昨日の夜、夢を見た。
たまにしか夢を見ない(覚えていない)人間で、夢を覚えていることは珍しい。
ある若い女性が夢に出ていた。
それが誰だったか、はっきりと思い出せない。
知っている女性だと思う。
彼女が、口から液体を出した。
それを、なぜか私は両手で器をつくって、受ける。
だが、口から出てくる液体が多すぎて、手から溢れ出す。
それを飲んでみると、ほんのりと甘かった。
「甘露の○○○○」という言葉が頭の中に思い浮かぶ。
「○○○○」がどういう言葉だったか、はっきり思い出せない。
2歳半の息子にも、両手を差し出して飲ませる。
それを見ていた母が、ゲ○を飲むなんて汚いというようなことを言う。
部屋の中が匂っているじゃないかと。
少しぐらいは匂うこともあるだろうと、私は母に言う。
(いま思うと、変な会話だな)
甘露というのは、インドで「神々の飲み物」とか「神酒」と呼ばれるものだ。
英語ではnectarと呼ばれる。
ヨーガでは、頭頂のサハスラーラチャクラの中にビンド(点)と呼ばれる場所があり、そこでアンブロシャという液が産出されるという。
クンダリーニヨーガなどの行法を行うことによって、喉のところのヴィシュダチャクラが覚醒すれば、その液がヴィシュダに下降して、不老不死の神酒であるネクターに純化される。
このような人々の中には、食物をまったく摂取せずに生きていくことができるようになる人がいる。
たとえば、パラマハンサ・ヨガナンダ師の『あるヨギの自叙伝』では、ヨガナンダ師が二人のそのような人物に出逢った時のことを書いている。
一人は、カトリックの修道女だったテレーゼ・ノイマン(テレサ・ノイマン)。
ヨガナンダ師が1935年に会った時には、すでに12年間も、毎朝祭壇に供えた一片の聖餅(聖パン、カトリックで聖別されたウエハースのようなもの)を飲み込む以外は一切食物を口にしない生活を続けていた。
テレサは他にも、十字架に釘付けになったイエスと同様の聖痕が手足に生じたり、トランス状態になると目から血の涙を流したりという奇跡を頻繁に見せた。
もう一人は、インドのギリバラという女性だ。
彼女は12歳のときから、ヨガナンダ師が出会った68歳のときまでに、50年以上も食べ物も飲み物も一切口にしないで生きてきたという。
ある日出逢った師から、クリアの技法(ある種のマントラと呼吸法)を伝授された。
それ以来、ものを食べずに生きていけるようになったという。
昨日の夜、ブログで「ヴェジタリアンとブレサリアン」という記事を書いた。
物を食べずに生きていけることを目指すブレサリアンについて。
この夢は、そのことに関係しているのだろうか。
謎だらけの夢だった。
あの女性は、普通の人間なのか、それとも女神さまか何かの化身なのか。
いったいどういう風に解釈すればよいのか、よくわからない。
何かヒントとなるようなことがあれば、教えてください。