今日TOCANAに掲載された私の記事は、北海道胆振東部地震が「人工地震」だった可能性について書いたもの。
CCSという地中へCO2を圧入するプロジェクトが、2004年10月23日の新潟県中越地震(M6.8)の前にも、今年9月6日の北海道胆振東部地震(M6.7)の前にも近くで行われていたことは、「偶然」なのだろうか?
苫小牧CCSでの地震発生の可能性を警告していた地震学者もいたということは、どうもそうではないのではないか?
【目次】
人工地震?
このTOCANAの記事は、『【衝撃】北海道地震は人工地震だったのか!? CO2圧入による“地震誘発の危険性”を地震学者が数年前から警告していた!』と題したもの。
いわゆる「陰謀論」的な意味での「人工地震」ではないので、そういう内容を「期待」している人がいたら、残念ながら以降を読む価値があまりないかもしれない。
私は、東日本大震災などが陰謀論的な「人工地震」であるとする説を、頭から否定するものではない。
だが、一般的に言えるのは、そういう説を唱える人の多くは、地震に関する知識が欠けている。
欠けているままにそういう大胆な説を唱えるから、あまり説得力がない。
とはいっても、本当ならば大変なことになるわけで、TOCANAで1本記事を書けば、ヒット記事では100万PVを超えるそうで、Web上での発言の責任が伴う身であるために、あまり根拠のないことを言いふらさないようにと、慎重に考えているということはある。
このTOCANAの記事で書いていることは、意図せずに発生してしまう(かもしれない)「人為的地震」ではあっても、故意に発生させようとする「人工地震」ではない。
CCSとは
CCSとは、「二酸化炭素回収貯留」の英訳であるCarbon dioxide Capture and Storageの略語だ。
工場や発電所等から排出される二酸化炭素が大気に放散される前に回収して、地下へ貯留しようとする技術のこと。
CCSは、地球温暖化防止のための二酸化炭素(CO2)排出削減の切り札として、世界で注目されているものだ。
つまり、地球環境のために「良かれ」と思ってやっていることが、(もし人為的地震の原因になるものならば)逆に地球をいじめる結果になるとは…。
これが、かなり以前から、「人為的地震」を引き起こす元となるのではないかという意見があった。
今回のTOCANAの記事では、その可能性を検討したものだ。
TOCANAの記事
まず、下記のトカナの記事を読んでみてください。
その後で、いつものように補足を加えます。
【追記】その後、ある事情があり、TOCANAの記事は削除されました。
科学者も可能性を主張する
この記事で書いたように、CCSによる地震発生の可能性は決して「トンデモ」ではなく、米・スタンフォード大学の研究チームが2012年6月に発表した論文もある。
そこでは、大陸内部によく見られる脆性(ぜいせい)岩石に大量のCO2を注入することによって、地震が発生する可能性が高いという。
新潟県中越地震はCCSによる人為的地震?
武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏も、早くからCCS実験と地震発生との関連を示唆していた。
2016年7月8日の『zakzak』の記事では、2003年から1年半ほど行われた新潟県長岡市の天然ガス田でのCO2圧入を取り上げた。
同記事で、島村氏はこう書いている。
じつは、長岡で二酸化炭素の圧入実験をした長岡ガス田は、後に起きた新潟県中越地震(2004年)の震央から約20キロ、新潟県中越沖地震(07年)のときにも反対側にやはり20キロしか離れていないところだった。新潟県中越地震はマグニチュード(M)6・8で68人の死者を生み、中越沖地震もM6・8で死者15人だった。
ここでは、長岡ガス田のCO2圧入が新潟県中越地震を引き起こしたと断定しているわけではない。
だが、それを暗に示していると考えるのが妥当な書きぶりではある。
島村英紀氏が北海道の地震を「予言」していた
島村氏はさらに、苫小牧CCSの作業に関して、こう書いている。
苫小牧での実験はずっと大規模なものだ。年10万トン以上で、能力的には年20万トンまで可能という。長岡での実験よりも1桁以上多い。
しかし、人間が地球に何かをすることが、世界各地で地震を引き起こしはじめている。
(同上)
この書きぶりも、苫小牧近くでの地震発生の可能性を示唆するものではあるが、そうはっきりと書くことを避けているといった趣だ。
2016年4月から始まった苫小牧CCSの実証実験によって、2018年9月6日に起きた北海道胆振東部地震(M6.7)の発生を予言していたと十分にいえるのではないか。
人為的地震の要因をなくしてほしい
2004年と2018年の2つの大地震の直前にCCSの実験が行われていたという事実。
これは、「たまたま」だったのだろうか。
そうだとするには、大いに疑問が残るところだ。
万が一でも、CCSが地震を引き起こす要因となるものであれば、今後も多くの人命が失われるかもしれない試みは即刻やめるべきだろう。
人為的地震の中には、ほかにも私がブログやTOCANAで書いてきたように、ダム地震、シェール掘削、リニア新幹線などのトンネル掘削などによって起きるかもしれないものもある。
地震大国の日本、人間の営みによる地震まで増えてしまえば、大変なことになるだろう。
その対策を最優先にしてほしいものだ。
【参考】
今日の前兆現象
依然として要注意だが逼迫した前兆はないが、小規模の地震はあるかもしれない。

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