2万2千人以上の命が奪われた東日本大震災から明日で9年たつが、高層マンションに住むデメリットが非常に多いことがあまり知られていないのは、「メディアタブー」だからだということなどを訴えるため、TOCANAで執筆した記事が今日掲載されたので紹介する。
【東日本大震災から9年】特集第1弾
2011年3月11日の東日本大震災から明日で9年経つが、これを機に、TOCANAで関連記事を2本ほど書いた。
その第1弾が、さきほど掲載された。
題して『【3.11から9年】タワマンに住んではいけない! メディアが書かない“致命的リスク”を学者が指摘… 真の富裕層は住まない!』というもの。
「メディアが書かない」というのは、私が調べた限りでは確かにそうであるようだ。
高層マンションの購入や賃貸の居住を考えている人は、ぜひ読んでみると良いでしょう。
下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
その後に重要な補足をします。
東日本大震災の記憶~長周期地震動
まず、高層ビルの「長周期地震動」について。
私は9年前の今頃は、フリーのSEとして、墨田区両国の某携帯キャリアのビルで、何たらモードの開発に従事していた。
その時のことは、大震災発生の翌日に書いていた。
その20数階建てのビルの10階で、この地震の本震を体験した。
非常に長く、強い横揺れが続いていた。
54年間の人生(当時)で初めての体験だったが、地盤が弱いせいだけだと思っていた。
今では、トカナ記事で書いたように高層ビルは柔構造になっていてワザと揺れるように作っていることを知っている。
その揺れは10階程度だからそうでもなかったが、特に地震が多い関東では、乗り物酔いなどに弱い人にとっては住めない環境だろう。
帰宅困難や食料確保の難しさ
そこの作業用のPCでは、Webを見たりするのはセキュリティ上の理由でできなかった。
あの頃は、まだスマホなど無かったが、Webも何とか見れる携帯端末として、BlackBerryを愛用していた。
それで何とか情報収集はできるだろうと考えたのは、甘かった。
当日から翌日にかけて、全くネットが繋がらない状態だったので。
大震災当日は、22:00すぎまで、開発要員が待機をさせられていた。
携帯システムのサーバーがある場所で電源供給ができなくなり、そのビルのサーバーに切り替えが行われるための作業要員としてだった。
解放された後も、電車が止まっていて、帰宅ができない状態だった。
食料を確保しに、両国駅前のコンビニに行くと、弁当、おにぎり、パン類などの食料は全部売り切れ。
仕方なく、カップのお茶漬けやカップ麺などを買って食べた。
これはまだ、遠くで起きた巨大地震だったが、それでもこれだけ混乱するのだから、首都直下地震が起きたら東京はどうなってしまうのか。
原発の爆発
上記の翌日のブログ記事では、15:36頃に福島第一原子力発電所で、何らかの爆発が起きたと書いていた。
それ以前からずっと思っていたが、この災害多発国で原発など、あってはならないと強く感じた。
その6年ほど前の2005年頃に福島へ聖地巡礼したが、この原発の近くの神社仏閣で地震沈静の祈りをしていた。
その年になって、あまり聖地巡礼できなかったことを悔やんだ。
それ以前に、こういうことがあるとわかっていたら、もっと真剣に祈っただろうと。
当時の前兆としての体感
上記の記事では、東北地方太平洋沖地震の前兆かもしれないということを書いていた。
まず、以前から思っていたことだが、遠くの大きな地震の前兆として、「眠気」もあるかもしれないとある。
そういうことを言い出したのは、私が最初ではないとしても、早い方だっただろう。
今ブログを検索してみたら、2008年5月にはすでに、電磁波過敏症との絡みで気づいていたようだ。
このことは、その後に経験を積んで、たしかにそうではないかと考えるようになった。
大震災の前の週から、その週の初めあたりにも、職場でかなりの眠気に襲われていた。
最初はニュージーランドの地震の前兆かと思ったが、そうではなかった。
岩石破壊によって生じるパルス電磁波と、眠気との間に関係があるかもしれない。
その週のはじめ頃には、軽い頭痛もあった。
また前日には、ピー音の耳鳴りもあった。
『コワ~い高層マンションの話』
高層マンションの話に戻るが、TOCANAの記事で書いたことは、あまり補足することはない。
このように、タワマンには地震・停電・断水・健康リスク・子供の転落・高額の管理費と修繕費用といった様々なリスクがある。
この他に、トカナでは書けなかったこともある。
『コワ~い高層マンションの話』(逢坂文夫+宝島社編集部、宝島社)という本。
Amazonで古書を注文していたが、トカナの原稿を執筆したあとで、昨日届いた。
まだ読んではいないが、目次や内容をパラパラめくると…。
流産・運動不足・神経症・気象病・レ◯プ・盗難…。
「えっ?レ◯プ!」と思うだろうが、そこだけ先に読んでみて納得した。
この本、決して「脅しの本」ではない。
宝島社ならば、そんな本は出さないだろうし。
著者は、元東海大学医学部講師、研究分野:公衆衛生学、公衆衛生学・健康科学というれっきとした学者さんだ。
高層階に住む33歳以上の女性の約7割が、流産の経験があった。
そんなこと、「スポンサー」がつくメディアでは絶対書けないでしょう。
その「書けない」ということに日本の闇があるのだけれど。
2010年9月発行だから、東日本大震災の半年前に出版された本だが、当時の事情は大きく変わってはいないだろう。
スポンサーに弱い日本のメディア
このTOCANAの記事で書いたことがウソだと思ったら、Amazonで「高層マンション」とか「タワーマンション」で検索してみると良い。
書名からして、否定的なことが書かれているような本ばかりが出てくる。
そうでなさそうな本は、「売り手側」「業者側」に立っている人が書いたような本だったりする。
前述の『コワ~い高層マンションの話』に、「マスメディアはスポンサーに弱い」という項がある。
もう本当すぎる。
住宅業界は最大のお得意様のスポンサーだから、悪いことは書けない。
こういう国だから、テレビ・本・雑誌などのメディアが言うことは、鵜呑みにせずに常に「ほんトカナ?」と疑いながら読むくらいがちょうど良い。
日本はこういうことばかりだから、心底厭世的になってくる。
偽りだらけの社会だから。
「ステータス」は過去の話
タワマンに住むことは、以前は人々の「憧れ」であり「ステータス」だった。
いまだにそう思っている人も少なくないようだが、ちょっと情報不足じゃないの?と。
そういう人たちに情報を提供したいという想いも、今回の執筆にあたって多少はあった。
トカナで書いたように、本当の富裕層は、もうタワマンなんて住まない。
それは、ここ数年で急激に変わってきたようだ。
ところで、この『コワ~い高層マンションの話』、発行後9年たってもまだ絶版ではなく、Amazonで新刊が2冊ほどある。
私が3/4に古書を注文した時には、送料込み230円で買えたのが、今は最安値が1300円ほどになっている。
このへんはどういうカラクリなのかわからないが、古書が1冊売れると、それを自動検知して価格を自動で釣り上げる?
元SE的に、興味がある。
これを古書業者がマニュアルでやっているとしたら、ご苦労さんですと言うしかない。
※高層マンション暮らしの方にお勧めは、階段キャリーカートというもの。
エレベーター停止時に、重い水などを持ち上げるのに便利か?
今日からYouTube再生回数アップ目的で、過去の動画を紹介する。
これは2011年1月、まだサルちゃんと出逢う前の独身のときに、 江島神社へ聖地巡礼した際のもの。
江の島は霊感が強い人はだいだい何かしら強く感じるようで、やはり神の島。