今日2本目の熊本地震関連の記事になる。
M7.3の地震発生については、直後に書いた下記の記事で書いている。
気象庁は今日16日、今日のM7.3の地震の方が「本震」であり、14日のM6.5の地震は「前震」であったと考えられるとする見解を発表した。
M6.5の地震の1.5日後くらいに、M7.3というより大きな地震が発生したのは、多くの人々にとって想定外だっただろう。
M6.5とM7.3ということで、1桁上がっただけだと考えがちだが、規模としては16倍くらいの違いがある。
マグニチュードとは対数的表現なので、このへんは惑わされやすいところだ。
「震度」と「マグニチュード」の違いも含めて、よくわからないという方は地震関連の本を読むことをお勧めする。
今日のM7.3が「本震」だった
今回の前震と本震の関係については、多くの人々が混乱し、また想定範囲外にあると感じているだろう。
考えてみると、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の際にも、2日前の2011年3月9日11時45分にM7.3の大きな地震が三陸沖で発生していた。
だが、これが「前震」であり、もっと巨大な地震が来ると想像した人は少なかった。
今回、私自身も、そのような観点で見ることが抜けていたように思う。
どんなに大規模な地震でも「前震」になり得るのだという教訓となっただろう。
4/14にM6.4の地震が起きた後で、揺れが心配だからと外で寝ることを選んだ人々の中には、何かしら感じていた人もいたのかもしれない。
一般論でいうと、「利潤の追求」のようなことしか常に頭の中にないような人は、そのような「感」が働かない。
阿蘇山が小規模噴火
4月16日午前8時半ごろ、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で、ごく小規模な噴火が発生した。
噴煙が火口から100mの高さに上がったという。
M7.3の「本震」発生と同日に阿蘇山が小規模でも噴火して、これは大いに関連があると考えるのが普通だろう。
木村政昭氏ならば、地震と火山噴火は同源といって同意するのではないか。
今後より大きな噴火が起きるかどうかは別として、地下のマグマ活動の影響がどうなるかが気になるところだ。
阿蘇神社で楼門や拝殿が倒壊
阿蘇山の北側にある、国の重要文化財に指定されている阿蘇神社の2階建ての楼門が倒壊した。
柱は折れて潰れて、屋根は大きく傾いた。
拝殿も全壊し、3カ所の神殿も損壊したという。
YouTubeの共同ニュースの動画を貼り付けておく。
ヘリコプターの空撮だ。
この記事の冒頭にあるのが、上記の動画からキャプチャーした写真。
阿蘇山や阿蘇神社といえば、2005年に「九州聖地巡礼」を行った際に祈ったところだ。
私が聖地巡礼させられるところは、自分の意志で巡礼先を決めることは、これまでほとんどなかった。
マップダウジングを行うことによって、「指示」を受けるのだ。
実際に行ってみると、いろいろ不思議なことやシンクロめいたことが起きるので、「やっぱり振り子はデタラメに出ていなかったんだ」と悟るわけだ。
2004年スマトラ島沖地震津波が起きた前月には、「沖縄聖地巡礼」で糸満の海辺の聖地で南の海に向かって地震・津波鎮静のために祈った。
東日本大震災の5年前には、福島第一原発のすぐ近くの諏訪神社などで、原発事故の鎮静を祈った。
その頃に、津波の「ヴィジョン」も見た(というか見させられた)。
私が聖地巡礼へ行かされるところの多くは、「いつかは危ない」ところなのかもしれない。
そういう意味では、3.11の直後には、地震や津波で亡くなった方々の慰霊のためではなく、なぜか東京以西の神奈川や静岡を巡礼させられた。
あれは、「次は南海トラフ…」ということなのだろうか。
よく南国シャーマンの人たちから、あんたはいつかシャーマンみたいになるよと言われていて、無視していたが、すでに「プチシャーマン」ぐらいにはなっているのかもしれない。
無理に信じてもらいたいとは思っていない。
というか、自分自身もいまだに、こういうことが起きることに対して半信半疑だ。
大分県でも群発地震~中央構造線との関係
今日になって、大分県でも何度か地震が発生するようになった。
中でも最大規模のものが、4月16日7時11分に起きたM5.3の地震。
発生時刻:2016年4月16日 7時11分頃
震源地:大分県中部
最大震度:震度5弱
緯度:北緯 33.3度
