今日は、松原照子さんの世見を取り上げる。
2016年03月27日の『人は死んだらどこへ‥‥』と題したもの。
自分的には無視して通り過ぎることのできないテーマだ。
お金で幸福を買えませんが、お金があると夢が叶うと思ってしまう私達です。
何かが狂っています。
人の命は尊いことを忘れていると思えるのは私だけでしょうか。
近日発売される『死後の世界』を書き終えて思うことは、「死後には続きがある」ということ。このことがどれだけ重要なことなのかを一人でも多くの人に知ってもらいたいと思っています。
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2016/03/27より)
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「死後には続きがある」
まったく同意できる。
40年以上…50年近くにわたって霊的世界を探求・研究してきた。
その結果として、「死後の生命はある」という結論に達した。
世界的に見ると、死後の生を信じない人々は少数派であるようだ。
たとえば、2000年に行われた世界的な調査をまとめたグラフがある。
死後の世界が「ある」と考える人々が国民全体の90%になる国は、エジプト、インドネシア、ヨルダン、イランの4カ国。
50%~90%未満の国は、26カ国もある。
だが、そこに日本は入っていない。
日本では、死後の世界が存在すると考えるのは、全体の約32%と少ない。
同じ調査で、「神の存在」を信じる人々の割合を示すグラフがある。
神の存在を「信じる」人が50%以上存在する国は、調査対象の国々のほとんどである50カ国ある。
「信じる」人々が50%未満である国は、スウェーデン、エストニア、日本、チェコ、ヴェトナムだけしかない。
日本では、神が「存在する」と考える人は、わずか35%と、世界で後ろから数えて3番目だ。
第二次世界大戦で敗戦して、がむしゃらに働いて「エコノミックアニマル」などと呼ばれて…。
いつしか霊性をほとんど失った国民になった。
数字がそれをよく示しているではないか。
かつては「神の国」だった日本は、いつしか「紙(金)の国」に成り下がった。
「死後の世界がある」というのと、「人は死後に無に帰する」というのとでは、生き方がまったく違ってくる。
生まれる前にどこにいたか、死んでからどこへ行くのか?
そういうことがわからずに生きているのは、暗闇の中で手探りで歩いているようなものだ。
私達が思い込んでいる死は肉体の死に過ぎず、次なる世界があることをおわかりになれば、自殺する人の数が減ると私は思います。
(松原照子、同上)
そりゃ減るでしょうね。
自殺した魂は、向こうの世界で誰とも接触できず、ただただ暗闇のようなところで悶々としているという。
これ以上の「苦」はないだろう。
「死ねば楽になれる」などというのは、霊的世界のことがまったくわかっていないことからくる誤解ではないか。
「永生きがしたい」――この思いが切実になるのは65才を過ぎるとわかります。
人生が楽しいことって、よくよく考えると少ないのかもしれません。
平穏無事が本当は一番の幸せ事に思います。
(松原照子、同上)
私自身のことをいえば、長生きしたいなんて思わない。
もっとも、それは一人で生きていく前提であって、今は家族がいる。
家族を路頭に迷わせるわけにはいかないから、生きなければならない。
いつも書いているように、人生は楽しむことが主目的ではなく、学びの場なので、楽しいことが少ないのは当然だろう。
でも、楽しみもまったくなければ、生きていられない。
潤滑油みたいなものだと思っていれば良いだろう。
でも、「楽しみ」や「快楽」が人生の最大の目的のように思うことから、道が逸れていってしまう。
「平穏無事」が普通の人々にとってはいちばん良いのだろうけれど、高度に霊的成長を果たした人々にとっては事情が異なる。
人生で多くの「苦難」を背負っていき、それに打ち勝って行くことが、その人を高いところへジャンプするために必要なのだ。
輪廻転生による生涯の長い長い繰り返しの中で、「平穏無事」な人生というのは、ある意味で効率があまりよくない生き方なのかもしれない。
辛いことが多いから不幸な人生だとか、逆だから幸せだというのは、今生だけしかわからない、或いは物質世界のことしかわからないために、目先のことだけで判断する結果なのかもしれない。

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