このところ北海道で見られたイルカのストランディング(座礁)が、近くで起きた地震の前兆だった可能性がいくつか見られるが、まだ対応する地震が起きていない事例も含めて紹介する。
2019/10/28:カマイルカ
まずは、10月にあったカマイルカのストランディング事例から。
その後に、対応すると思われる地震の情報も示す。
なお、イルカ漂着事例は、すべて「ストランディングネットワーク北海道」のサイトからのもので、対応するページ情報も示す。
2019/10/28:沙流郡日高町(太平洋) カマイルカ
→2019年11月06日 00時41分頃:十勝地方南部、M4.3、最大震度2
漂着地点と震源の位置がわかるように、上記に地図も添付しておく。
漂着地点から震源までは70kmほど。
地震の規模からすると、前兆事例としてあり得るだろう。
2019/11/16:ネズミイルカ
次の例は、先月に出現したイルカの例。
2019/11/16 21:11:根室市(太平洋)、ネズミイルカ
場所:根室市落石→2019年11月23日 21時58分:北海道東方沖、M5.6、最大震度3
両者の距離は、約130kmほどだ。
自分の経験からして、M5.6という地震の規模でこの距離は、十分にあり得る例だろう。
2019/11/22:カマイルカ
次は、これも11月の漂着事例。
・2019/11/22:標津郡標津町(北部、太平洋)、カマイルカ
→2019年11月23日 21時58分:北海道東方沖、M5.6、最大震度3
漂着地点から震源までの距離は、約170~180kmほど。
この事例も、前の事例より多少遠くなるが、前兆としてあり得るだろう。
2019/12/16:ネズミイルカ
最後は、まだ対応する地震が起きていないと思われる昨日のケース。
2019/12/16:稚内市(日本海) ネズミイルカ
場所:稚内市声問2丁目地先海岸
稚内市と聞いてハッとした人もいるだろうが、2019年12月12日01時09分に宗谷地方北部でM4.2、最大震度5弱の地震があった地点に非常に近い。
上記マップに震源を追記しておいたが、距離は50kmほどだろうか。
その4日後に再度ストランディングがあったということは、同じ地点のあたりでまた地震が起きる可能性があるのではないか。
起きるとしても、より大規模な内陸地震でなければ良いが、該当する地域の方は注意してください。
今日のまとめ
このように、「ストランディングネットワーク北海道」のサイト上で発表されるクジラ類のストランディングでは、もちろん全てではないが、付近で起きる地震の前兆現象だったと思われる事例が見られる。
このくらいの距離ならば、前兆現象としてあり得るとか、この例は距離がありすぎるので違うのではないかといった判断は、長年動物前兆現象を研究してきた経験から導きだすもので、これが正しいとは限らない。
しかし、前兆かどうかの判断は、現時点では、そのような経験によってでしかできないものだろう。
今日の前兆現象
今のまのところ、ばけたんのみ。
ばけたん点滅:
19時台:1回
21時台:1回
22時台:1回
上記で「今のところ」と書いたのは、この項は投稿後にあとで追記する場合もあるということ。
なお、ブログ記事を1日に何本投稿するかは、日によって異なる。
今日はこの3本目で終わりそうだが、その後に急きょ追加したりする場合もある。
一応ブロガーなので、基本は毎日1本は投稿するが、場合によっては今日のように2~3本投稿することもある。
なので、1本出たから今日は終わりとはならないかもしれないので、周知しておきます。