10万人に一人という世界的に稀な難病「食道アカラシア」を発症した男性が、『釈迦の霊泉』の温泉に浸かり、御神水を飲むようになってから、短期間で治り、予定していた手術が不要になったという男性にインタビューを行った内容を紹介する。
【目次】
超難病の男性とのインタビュー
8月に初めて釈迦の霊泉を訪れ家族で宿泊した日に、たまたま難病が治った男性が泊まっておられたので、女将さんに紹介してもらって、インタビューさせてもらった。
その内容は、2018/10/22から3日連続で掲載された下記のTOCANAの記事で紹介した。
だが、TOCANAの記事では、字数の関係でインタビューのすべてを載せられなかった。
そこで、ここでそのインタビュー内容をすべて掲載する。
アカラシアとは
「アカラシア」または「食道アカラシア」と呼ばれるこの病気は、10万人に1人という稀な病気で、症状としては,食べ物を飲み込みにくかったり,食べたものをすぐに吐いたりする。
吐いたものを気管に吸い込んで肺炎を繰り返し発症したり,栄養が十分に摂れないために体重が減ったりもする。
初期に発見されることが少なく、初期の症状に有効な治療法は確立されていない。
敢えて考えられるのは、漢方薬、ビタミンB12・カルシウムの投与、などの内科的治療があるが、症状が完全回復したという報告はなく、症状を抑制するために投与を続ける必要がある。
アカラシアが「一発」で治った
個人情報的な差し障りある部分は除き、全体のインタビューを以下に紹介する。
関東地方に住む、家族をもつ男性だが、仮に「Aさん」とする。
Aさん:数年前に初めて嫁と来たんですが、最初は怖いもの見たさで…ちょっと入り口が怖いじゃないですか。それで、来てみて色々と(置かれている資料などを)調べてみたら、色々な病気に効くんだとわかって、はじめて温泉に入って、湯船の中で2時間ぐらいリラックスさせられて、寝てしまったんです。
次の日に、帰り道にすごく排尿と排便があって、何回もトイレに行って、普段出てこないタールみたいな真っ黒な便が出て、体がスーッとした感じでした。
それで、ちょうど「アカラシア」といって、40万人ぐらいに1人しかならない病気になって手術したばかりで、傷口もすごく痛くて痛くてどうしようもなかったのですが、温泉に浸かった後でその痛みもなくなってしまって…。
ガンの患者が、釈迦の霊泉の温泉に浸かったり御神水を飲んだ後で、黒い便(宿便?)が大量に出たという例は、非常に多くあるようだ。TOCANAの2回目の記事で紹介した「ミスTE」も、初めて釈迦の霊泉を訪れた時に経験している。
稀な難病
百瀬:それは、どういった病気なんですか?
Aさん:これは、食道幽門閉塞といって、腸閉塞の食道版のような症状ですね。珍しい病気で、10年ぐらい前まではアメリカでしか手術ができなかったそうで、今はやっと日本でも手術できるようになって、保険もやっと適用されるようになって…。
食事ができなくなってしまい、食道が詰まるものですから、胃袋がだんだん大きくなっていって、胃と十二指腸がまったくなくなってしまうような状態になりました。
それで、術後の経過が良くなくて、胃やお腹や背中が痛くなったりしていたんですが、ここに通うようになってからまったくそういう痛みがなくなって、「何だここは?」と思いました(笑)。
それで、うちの妻も夏の季節の変わり目に体調が悪くなるんですが、先々月に来たときもグッタリしていて、障害を持っているんですが、温泉に入ったら、普通の健常者と変わらないくらいに元気になってしまって、僕たち家族の間では「魔法の温泉」と呼ぶようになりました。
それで、何かちょっとでも体の調子が悪くなると、ここの温泉に来るようになりました。何か不思議なんですよね。
温泉の「はしご」をしてもダメだったのが…
百瀬:失礼ですが、どちらの方なんですか?
男性:◯◯県(関東地方)です。今日はうちの母親が来たいというので初めて連れてきて、症状がこれからどう変わるか楽しみなんですけれど。足が悪いのと、高齢なので排便があまり良くないので、明日あたり通じが良くなればというところで期待しています。
今まで結構いろんな温泉が好きで行っていたんですが、ここを知ったのも、水上や湯沢の温泉などに行って、その後で手術の傷口が痛くて色んなところに行ったけれどダメで、ここに来ると全然痛みがなくなってしまうんですね。今は術後7年になりますが、ここのおかげというか、症状が何にもなく…。
百瀬:他の温泉では、温泉水を飲んだりもされたのですか?
Aさん:硫黄泉や単純泉を試したり、鳴子(宮城県の鳴子温泉)の13種類の温泉を試したりもしたけれど、ぜんぜん駄目なんですよ。でも、ここに来てからは一発で治ってしまいました。そして、いつも来ると元気になって、お水も買って帰って、家でも飲んだりして使っています。
女将さんも詳しく知らなかった
今井経子さん:何かいろいろと…、そういう詳しいことは初めて伺いました(笑)。
Aさん:そうですね。あまり自分の病気のことは言わないじゃないですか。
今井:そういった方が、いっぱいいらっしゃるんですよ。
以前は、病気が治った人々から感謝状などが多く寄せられていたが、さいきんはそういう報告をしてくれる人が少なくなり、どれだけの人たちがどういう病気が治ったのかということは、釈迦の霊泉の人々もはっきりと把握していないという。
Aさん:更に言うと、この病気は30~40万人に一人なんですが、全国でも症例がなく、たぶん世界でも症例が少ないということで、もう一度筋肉が発達して締まり初めて痛みがあって、「また再手術しますか?(そういう例は)見たことがないんだけどね」と医者に言われたのですけれど、ここに来はじめてからは、食道がまったく普通になってしまって、先生もビックリして「おかしいな」と首をかしげるくらいで、手術も必要なくなりました。
かなり有名ないくつかの病院でも、術式が病院によってまったく違って、○○病院だけは特別な方式で失敗がなくて、他の病院で手術して失敗するとその病院に来るんですが、そこでも日本でナンバーワンの先生に手術をしてもらったんですが、その先生が首をかしげて「(良くなった)症例を調べたけれど、ないんだよね」と言われて、そういう具合で全然良くなって、再手術しなくて良かったなと。
手術も大変ですからね。助かりました。