経度:東経 131.4度
震源:マグニチュードM5.3
深さ:約10km
Google Earthでは、小規模な地震はマッピングされず、2つしか丸印がついていない。
地震が大分県まで及んだとなると、すぐに考えたくなるのが「中央構造線」だ。
下記の図は中央構造線を示している。
もっとも、熊本地震が中央構造線沿って東の方で大地震が起きるのはないかという可能性については、慎重に考えなければならないだろう。
活断層地震とはいっても、位置的にユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込んでいるところだ。
そういう意味では、プレートの活動と無関係ではないかもしれない。
スズさんの夢
大分の地震ということで、ハッと思うこと。
それは、スズさんが見た夢が現実味を帯びてきたような気がするのでは?ということだ。
よほど前からこのブログを読んでいる人でないと「なにそれ?」だろう。
下記の昨年8月の記事を読んでください。
GoogleやYahooからこのブログに辿り着いた人々の中には、「予言」ということを期待して来る人が多いようだ。
それで、ついでに書いておくと、今回の地震では、明確に「予言」していた人というのは、パッと見あたらない。
少なくとも、松原照子さんや米国のジョセフ・ティテル氏は明確にこの地震を予言はしていなかった。
まったく誰もいなかったわけでもないけれど、それについてはまた「別のところ」で書くかもしれない。;)
大阪でコイが暴れた件
今日ハッと思い出したのだけど、下記の記事で紹介した、大阪でコイが暴れていた件。
4/14からの熊本の地震だった可能性があるだろう。
だが、震源からかなりの距離があるので、そうではない可能性も考えなければならない。
アフガニスタン、ミャンマー、熊本の地震には関連性はあるか?
4月10日のアフガニスタン北部M6.6、4月13日のミャンマー北西部M6.9、そして熊本地震M6.5やM7.3などは、何か共通点があるだろうか。
これらは、ユーラシアプレート境界上で起きた地震ということで共通している。
時期的にいっても、まったく関係がないとは言えないだろう。
いつも言っているが、大陸でプレート境界付近で大地震が起きた場合、日本でも大きな地震が起きることを警戒すべきだ。
熊本地震の震源は、ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込んでいるところ。
プレート境界型地震と活断層地震の違いはあるが、ほぼ同時期に発生したということで、関連性を検討することが重要。
その他のこと
NHKニュースで、解説者が「活断層地震に備えるには?」という質問に対して「耐震化を進める」と語っていた。
だが、優先順位としては、それより前に「地盤が固い土地に住む」ことだろう。
もっとも、それは多くの人々にとっては「わかっちゃいるけど簡単じゃない」世界だろう。
特に土地が狭いこの日本。
東京都23区民だって、それが簡単にできたらとっくにやっているの世界だろう。
避難所に避難している人々をテレビで見て想うのは「明日は我が身か」ばかりだ。
Facebookで流れてきた情報では、公認の避難所が満杯で入りきれず、仕方なく別の非公認の避難所にいたところ、救援物資を届けてくれずに困っているという。
「早い者勝ちかい?何とかならないのか」と思ってしまう。
首都東京でこういうことになったら、こんなものでは済まないのではないか。
ちょっと我々の想像を絶する事態になるのは必須ではないかと思ってしまう。
「想定外」だらけになるのではないか。
私はいつも最優先事項として、大地震の前兆のことで頭がいっぱいになってしまっているのだが、「大災害後」のことも考えなければいけないことはわかっている。
本当は腰を落ち着けて、「首都直下地震が起きたらどうなるか?」をシミュレーションしたいところだ。
今日はこれから某所の原稿を書かなければいけないので、この辺で。
タイトルに「南海トラフとの関係は」と書いたけれど、実際は書けませんでした。
また後日ということで。
※熊本地震関連は下記の翌日の記事に続きます。
※昨日龍矢が、幼稚園で地震があったよと言っていたが、実際は避難訓練だった。
幼稚園に置いている防空頭巾が欲しいというので、こんど買おうと思う。
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