探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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人類の未来(2)


1970年代のノストラダムスの大予言のベストセラー以来、ノストラダムスの予言が日本でも注目を浴びていた。
だが、私は、1999年に人類が滅亡するなどとはまったく思わなかった。
だいたい、ノストラダムス自身が、1999年に地球が滅亡するなんて一言も言っていないのに、なんでみんな勝手な解釈をするのかという疑問がいつもあった。

ホピの預言

そんな中で、さいきん読んだのが、ホピの預言についての本だ。
『ホピ的感覚』(小田原泰久著)といって、10年前の阪神淡路大震災があった年に書かれたものだ。
この本では、北米インディアンであるホピ族が代々受け継いできた世界についての預言を紹介している。
ホピ族の長老マーティン・ガスウィスーマ師の主張によると、広島と長崎に原爆が落とされたことも、この預言で何千年も前から指摘されていたのだという。
そして、「神戸地震について、日本の人たちへ伝えたいこと」と題して、その長老が日本人たちへ託したメッセージも紹介されている。
その内容については、こちらにある通り。↓
「ホピ的感覚」 預言された「浄化の日」のメッセージ 小原田泰久 著 KKベストセラーズ
このように、ホピの預言によると、これからの世界では地震、竜巻、洪水、病による人口減少などの禍が多くなるという。
この預言が本当に数千年も語り継がれてきたのかどうかは別として、私がこの預言の内容を無視できないのは、他の情報源でも同様の世界的危機が予言されているからだ。

S師のこと

現代の沖縄に、S師と呼ばれる無名の聖者がいる。
この人自身が世の中に名前を知られることを嫌っているようで、一部の人々しかその名前を知らない。
このS師を紹介した本は何冊かあるようだが、その1冊が『宇宙心』(鈴木美保子著)だ。
沖縄本島北部のある村に生まれたS師は、長年極貧の生活の中で、人知れずに多くの陰徳を積んできた。
日雇い人夫だったS師は、世の中の子供たちに対する憂いを抱き、長い月日をかけて、沖縄全島のすべての小中学校に無記名で絵本と花の種を配った。
37歳の正月の日には、ある神秘体験をしたのをきっかけに「これからは人として純粋に生きよう。俗世にありながら、人は本当にどこまで無欲で生きられるものか、試してみよう」と決心した。
このような善行が神さまに認められて、S師はある重要な任務を神から授かる。
まずは、弘法大師空海がS師の枕もとに現れ、こう言った。

「天界の計画では時間がないのです。そなたにはすまないが、花の種を配るのはそれくらいにして、日本列島の祈りの旅をしてくれませぬか?」

−『宇宙心』(鈴木美保子著、明窓出版、2003年)より。

上記で空海が「時間がない」と言っているのは、もちろん地球の危機を救うまでに残された時間がないという意味だ。
その後に他の神々も現れ、日本だけでなく世界各地の旅も始め、この二十余年間で120数カ国を廻り、地球の平和を祈り、浄化を行ってきた。
こうした尊い行いによって、地球は危機一髪のところを免れ、現在に至っているという。
S師によれば、人類の堕落、社会の腐敗、汚染されて壊滅寸前の地球の状態によって、いまの地球は瀕死の状態にあるというのだ。
そのS師は、地球の運命について、こう語っている。

地球は救われるよ。でも人類が、じゃないよ。それを決めるのは人類の選択で決まってくるさ。

−『宇宙心』(鈴木美保子著、明窓出版、2003年)より。

S師は現在、もう大人たちを説き伏せることを、半ば諦めてしまっているようだ。そして、こうまで言っている。

もう大人は直せない。諦めてるわけよ。あんたも、やってみてわかるでしょ。欲があって、体も心も汚れてるわけよ。新しく汚れのないところから始めないといけないわけさ…

−『宇宙心』(鈴木美保子著、明窓出版、2003年)より。

私はS師の気持が痛いほどわかる。
というのは、私自身も10代の頃から地球の未来に危機感を抱き、スピリチュアルな世界観の重要性を説きつづけてきたからだ。
だが、それを真剣に受け止めようという人々は、ごく一部しかいなかった。
いま、このブログを読んでいる人々の中でも、もしかしたら、それを読み流して終わりという人々が大半かもしれないと思ってしまう。
そんなことを思ってはいけないとわかっていながら、過去にずっとそういう悲しみを味わってきたので。

光を与えれば自然は治せるし、地球は救えるけど、人間はなあ……人間には”我”があるから救うのは難しいよ…

−『宇宙心』(鈴木美保子著、明窓出版、2003年)より。

その「我」をなくするには、いったいどうしたらいいのか。
やはり、人類にとって残された道は、「ショック療法」的な荒療治しかないのだろうか。
…というのでは、あまりにも悲しすぎる。
【続く】

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