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6/11不思議な世界の方が教える日本と朝鮮半島の歴史~日本に残る人種差別


今日はちょっと、サルちゃんの友達のタイ人と会ってきた。
中野の「999(カオカオカオ)」という新しいタイ料理店で食事をしたのだけど、色んな意味で面白かった。
シェフが日本人のタイ料理店へは頑として入ろうとしないサルちゃんから「おいしい」という言葉を聞くとは。
わが耳を疑った。^^;
サルちゃんのタイ料理三昧ブログで書くことにする。


今日は、松原照子さんの2015年06月11日の世見「不思議な世界の方が教える日本と朝鮮半島の歴史」を取り上げることにする。

大化の改新があった645年から6年後にペルシャが滅亡しています。
ペルシャ滅亡から25年後、新羅朝鮮半島を統一。
日本においては朝鮮半島を統一する4年前に壬申の乱が起きています。
私はこうして歴史のことを不思議な世界の方に教えていただく度に思うことは「人間は戦が好きな生き物だなぁ~」」に尽きるのです。
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2015/06/11より)
世見2015年06月11日不思議な世界の方が教える日本と朝鮮半島の歴史: あほうどりのひとりごと★幸福への近道


まぁ特別な意図はないのかもしれないけれど、穿ってしまうな。
こういう並べられ方をすると。
ペルシャ新羅→日本と、西の方から流れてきた人々がいた…ということならば、話は面白いのだけど。


「人間は戦が好きな生き物」というのは、暴力は人間の本質的要素だからね。
どんなに否定したって、否定しきれない部分がある。
例えば人間の暴力性を健全な形で昇華するのがスポーツであるのだろうけれど、どうもそんなものだけではまだまだ足りないようで。
戦争ゲームぐらいだったら可愛いもんかもしれないけれど、実際に血を見ないとどうにも収まらないみたいになってくると、どうしたもんかと。

歴史物語は不思議な世界の方に教えられるほど面白いこと 面白いこと。
新羅朝鮮半島を統一した676年までには、朝鮮半島から官民達の多くが日本にやって来ました。
百済からは2千余りの男女が海を渡りきったといいます。
高麗人と呼ばれた高句麗の人達。


【中略】


こうして歴史を教えていただくと、朝鮮半島に住む人々を辿っていけば多くの人が血縁関係のように思います。
だからネ。
仲良くしないといけません。
(松原照子、同上)


いまの中国とか韓国とか北朝鮮とかに住む人々の祖先の多くが、この国に渡ってきたわけですね。
そして日本人に同化していった。
ご承知の通り、「大和民族」というのが単一民族だとするのは幻想にすぎないことがわかってきた。
DNAなどの最新科学の成果を取り入れた日本人のルーツを探る研究では、少なくとも「二重構造説」が主流になっている。


太平洋戦争中に政府が作成した『大和民族を中核とする世界政策の検討』と題した報告書があった。
ここでは、日本人は人種的に優越する種族だとしてヒエラルキーを設け、アジア諸民族の家長として「永遠に」アジアを統治する使命があるとするとしていた。
だが、その「大和民族」なるものが、実際は様々な民族の血が混じったあやふやな実態であることがわかってきて、それならば何を根拠とした「優越」なの?と突っ込みの余地が出てくる。


海外へ行って、アジア人を見かけても、その人が中国人なのか韓国人なのか日本人なのか、パッと見でわからないことが多い。
インドネシア、タイ、シンガポール、米国、英国、フランス、イスラエル、etc、どこでも、そういう経験をしてきた。
顔立ちだけでは見分けがつかず、持っているものとか服装とかで、ある程度推測したりする。
それでも、間違えることが多い。
漢民族だろうと思っていた人が、いきなり日本語で話しかけてきて、日本人だとわかったり。


つまり、日本人といっても、隣国の人々と民族的にそう違いはないということになる。
いつも思うのは、日本という国は、本当にいろんなタイプの顔が見られるということ。
一つの島国に住んでいて、みんな「日本人」という先入観をもって見るから、そんなことはあまり考えない。
ところが実際は、たとえばモンゴロイドとは思えないような鼻の高い人が普通に混じっていたりする。
たとえばそういう顔立ちの人が電車の中にいたりしても、「誰も何とも思わないの?」と、いつも不思議に思うのだ。


たとえば古代の京都では(今もそうかもしれないけれど)、ペルシャだかユダヤだかインドだか、どこから来たかわからないような人たちがたくさん歩いていたんだろうな。


何を言いたかったかというと…日本はそれだけ「文明の吹き溜まり」であり、また「人種の吹き溜まり」だったということ。
それでも今でさえ、中国や韓国から帰化した人々に対する「人種差別」が多くの人々の間に見られることが残念に思えてくる。
ネット上で匿名で意見を述べるような場で、特にそのような言動が目立つように思う。


40年以上の霊的世界の探求の末に、「生まれ変わり」はあると思うようになっている。
たとえば、前述のように人種差別的言動をする人々の過去生が、実はその差別している人々と同族だとしたら、どうだろう?
いかにナンセンスだということがわかる。
過去生というものがないとしても、自分の祖先を辿って行くと、実は差別している人種の血が混じっているかもしれない。


個人的にいうと、私は「高句麗」のあたりに縁があるのではないかと、漠然と考えている。
父方が信濃の諏訪の出身で、あの辺はそういう血が入っていてもおかしくはない。
それと、以前から韓国の人たちに妙に親近感があって、中学の時も半島から渡ってきた人々の居住区域が近くにあって、クラスにもそういう仲間がいた。
そういう環境で育ってきたことも、差別意識など持つことがなかった一つの要因になっているのかもしれない。


結局、人種差別をするような人々は、「人種」とか「国民」といった枠から離れて自由になれずに、真の意味でのグローバルなものの考え方ができない人々ということになるだろう。
同じ「地球人」という意識をもてば、人種差別なんて如何にバカバカしいことかがわかってくるだろう。


松原さんが言われる「仲良くしないといけません」ということを、もうちょっと理詰めに表現してみたけれど、ここまでやる必要はなかったかな。
だいぶ長くなってしまいました。


人種差別の世界史―白人性とは何か? (刀水歴史全書)

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