今日7/15に『黒潮親潮ウォッチ』で公開された黒潮長期予測によると、今後9月にかけて黒潮大蛇行を作る渦の力が弱まり、大蛇行が終息する可能性も出てきそうだ。
そうなると、南海トラフ巨大地震や首都直下地震の可能性が出てくるので、今後は黒潮の動きに目が離せない。
9/15までの黒潮「長期」予測
今日7/15の『黒潮親潮ウォッチ』の最新記事『9/15までの黒潮「長期」予測』を見ると、見る前は、また黒潮大蛇行の期間が延びるだろうという更新だけだろうと思っていた。
だが、違っていた。
毎週のように書かれていた、「大蛇行は依然として長く続く予測です」といった表現がなくなっていた。
7/11の記事で、大蛇行がちぎれたことを紹介した。
これはちょっと何かあるかもしれないと思い、注視していた。
すると、やはりあった。
大蛇行が再びちぎれる?
「小蛇行の影響で、黒潮大蛇行は再び不安定になり、再び渦がちぎれる可能性があります。このため、大蛇行が大きく減衰する予測になっています」
再びちぎれるということは、3つに分かれるということだ。
大蛇行の強さを示す冷水面積の推移のグラフを見てみる。
すると、グラフの赤線で示した今後の予測を見ると、これまでになかったほど渦の強さが弱まり、ほとんど大蛇行が終了するかのような予測になっている。
自分の認識では、冷水面積の値が「2」くらいになると大蛇行が終了することになるが、9月に入ると、それに近い3.xくらいまで下がる可能性があることを示唆している。
そして、
「このまま下がっていくか、今後の様子を見る必要があります」という意味深な表現がある。
つまり、「このまま下がっていく」ということは、やはり黒潮大蛇行の終了の可能性を示唆しているのだろう。
南海トラフと南関東直下で大地震の可能性が高まる?
元気象庁・岡田正実氏の研究をもとにした私の研究によると、黒潮大蛇行が終息して直進期(非大蛇行期)になると、岡田氏の地域分類でいうところの「B:黒潮域」で大地震が発生する可能性が高まる。
下記の図で、色を塗っている部分は私が過去のM7.0以上の地震の発生時期を調査した結果だ。
黄緑色は、黒潮の直進期に多発している。
灰色が、黒潮大蛇行期に多発している。
ピンク色が、偏りがないことを意味している。
つまり、このまま秋頃に黒潮大蛇行が終息すれば、黄緑色の部分で大地震が起きる可能性が高まることになる。
そこには、南海トラフ巨大地震や、南関東直下地震も含まれる。
そして、時期的には「B:黒潮域」は8月~12月に、M7超の地震が最も多く起きている。
そうなる理由はこれまで何度も書いているので書かないが、大蛇行の発生中と直進期には潮位が変化し、水圧の影響で大地震の発生の可能性が変わってくるという。
最高の優先順位で…
以上はあくまでも黒潮の流路の予測によるものであり、その通りに行くとは限らず、あくまでも可能性だ。
また、たとえ本当に大蛇行が終息したとしても、南海トラフや首都直下地震発生の可能性が高まることは、岡田氏や私の説によるものであり、それが絶対に正しいとも限らない。
このような研究は、他の仕事の片手間には中々できるものではない。
ブログなどの不安定な収入に頼っての研究だが、多くの人々の命がかかっているだけに、今後も優先的に研究を続けていきたい。
※マリアさんとのコラボnote、今週分の発行が遅くなってすみません。
今夜か明日の昼頃までには公開できると思います。
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それだけ何度も薦めていた結果だが、それは間違っていなかっただろう。
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