今日は楽器店で買うものがあって、久々に新宿へ行った。
いまは通勤も各駅停車で3つ目の駅で降りたところにあるから、都心に出ることはなかなかないのだ。
花園神社にたどり着く
西部新宿駅で降りてから、目的のイシバシ楽器店は新宿通りをまっすぐ歩いて伊勢丹本店を過ぎて更に歩いたところにある。
だが、なぜか目的地へまっすぐ行かず、フラフラと区役所通り(新宿通りと平行した通り)を歩いて行った。
すると、左手に大きな赤い鳥居が見えた。
花園神社だ。
一礼して通り過ぎようと思ったが、そうはさせないという何者かの力が働いたのか、フラフラと足は境内へ向かってしまう。
この神社は、以前に一度はお参りしたことがあると思う。
検索すると、ブログでは一度も書いていないようだ。
意外に思われるかもしれないが、21世紀近くになって聖地巡礼をやらされるようになるまでは、神社へお参りすることは、それほど多くはなかったのだ。
新宿という土地柄で、境内に外国人観光客の姿が目立つ。
「花園神社って、御祭神はどなただっけ?」
お祈りする前には、御祭神の名前ぐらい頭に入れておかないとまずい。
知らなかったというか、一度聞いたことがあっても忘れていたのか。
境内の由緒書きを見ると、かつての社名は「稲荷神社」だったとある。
拝殿上部には、中央の「花園神社」のほかに、右手に「大鳥神社」、そして左手には「雷電神社」とある。
大鳥神社といえば、御祭神は日本武尊さまだ。
通り過ぎなくてよかった。^^;
うちでお祀りしている神さまだから(日本武尊と弟橘媛命を祀った走水神社の神札がある)。
四川大地震で生き埋めになったり行方不明になっている人々が救われ、亡くなった人々が霊界で魂が救われますようにと祈る。
社務所でおみくじを引くと、48番の中吉が出た。
「教え」のところに、こうある。
苦労を避けたがるのは、向上への機会を自ら捨てることである。
すばらしい教えだ。
特に私のような怠け者にとっては。
花園神社の御由緒
倉稲魂命(ウガノミタマノミコト)
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
受持神(ウケモチノカミ)
雷電神社は雷除けの神社として、かつては独立した存在だったのが、昭和に入ってから花園神社に合祀されたようだ。
社名の由来はというと、単に昔そこに花園があったというだけのようだ。
あまりにも単純明快というか、何か深い由来があるのではないかと考えると、拍子抜けしてしまう。
花園神社は、徳川氏が武蔵野国に入った1590年より前に、大和吉野山より勧請されたという。
昔は稲荷神社または三光院稲荷と呼ばれていた。
当初は、今の場所よりも250mほど南の、伊勢丹があるあたりに鎮座していたらしい。
さきほど花園神社の公式サイトを見ていて、ハッとしたことがある。
そして、おもわずニヤリ。
例大祭が間近(1週間後)に迫っていることを知ったのだ。
「神幸祭」を中心とする4日間の例大祭は、毎年5月の28日に一番近い土・日・月曜日に行われるという。
今年の例大祭の日程は、下記のとおり。
平成20年例大祭日程
5月23日(金) 宵宮祭
24日(土) 大祭
25日(日) 神幸祭
26日(月) 後宴祭
露店は約100軒、金土日の三日間出ます
上で、なぜニヤリとしたかというと…。
聖地巡礼でさまざまな神社仏閣を回ってきて、その日がたまたまお祭りだったということは、ほとんどなかった。
だが、なぜかその神社の大きなお祭りの直前に行かされることがけっこう多いのだ。
影の人間として、お祭りが恙無く(つつがなく)執り行われるように祈れというのもあるのかもしれないと思ったりして。
稲荷神社が気になる
今回はダウジングもせずに、無意識にフラフラとこの神社までたどり着いてしまった。
だが、前述の事情を考えると、これも「偶然」ではなかったのかもしれない。
そう思うのは、上に書いた理由だけではない。
ここ最近、稲荷神社が気になっていたからだ。
つい3日前の水曜日にも、ブログで書いたように、仕事場近くの東伏見稲荷神社にお参りして、四川大地震の犠牲者のために鎮魂の祈りをした。
稲荷神社が気になる理由としては、やはり秦氏が創建した神社だということからだ。
気になることのひとつとして、「稲荷神社は、原始基督教徒だった秦氏がイエス・キリストを祀った神社だったのではないか」ということがある。
だが、もちろん現時点では、非常に低い可能性としてしか考えていないのだが…。
そして、猿田彦大神のことも。
なぜ伏見稲荷大社で、サルタヒコが祀られているのか。
つい今朝も、寝床の中で『猿田彦と秦氏の謎--伊勢大神・秀真伝・ダビデの影』をパラパラと読み返していた。
昨日の記事(↓)でも書いたが、この本の著者の清川理一郎氏によれば、猿田彦は「秦氏の王」だったというのだ。
そして、本来は出雲の大神であり、また「伊勢の大神」でもあったという。
- チベット族チャン族=10支族の末裔か?
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20080515/chan
「出雲の大神」といえばクナト大神の存在があるが、いろいろ調べていくと、この神と猿田彦がオーヴァーラップする部分が少なくない。