探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【地震】10/13カムチャツカ半島沖でM6.7~カムチャツカが揺れると千島・北海道も揺れる?過去データを調べた


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今日10/13にカムチャツカ半島南部西沖でM6.7の地震が発生した。
ここが揺れると、同じオホーツクプレート上にある北海道や千島海溝でも大地震が起きることが多く、今後注意が必要であることを、過去事例を示しながら紹介したい。

【目次】

 

カムチャツカ半島付近M6.7

この地震は、2018/10/13 11:10 UTC(日本時間同20:19)に、カムチャツカ半島南部の西約200km沖が震源だった。
いわゆるオホーツクプレート(旧概念では北米プレート)上だった。
USGSではM6.7、気象庁発表ではM6.9だった。
日本でも、北海道と東北で最大震度2を記録した。


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同プレートは、千島列島と北海道がスッポリ乗っている。
…ということは、オホーツクが揺れれば千島海溝や北海道でも揺れる可能性があるということだ。


これまで、そう漠然と考えていたが、本当にそうだろうかと、過去の地震データを急遽調べてみた。
すると、たしかにそういう法則性があるかもしれない。

過去の地震データを検証した

今回は短時間で調べたものだが、1900年以降にカムチャツカ半島付近または千島列島付近で起きたM7.5以上(一部はM7.0以上)の地震について調べてみた。
すると、その2ヶ月後前後に北海道付近でも大地震(M7.0以上)が起きるケースが見られ、場合によっては8ヶ月後くらいになることもある。
稀に、逆のケース(北海道→カムチャツカ・千島)の例もあるようだ。


以下に、その例を示す。
(カムチャツカ半島・千島列島の発生時刻はUTC)

1915/03/18:北海道十勝沖、M 7.0、犠牲者2人
→1915/05/01 05:00:カムチャツカ半島南東沖、M7.8


1918/09/07 17:16:ウルップ島北沖、M8.1
→1918/09/08:択捉島沖地震、M8.0、犠牲者24人
→1918/11/08 04:38:カムチャツカ半島東沖、M7.8


1936/06/30 15:06:カムチャツカ半島南部東沖、M7.5
→1937/02/21:択捉島南東沖、M7.6


1952/03/04:十勝沖地震、M8.2、最大震度5。犠牲者・行方不明者33人、北海道から東北に津波。
→1952/11/04 16:58:カムチャツカ半島南東沖、M9.0


1958/11/07:択捉島沖地震、M8.1、太平洋岸各地に津波。
→1959/05/04 07:15:カムチャツカ半島南部内陸、M7.9


1993/06/08 13:03:カムチャツカ半島南部東沖、M7.5
→1993/07/12 22:17:北海道南西沖地震 - M7.8、最大震度6、犠牲者・行方不明者230人。奥尻島などへの巨大津波で被害。


2008/07/05 02:12:カムチャツカ南西沖、M7.7(10/13の震源近く)
→2008/09/11 9:21:十勝沖、M7.1


以上だが、短時間で調査したので誤りや考え違いがあるかもしれない。
さらに規模を広げたり条件を変えると、もっと対応する地震があるだろうか。


本当は、「オホーツクプレート」という括りで、北海道だけでなく関東以北の内陸・海溝型地震を対象にすべきだったか。
後日、再度検討してみたい。


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今日の地震はM6.7と規模が小さめだったが、もっと気になるところは、カムチャツカ半島の南端180kmほど沖で過去1ヶ月間に群発していることだ。
下記マップにあるように、M6クラスも2回ほど起きている。


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やはり今後オホーツクプレート上の、北海道から関東あたりまで、内陸も含めて大きめの地震に注意した方が良さそうだ。

2014年のダウジング予測

今日、GoogleEarthのカムチャツカ半島あたりを眺めていたら、2014年12月に実施して記したダウジング予測のポイントを見つけた。
調べてみたら、約1年後にその近くでM7.2の地震が起きていた。

2014/12/29 22:50 カムチャツカ半島の地震
【質問1】大きな地震が起きる場所は?
【回答1】カムチャツカ半島南部、北緯53度・東経158度の半島中央あたり。(201412-01)
【質問2】発生時期は?
【回答2】2015年前半。(201412-02)
【結果】2016/01/30 03:25 UTC:カムチャツカ半島南部内陸、M7.2、53.978°N 158.546°E、深さ177.0 km。誤差:距離135km位、経過日約1年。
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