今日9月27日午前11時53分、長野県と岐阜県にまたがる木曽御嶽山(3067m)が噴火した。
長野県などによると、32人の登山客が重傷を負い、うち16人が意識不明となったほか、多数のけが人が出ている。
気象庁は「今後も噴火の可能性がある」と警戒を呼びかけている。
御嶽山の噴火は、2007年3月の水蒸気爆発以来。
下記のYouTubeに、噴火直後の動画がある。
【最新】御嶽山が大噴火!偶然居合わせた登山家たちによる圧倒的火山灰超貴重 ...
5月にあった飛騨地方の群発地震は、御嶽山の噴火と関連があるのだろうか。
その可能性は、あるだろう。
村井俊治東大名誉教授の予測
9/22の記事で、週刊ポストに掲載された村井俊治氏の「異常変動全国MAP」について書いた。
ここで「飛騨・甲信越・北関東」の警戒ゾーンがあったが、これは今日の御嶽山の大噴火の前兆でもあったのではないか。
村井氏は9/25のTwitterで以下のようにツイートしていた。
地震の予測をしていてどこが危険かを懸命に探っています。累積変位を調べますと日本列島はいくつかの警戒ゾーンに分けられます。日本列島をカバーするくらいの分布図ができます。日本のどこが安全かの質問を受けました。正直どこも危険の可能性があります。地震以外の災害もあります。これが日本です。
— 村井俊治 (@sh1939murai) 2014, 9月 25
上記で「地震以外の災害」というのは、べつに御嶽山噴火を予言していたわけではないにしても、火山噴火も含まれているのだろう。
【2014/09/28追記】
さらに噴火翌日の28日には、「火山噴火は予測できませんでした。しかし電子基準点に異常変動が前兆のようにして出ていました」とツイートしている。
村井氏の予測は本来地震に関するものであって、火山噴火は対象外だろうが、地殻変動は何らかの形で電子基準点の異常として現れるのではないかと推測する。
木村政昭琉球大名誉教授の予測
木村政昭氏のHPの予測地図では、火山噴火の予測はなぜか富士山のみになってしまっている。
だが、木村氏の著書『東海地震も関東大地震も起きない』(宝島社)では、
御嶽山の噴火を「2013年±4年」としていた。
こういうことがあるので、本当に重要な情報というのはネット上だけで収集していたら不十分となることもあるということだ。
この本では、火山噴火は大地震の前兆になり得るとして、詳しく書かれていて参考になる。
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ミッヒーさんの体感
体感・予知夢・透視ビジョンでさまざまなことを予測するミッヒーさんのブログを見ると、9月6日にTwitterで「噴火マグマ系体感あり」とツイートしていたようだ。
昨日は「御嶽山の噴火だったかな」とツイートしている。
松原照子さんの世見
松原照子さんは、2013年10月1日のブログで「造山活動をしてくなっているみたいな日本列島」と題して、以下のようなことを書いていた。
断層山脈ってあるのですか?
今、断層山脈って聞こえました。
又々、御嶽山と書きたくなりました。
木曽路 いいところですよネ。
駒ヶ岳この名前も書きたくなりました。
日本人にとって山はあって当たり前であり、山は神秘な場所と捉えている向きがあります。
そうそう、3000mクラスの山って幾つあるのですかネ。
山を数える時、峰とか山とか岳を使いますが座と呼ぶ時って神様が座るところと云う意味があるそうですネ。
日本列島は東日本大地震が起きてから造山運動をしたくなっているみたいです。日本列島が古代の姿に戻りたがっているとしたら私達には困ったことになります。
「断層山脈」の意味は、わからない。
「御嶽山と書きたくなりました」は、噴火と結びつける前提があったのだろうか?
この文脈だと、判断が微妙なところだ。
「造山運動」とあるが、もし本当にそうなったら、大天変地異ではないか。
御嶽山といえば、富士山と同様に信仰の山でもある。
その富士山の活動も、今後は気になるところだ。
この御嶽山の大噴火が、大地震につながる可能性はあるのだろうか?
また、富士山の噴火は?
しばらくユーラシアプレート内の動きに注意が必要だろう。
昨日は能登半島で地震があったが、これも同様だ。
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