さきほど、TVで映画『ダ・ヴィンチ・コード』を初めて見た。
けっこう面白かったので、もっと早く劇場で見るべきだったかな。
この作品では、「マグダラのマリアはイエスの妻だった」というテーマが含まれている。
そして、イエスの子孫がいたという前提だ。
これは、私が電子本とオンデマンド本として出版した『ヴィア・ドロローサ〜イエスが歩いた悲しみの道』でも探究したテーマのひとつだ。
イエスが本当に妻帯していたかどうかについては、拙著の中で詳しく論じている。
有料ですが、興味がある人は読んでみてください。↓
- 『ヴィア・ドロローサ〜イエスが歩いた悲しみの道』
http://www.100fuku.com/books/nao/VD/index.html
当時のユダヤ社会の慣習からすると、20代のイエスが独身でありえなかったという主張もある。
だが、イエスはエッセネ派の影響を受けていた可能性がある。
エッセネ派の共同体では、独身主義や禁欲生活が貫かれていた。
古代には、神殿娼婦(神聖娼婦)という存在がいた。
彼女たちは、神と交わる神聖な存在だった。
だが、それはユダヤ教から見れば異教徒の行いだった。
映画『ダ・ヴィンチ・コード』を見て思ったこと。
それは、たとえイエスに本当に妻と子孫がいたとしても、それはユダヤ人であるということ。
なので、ダン・ブラウンの小説のように、白人であることはあり得ないだろう。
神聖娼婦の問題などについては、いずれ『Noyaユーザーズクラブ』の方で書くことにします。
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