今朝、TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
今回は特別版です。
9月上旬に、「今日は、某メディアの依頼により、ある大物先生にインタビューをした」と書いたけれど、その先生とは、木村政昭・琉球大学名誉教授です。
今日の記事は、『緊急インタビュー! 巨大地震を的中させまくる木村政昭・名誉教授が語った、“危険度MAX”な場所とは!?
ン)』というもの。
この記事は、私が木村先生にインタビューした記事の前編になります。
まずは、このトカナの記事を読んでみてください。
今回のインタビューでは、「肝心要のこと」を聞き出すことに全力を注ぎました。
本に書かれてあることは、本を読んでくださいと。
「本当のところはどうなの?」的なことです。
今回の記事は、いつものように私がネタ出ししたのではなく、編集部が木村先生にインタビューを設定して、私が取材・執筆を依頼されたもの。
ちょうど、最新刊『次に備えておくべき「噴火」と「大地震」の危険地図』(木村政昭、青春出版社)が発売されたばかりだったので、その内容をメインに色々と質問をした。
この前編で紹介されている地震・噴火のうちで、起きたら最も恐ろしいというのは、富士山噴火ではなく、「破局カルデラ噴火」だろう。
それは、桜島か、阿蘇山か、どこで起こるかわからない。
たとえば九州のどこかで起きれば、川内原発の事故どころの話ではなく、九州全体が壊滅することになるかもしれない。
いや、本州のほぼ全域も灰で埋まるかもしれないのだ。
起きる場所によっては、日本の終わりとまで行かなくても、それに近い状態になるかもしれない。
とにかく、われわれ人類の歴史で経験したことのないカタストロフィーだが、それは地球の長い歴史を通じて、日本ではしばらく起きていないのが怖いところなのだ。
多くの火山学者たちが、いつ起こるかわからないが、いつ起きてもおかしくはないと言っているにもかかわらず、九電は稼働期間中(原発がなくなるまで)は起きないと断言しているのだ。
そんな断言は、火山学者でもできない筈なのに。
まさに犯罪行為だ。
また、伊豆諸島沖地震(M8.5)については、あまりにもよく知られているのであまり突っ込んで質問しなかったが、起きたら東京湾の津波も要注意ということだ。
東日本大震災の時には、国や東京都が管理する東京都内の水門や防潮扉などの防潮設備のうち、6基が閉鎖できず、津波の第1波到達に間に合わなかった。
このバカタレが、何のための防潮堤?と思ってしまうが、これが現実なのだ。
およそ人間の営みに「完全」はない。
原発にも、地震・津波にも言えること。
どんなに科学の最先端を行くシステムを作ってみても…
「コンピュータ 電気なければ ただの箱」
津波で多くの犠牲者が出たら、笑い話にはならない。
前編のまとめ的に、この記事で話題に上がっていた地震・火山噴火の予測時期を下記に示しておく。
- 伊豆諸島沖地震(M8.5):2012±5年(危険度メーター:5)
- 富士山噴火:2014±5年(危険度メーター:5)
- 箱根山噴火:2015±5年(危険度メーター:5)
- 桜島噴火:2019±5年(危険度メーター:5)
- 三原山噴火:2025±5年(危険度メーター:4)
後編はいつ出るかわからないが、明日かな?
※後編は、こちらの記事で紹介しています。↓tankyu.hatenablog.com
木村氏の最新刊については、下記の記事で紹介しています。

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