆が見られるだろうという。

7300年前の鬼界カルデラの巨大噴火では、下記の図のような範囲で火山灰が降り積もった。

f:id:nmomose:20191106205400j:plain


西日本では20~30cmの降灰で、縄文文化は壊滅的になった。
次に起こり得るという1億2千万人が犠牲になるというのは、どこと特定されていないが、それ以上の広範囲の被害が出るという想定だろう。

鬼界カルデラは、現状では7300年前の巨大噴火の前と共通する現象も見られるが、実際にどのくらい噴火が近いのかは、まだはっきりと言える段階ではないようだ。
日本が終わりになる前に、一刻も早い研究の進展が望まれるところだ。


【参考】
https://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/nenpo/no53/ronbunB/a53b0p31.pdf

今日の前兆現象

ちび子の運動量は、以下の通り少ない。

https://www.instagram.com/p/B4gL4TJAQRh/
【ハムスター】11/6朝、カウンター値:555。 @kokanranger 報告 #hamster #地震予知 #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンリアンハムスター

今日は頭痛体感があった。

https://www.instagram.com/p/B4g1ajRg8K7/
【体感】久々の投稿…といっても投稿するまでもない軽い頭痛は昨日もあった。釈迦の霊泉に着いたら頭痛が強くなったようで、頭痛ーるでは正常。コーヒーを飲んだが収まりそうにない。#体感 #頭痛 #地震予知 #地震前兆 #地震予測 #LINE


今日2019年11月06日 20時11分、トカラ列島近海でM2.5、最大震度3の地震があった。
大したことがない規模だが、他に島根県や岐阜県飛騨地方などやグアム島付近のM5.1など、西日本のフィリピン海プレートの沈み込みで地震が多発しているので、今後も注意が必要だ。

f:id:nmomose:20191106212224j:plain


温泉ブロガー、11/8(金)まではこの宿で書いて、11/9は帰宅してから書く予定。
11/8は仏舎利塔の公開日で、神々の前でお祈りしてきます。

https://www.instagram.com/p/B4gW9Mfghqi/
これから3泊4日で奈女沢温泉(釈迦の霊泉)で湯治してきます。Going to the onsen in Gunma.#釈迦の霊泉 #奈女沢温泉


https://www.instagram.com/p/B4gyNCvgtST/
釈迦の霊泉なう。旅館の窓から。今年は紅葉🍁が遅いそう。昨日のブログで泊まりに来ると書いたら、先程来られたお客さんがそれを読んだと女将さんが言っていた。Ryokan at Minakami in Gunma now.#釈迦の霊泉 #奈女沢温泉 #みなかみ町


この投稿をInstagramで見る

【遥梛】おはよ。Mornin' #はるな #遥梛

百瀬直也(@noya_momose)がシェアした投稿 -



Copyright (C) 2004-2020 Naoya Momose - 百瀬直也. All Rights Reserved. Email