いま、『沖縄の一男性 東京特別講演会』のビデオを見ながら、これを書いています。
ぼくが「S師」と呼んでいる人のことです。
けっして公の場で名前を公表せず、匿名で活動する人ですが、「沖縄の一男性」を縮めて「沖一さん」とかS先生とか、いろんな呼び方で呼ばれています。
S師についてよく知っている方は、この記事の前の方は飛ばして読んでください。
S師について書くのは久しぶりです。
表立った活動をやめてしまい、「そっとしておいてほしい」ということで、あまり話題にならず、今はどうされているのか、よく知りません。
講演会も、来た人々が何も変わらないということでやめてしまったし。
いろいろ情報を得ていた『宇宙心』のサイトもなくなってしまったし…。
本名を公開しないため、ネット上でS師について検索するのも大変です。
S師をよく知らない人たちのために、ちょっと書いておきます。
S師は、「聖者」とか「聖人」と呼ぶ人もいます。
その呼び方が適切かどうかはともかくとして、やはり偉大な稀有な人物であることは間違いないと思います。
S師の人生の転機
青年実業家だった若き日のS師は、37歳を迎える正月に、「一年の計は元旦にあり」というのに、正月に酒を飲んで騒ぐことに疑問を感じました。
そして近所の川辺を歩いていると、彼の前に白鷺が現れ、その鳥に導かれるままについていくと、いつのまにか山奥深くの滝の前に来ていました。
滝行の経験もないのに、なぜか滝に入りたくなり、素裸で水に打たれました。
無心になるうちに、いままでの生活を反省し、酒、タバコ、夜遊びをやめようと一大決心をしました。
彼は社長の身から退き、日雇い労働者として素朴な生活を選びました。
その後に大阪へ行く機会があり、知人の案内で行った高野山で、子供たちへのみやげとして絵本を買いました。
弘法大師やお釈迦さまや観音さまについて書かれた、心の優しくなる本です。
絵本と花の種を子供たちに
そしてある日、この絵本を沖縄の子供たちに読ませてあげようと一大決心をしました。
少しずつ小遣いをためて、小学校や中学校に本を配って廻りました。
日当6千円の生活の中で、家に入れる金は減らさずに、生活費をギリギリまで切り詰めました。
昼食はパン1個と決め、5年間で下着などの服も買わず、靴も擦り切れるまで履きました。
後になって、絵本とともに花の種も配ることにしました。
子供たちに優しい心をもってもらいたいために、学校を花園にしようと思ったのです。
バス代を節約するために、可能な限り自分の足で歩きました。
沖縄中の学校に本と花の種を配り終えて、次は本土の学校を廻り始めました。
そんなとき、初めての「導き」がありました。
弘法大師空海が夢枕に現れ、日本列島の祈りの旅をするようにと請われました。
そして、日本だけでなく世界中へ聖地巡礼の旅が始まりました。
それから先のことについては、下記の本を読んでください。
S師についてはいろんな人が本に書いていますが、最初に読むには最適な本です。
◎『新時代の覚り 目覚め』、高峯善包著、サンマーク出版(サンマーク文庫)
- 作者: 高嶺善包
- 出版社/メーカー: 明窓出版
- 発売日: 2004/04/01
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上記の講演会のことは、下記ページで書いています。
このビデオ、多くの人たちに見てほしいものです。
身近の人を集めてビデオ鑑賞会でも開こうかなと思ったりして。
S師が配った絵本
S師が沖縄中の学校に配って歩いた絵本とは、大道社の「こどもの本シリーズ」のようです。
出版社のサイトで「おしゃかさま」などの漫画本を購入できます。
商品一覧
無私の心
ぼくは前から自分が弱い人間だと思っていて、やっぱりこの世で生きていると、いろんなものに流されてしまうんですね。
そういうときに、S師とかルルドのベルナデッタとか、霊性に目覚めた人々の行動や言葉に接すると、勇気を与えられます。
S師には特に、生活費を切り詰めて本を配ったり聖地巡礼したりしたことについて、見習わなければならないと思います。
長く聖地巡礼を続けていると、「こんな一銭の徳にもならないことを…」なんて思わないけれど、「自分はなんでこんなことやってるんだろ?」ぐらい思って弱気になる時もあるんですね。
そんなときに、S師など偉大な人々の行いや言葉に接して自分に勇気を与えるようにしています。
どんなに孤独でも、どんなに人から理解を得られなくても「自分だけじゃないんだ」と思えてきますから。
やはり、目覚めた人たちには共通して「無私の心」があると思います。
いまやスピリチュアルブームですが、いちばん大切なそういう部分が欠けているように思えるんですね。
自分の幸せのためとか、自分のカルマのためとか、お金と美貌と幸福のためとか、いろいろですね。
この人の場合、口先だけでなく、実際に行いとして行動しているからこそ偉いんだと思います。
思いやり、やさしさ、愛は行いなり
行ってこそ真理なり
行ってこそ愛なり
どんな真理の言葉も
そこに愛がなければ
人の心に届かず
愛あってこそ真の真理なり
−−沖縄の一男性
S師のことばと本
『賢者のことば』のページで、S師のことばを3つほど紹介しています。
もっと増やそうと思っています。
ご自分で本を書かないから、少ないんですよね。
何かいい言葉ないかな…。
S師について書かれた『宇宙心』と『告−真のつくり変え』という本も、とても感銘を受ける本です。
こちらの読書ノートのページで紹介しています。
持ち上げ過剰?
今回紹介した本でもそうですが、S師の周囲にいる霊能者のような人々の中で、S師を祭り上げすぎている」人たちもいるのではないかと思っています。
S師自身は、自分は「○○○○の化身」だとか、宇宙創造神に動かされているなどというようなことは言っていません。
イエスさまについて、必要以上におとしめるようなことを言っている霊能者もいました。
S師に限らず、人間をありのままに見るのって難しいですね。
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