12日に沖縄本島で開かれた「防災・環境シンポジウム」では、沖縄では最大でM9.7の地震も想定されているとの研究者の発言も出たが、南海トラフ+琉球海溝の連動などでは確かにM9クラスはあり得るので、詳細を解説する。
「防災・環境シンポジウム」
昨日12月16日の『沖縄タイムス』の記事で、「普天間飛行場も陥没? 沖縄でM9.7の大地震の恐れ、専門家が指摘」というのがあった。
12月12日、琉球大学島嶼(しょ)防災研究センターは、沖縄県中頭郡西原町の琉球大学研究者交流施設50周年記念館で「第13回 防災・環境シンポジウム」を開いた。
そこで、研究者や専門家らが「琉球諸島における地盤問題とその対策」をテーマに講演した。
防災研究センター長の藍檀(あいだん)オメル教授は、南海トラフを入れた推計だとM9クラスの大きな地震が起きる可能性があると指摘した。
下地、石垣、宮古島などにある巨大な津波石からの算出では、最大でM9.7の地震も想定されるという。
沖縄で巨大地震?
沖縄で大地震といっても、大きな被害が出た大地震は少ないイメージがある。
たとえば沖縄本島近海でM7クラスの地震が起きても、犠牲者はなく負傷者だけだったりする。
いや、M7クラスでも、多くの犠牲者が出た大地震も過去にはあった。
たとえば1771年4月24日の八重山地震津波(M7.4)では、八重山列島と宮古列島の津波で1万2千人ほどの命が海に消えた。
たしかに、このような多くの犠牲者が出た大地震は多くはないが、それだけ沖縄の海は広いということもある。
だが、地震の規模がM8とかM9クラスの巨大地震になると、話は変わってくる。
南海トラフから琉球海溝までの連動巨大地震
一つの可能性としては、南海トラフ巨大地震が、琉球海溝まで連動するパターンだ。
南海トラフの南西端から続いている奄美群島沖の琉球海溝までの全長約千kmの断層が連動することにより、M9クラスの巨大地震となる。
この場合、震源域の全長はスマトラ島沖地震(2004年)に匹敵する。
M9クラスの連動型地震あるいはM9クラスの2つの超巨大地震が連動して発生する可能性がある。
このことは、名古屋大学の古本宗充名誉教授(固体地球惑星物理学)が指摘していることで、「報道ステーション」(テレビ朝日系、2012年6月21日)で「静岡から琉球海溝まで一連のものとして動く可能性が、まだ残っている」と語っている。
このことはSFの世界の話ではなく、想定された被災地に住む人々が実際に巨大地震・津波が起きてから「そんなこと聞いてなかったよ」とあの世で嘆いても遅いのだ。
郁代さんの「M9.8」は超巨大地震?
「そういえば…」と、ここまで書いて思い出したのが、災害などの予知夢をよく見る茨城県の郁代さん(仮名)が、2018年4月に男性の声で「9.8」と言われた夢。
地震のことに詳しい郁代さんが視た夢なので、これはM9.8の巨大地震が起こり得るということではないのか。
その時、郁代さんが私へのメールで、こう書いていた。
これが何の数字かは不明ですが、南海トラフ巨大地震で、東海・東南海・南海地震が日向灘まで連動、もしくは沖縄琉球海溝まで連動した場合、M9.8はあり得るようです
また群馬大学の早川由紀夫先生の噴火マグニチュードで見ると、過去最大の阿蘇カルデラ噴火がM8.4なので、噴火ではなく地震のマグニチュードかなと思っています
M10も起こり得る
今は地震の話なので、破局噴火の話は置いておくことに。
今まで世界で、M9.8の超巨大地震は起きたことがなかった。
だが、理論的にはM10でもあり得るとされている。
東北大学地震・噴火予知研究観測センターの松澤暢教授は、こう語る。
地球で起こる地震の最大規模は、理論上、M10程度になる。しかし、M10の地震が必ず起こるということではない。もし起こるとしても1万年に1回程度ではないか。
『週刊実話』、2017年3月16日号
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、千年に一度の巨大地震と言われた。
なので、一万年に一度と聞いても、「じゃ大丈夫だ」と思うのは早計かもしれない。
観測史上最大級の地震は、1960年チリ地震(Mw9.5)で、過去には地質調査でも、これを超える規模の地震が発生した証拠はない。
だが、最大Mw10程度の超巨大地震は起こり得るとする地震学者は複数名いる。
それが日本で起こるとすれば、その可能性がある地域の一つが、この記事で紹介した琉球海溝を含むエリアが動く超巨大地震だろう。
今日の前兆現象
今日の無人チャイムは、以下の通り。
11時台:1回
19時台:1回
私の体感では、今朝は軽い頭痛と強い耳鳴りがあった。
【体感】このフリー写真は通常は頭痛用だが、今はこうして耳を押さえたくなるほどセミ鳴きの耳鳴りが強い。狂いそうという表現を久々に使いたくなる。気象病では耳鳴りの症状もあるようだが、地震前兆との切り分けが難しい。あるいは両方か。#体感 #耳鳴り #地震予知 #地震前兆 #地震予測 #LINE @kokanranger 報告
これを書いている20時時点では、軽い頭痛は収まったが、セミ鳴きの強い耳鳴りは、強さがあまり変わらない。
耳鳴りというのは、頭痛と違って、物書きや研究などに没頭していると、まったく無かったかのように忘れられるものだ。
「耳鳴り?あ、そういえば、まだ強い」みたいな。
今日はまだ3本目の記事を書く時間はあるが、今日は病院へ行って12/22からの入院のことを聞いてきたので、その関係のことも考えなければならず、これで終わりになるかもしれない。
【動画】
遥梛ちゃんは双子座生まれだけど、あと3日くらいママが頑張れば蟹座になりました。
NHKスペシャル再放送「AIでよみがえる美空ひばり」を仕事をしながら横目で見ていて、ぞくぞく鳥肌が立った。AIが歌う新曲に、客席の天童よしみさんも泣いていた。ここまでできるんだ。#美空ひばり #aiでよみがえる美空ひばり