探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【前兆】南海トラフ巨大地震の前兆がわかるか?高知市に防災井戸誕生~他地域でも井戸水の水位観測で地震予知ができる


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高知市で、南海トラフ巨大地震(南海地震)の発生時に水道水の断水を想定し、防災井戸が作られたことを知り、これを井戸水の水位変化という地震前兆がわかるようにすれば、本当の意味での「防災井戸」になるのではないかと思った。
このような意味でも、地震と井戸とは大いに関係があるということを書きたい。


 

高知市に防災井戸が誕生

南海トラフ巨大地震での水道の断水を想定し、高知市本宮町などの住民が旭西部公民館敷地内に、手動でくみ上げるポンプ式の「防災井戸」(高さ約1.5m)が作られた。
南海地震が発生後に、井戸水で生活用水を確保して乗り切ろうとする取り組みだ。

この井戸は、地下約11mの水脈に管を差し込み、地上部分をポンプにつなげて、くみ上げる。
2~3回レバーを下げると、2L程度の井戸水が出てくる。


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別の意味での「防災」用の井戸とは?

私がこのニュースを見て、即思ったのは、「地震前兆の確認にもなるか?」ということ。

『南海地震は予知できる』という、私がバイブルだと思っている本がある。
以前に何度も紹介した、高知県で送迎バスの運転手をされている中村不二夫さんが自費出版で書かれた本だ。


ここでは、昭和南海地震(1946/12/21、M8.0)を体験した古老に取材して聞き出した、下記のような地震前兆現象が紹介されている。

  1. 異常干潮:地震前日の夕方5時頃から大きく潮が引いていた。
  2. 井戸水が枯れた:高知市の民家では、2~3日前から釣瓶で汲めないくらいに井戸が枯れた。
  3. 海水汚濁:高知県宇佐町沖合いでは操業していたサバ漁船が、船の流れを安定させるための漁具に、ドロドロしたヘドロのような-汚物が付着し、海藻が腐ったような異臭がした。
  4. 地震前の暖気:地震の数日前から、12月にしては異常に暑かった。
  5. スルメイカの大漁:その年はスルメイカがよく獲れた。


このうち、2番の「井戸水が涸れた」という現象が今日のテーマだ。
実際は、「涸れる」までいかなくても、井戸水の水位が変化すれば、それは当地の付近で大地震が発生する前兆現象かもしれない。

昔ながらの井戸

前述の高知市に新設された井戸では、いわゆる昔ながらの井戸とは外見が異なる。
下記の写真は、近所の東京江戸たてもの園にある井戸。
もっと昔では、汲み上げ式ではなく、代わりに縄に吊るされた桶で水を汲み上げる。



このような昔ながらの井戸ならば、蓋を開けて下をのぞき込めば、大幅な水位の変化ならばわかるかもしれない。
もちろん、完全に井戸が涸れれば水が汲めないわけで、わかることになる。

ポンプ汲み上げ式の井戸

これに対して、高知市の新しい井戸では、水位の変化は基本的に難しそうだ。
だが、もちろん完全に枯れれば水が出ないことでわかる。

そういうわけで、あまり考えもなしに今日の記事のネタを考えてしまったが、地震前兆がわかるかどうかは、後述するように「条件付きで」わかる場合もある。
これだけで終わるのは書く方も読む方も物足りないので、もっと掘り下げて「井戸と地震」に関わる話題を取り上げたい。

小田原の事例

じつは、前述のような昔ながらの井戸でも、もっと苦労せずに地震前兆がわかる場合もある。
それは、神奈川県小田原市で行われている試みと同様の手段によって可能になる。

当地には「なまずの会」という民間のボランティアグループがある。
この会の目的は、「井戸の水位や温泉温度などを測ることから、地震と親しもうとする」ことにあるという。

その一環として、井戸水の水位を水位計を設置することによって観測しているという。
下記ページに、その観測井戸の写真がある。


スマホなどでは、上記URLでリンクできないかもしれないが、その場合は「なまずの会 小田原」などでGoogle検索すれば、トップにそのページが出てくると思う。

これは、南海地震に、あるいは南海トラフ巨大地震に限らず言えることで、近所に井戸がある土地は、恵まれているということ。
いや、あるだけでなく、その井戸の水位の変化があったときに、わかるようになっていること。

なまずの会の過去の実績

上記の会のページを見ると、水位変化の観測事例として、下記の地震の前兆事例が掲載されている。

1990/08/05 16:13:神奈川県西部、M5.3、最大震度4

このページの図を見ると、震源は小田原直下だったようだが、二宮町、多い町、松田町、平塚市といった地区の井戸の水位が低下して行って、もっとも低下した時点に行く直前に地震が発生した。

ところで、蛇足的になるが、この地震が起きた日には、他に茨城県沖(M5.8)、本州南方沖(M6.2)でも地震が起きていた。
このうち2つはフィリピン海プレート上で起きていた。

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その3週間ほど前の1990/07/16には、フィリピン北部でM7.8の「バギオ大地震」が起きて、1621人の犠牲者が出る大きな被害地震となった。
震源はフィリピン海プレートの西端だが、同プレート上で地震が連鎖したことになる。

井戸さえあれば観測できる

小田原市のような試みは、井戸さえされば他の土地でも実現可能だろう。
高知市のような井戸では難しいだろうが、昔ながらの井戸ならば可能と思われる。
井戸が涸れないまでも、水位計を使えば水位を観測できる。

他の地域でも、なまずの会のようなグループを作るか、または住民が団結して地方自治体にかけあえば、実現するかもしれない。

自分が住む地域でも、なんとか実現できないか、この記事を書いたことをきっかけに、考えてみることにしたい。


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