宏観異常現象かもしれない出来事を2件、以下に紹介する。
AFP通信によると、ロシア極東ハバロフスク(Khabarovsk)で、ヒグマがショッピングセンターに侵入し、店頭を破壊するなどして数時間にわたり暴れ回った。
ショッピングセンターの防犯カメラ映像では、13日夜に閉店して人気のない店内で、クマが暴れまわる姿が記録されていた。
幼稚園の中庭に逃げ込み、警官らに包囲されたクマは、地元住民を襲う可能性があったために、その場で射殺された。
このクマの出没だけならば、記事にしなかったかもしれない。
だが、10/12の下記の記事で紹介した、8日に大量のイワシがサハリン州の海岸に打ち上げられた件がある。
両者の位置は地理的にそう遠くないので、もしかしたらと思った。
日本でも、たとえば2004年には日本海側を中心にクマの出没が多かった。
そして、その年の10月23日に新潟県中越地震(M6.8)が発生した。
東日本大震災の前年にも、クマの出没が多かった。
大きな地震が多発するカムチャッカ半島では、「クマが冬ごもりの穴から抜け出す」と地震があるという言い伝えがある。
クマ出没のすべてが地震に関連しているとは限らないが、ニュースになる度に、餌不足など地震以外の要因がないか注視するようにしている。
網走市ではザトウクジラの赤ちゃん漂着
また北海道の網走市の海岸では、
北海道網走市のオホーツク海に面した砂浜に、子どものザトウクジラの死骸(体長約7.5m)が打ち上げられていた。
専門家は「低気圧接近に伴う大しけで体力を奪われ、自力で餌を捕れなくなって死んだのでは」と語る。
北海道大大学院の松石隆准教授によると、鯨は雌で、乳離れして間もない0~1歳とみられ、死後1週間から10日ほど経過していた。
15日に現地で解剖した結果、胃に内容物がほとんどなかった。
オホーツク海沿岸にザトウクジラが漂着するのは珍しいという。
この場合、地震とは関係なく、大しけの影響で死んでしまったのかもしれない。
このあたりは、例の羅臼町の海岸隆起もあった。
また、現在網走町あたりの陸沿いの海水温がやや高くなっているようだ。
イワシの大量打ち上げも含めて、この記事で紹介した2件の位置を地図上にプロットすると、下記のようになる。
この3地点は、距離的にちょっと離れすぎだろうか。
もし、これらの中間地点あたりの海中で地震があったら、どうだろうか。
あくまでも、低い可能性だろうが、一応紹介しておくことにした。
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今日も続いています。
【体感】10/15 前日に続き午後から軽く頭痛で夜まで続く。夕食後にロキソニン服用で様子見。耳鳴りも強めに続いている。 @kokanranger
— Noya Momose 百瀬直也 (@noya_momose) 2015, 10月 15