探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【地震予知】南海トラフ巨大地震の発生時期の予測+「地震予知機?」静電場センサを作った


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差し迫る南海トラフ巨大地震がいつ起きるのかについて、黒潮の大蛇行の最新状況とともに検討する。
また、11/2に書いた地震予知目的の「静電場センサ組み立てキット」が届いて組み立ててみたので、YouTube動画とともに紹介する。

南海トラフ巨大地震の発生時期

南海トラフ巨大地震の発生条件として、過去の事例を解析すると、黒潮の大蛇行が発生している間は地震は起きていないことがわかった。
南海トラフ巨大地震だけは、発生時期において1年のうちの月による偏りがあることは、よく知られていた。


それはなぜかと考えてみて、南海トラフの位置から「黒潮」が思い浮かんだ。
そして、黒潮には大きく流路が変わる「大蛇行」が発生することがわかった。
更に調べると、大蛇行が発生している間には、南海トラフ巨大地震は発生していなかった。


そこまで気づいたのは、下記の記事にあるように、2014年の9月だった。

 

最初の発見者ではなかった

だが、この記事で書いたように、それは私が初めての発見者ではなかった。
気象庁地震火山研究部の岡田正実氏による1978年の研究が先行してあった。
1870年以降に起きた南海トラフ地震(M6.5以上)を調べた岡田氏は、地震の発生と潮流に関係があることに気づいた。
そして、南海トラフの大地震は、黒潮の直進期に発生しやすいと結論づけたのだ。


あくまでも発生「しやすい」であって、絶対そうなるというわけではない。
その点は、前述の「7月~2月」というのも同様だ。
それは傾向であって決定ではない。

大蛇行の最新予測

下記の黒潮の予測を行っているサイトによると、現在の大蛇行は少なくとも来年1月までは続くだろうという。
2019年1月10日までの黒潮長期予測(11月14日発表) – 黒潮親潮ウォッチ


そうなると、直近で南海トラフ巨大地震が発生する可能性があるのは、(もし1月で終わるとすれば)来年2月と、それ以降は2019年7月~2020年2月ということになる。
もっとも、次の大蛇行が発生していないという条件が付く。


以上のことは、『常時更新】南海トラフ巨大地震発生の条件・前兆・傾向・予測』で、より詳しく書いている。


繰り返すと、絶対ではないものの、西日本の人たちが、いつ起きるかとビクビクするよりは、起きない可能性が高い期間は一安心ということはできそうだ。

「静電場センサ組み立てキット」

下記の11/12の記事で書いたように、「静電場センサ組み立てキット」というのをネットで購入した。


自分は以前から、静電気がバチッとくることが1日に何度かあると、その数日後に関東で地震が起きることがあるのではないかと思っていた。
もともと「静電気体質」だが、それが頻繁に起きるのは、地震前兆ではないかと。


これは、当てずっぽうでもなく、かの故・池谷元伺大阪大学名誉教授も、地震前兆として静電場が発生することがあると本に書かれている。
それで、「地震前兆のデパート」みたいな家だが、それに静電場センサも加えようと思った。


これこそは、池谷名誉教授が自分の理論に基づいて発案して、製品化されたものだった。

静電場センサ組み立てキットが届いた

以前からこれが欲しかったが、7500円ぐらいの値段で躊躇していた。
だが、どうしても実験したくなって、思い切って買うことにした。
定価7530円、配送料648円、代引きだと手数料324円で、計8502円税込だった。


そのキットが、3日後の今日届いた。
私は高校が工業高校の電気科だったので、ハンダを握って配線をやったりするのができないわけではない。
だが、そういうことを喜々としてやろうというほど趣味ではないし、暇もない。
幸いにして、キットとはいっても、基盤は完成済みで、はんだ付けも不要とあったので、それも買おうと決めた理由となった。

組み立ててみた

宅配便で届いた箱を開けると、パッケージの中には下記のような基盤が入っている。
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写真の上半分にある白い外箱が、なんとセンサのケースになっているという。
本来製品化すればウン万の値段がついてもおかしくないものを、少しでも製造コストを下げようという涙ぐましい努力が伺える。


写真の下の赤い基盤は本当になんにもすることがない完成品だ。
やったことといえば、単3乾電池を2本入れただけ。
お子ちゃまでもできますよね。


その他にやったことは、外箱の穴をくり抜いて、付属の金属アンテナの半球を付属の金属テープでリード線をはさんで合わせる。
そして、基盤を外箱に入れて、オシマイ。


…と、こう文章で書くと、いとも簡単そうだが、1枚ピラの取説が、ちょっとわかりにくかった。

完成した

完成した状態が、下記の写真。


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ACアダプタが付属していると、どこかに書いてあったが、読み間違えかもしれない。
いま見なおしてみたら、付属品ではなくて「別売品」だった。
まあ、乾電池がそれなりに保ってくれれば、ACはなくても大丈夫だろう。


基盤には、外部出力電圧端子がついている。
上記の解説ページを見ると、USB型のUSB-An(KIT)(組立キット3000円)からPCに入力して、フリーの観測ソフトを使ってデータ保存も可能だという。
もっとも、フリーソフトがリンク切れで、まだ存在するのか、わからない。


たとえフリーウエアが無くなっていたとしても、自分でプログラミングことは不可能ではないだろうが、それを実行するほど暇ではない。
いつかベストセラーでも書いて印税生活ができるようになった暁には、やるかもしれない。
(一生来ないかも)

テストしてみた

取説には、完成したら毛ばたきでもパタパタやって、静電気を発生させてテストしてみてくださいとある。
毛ばたきは家にないので、下敷きでもないかなと思ったら、あいにく息子が学校へ行っていて借りられない。
家中を探し回っても静電気を発生してくれる適当な物が見つからず、自分のPCの前に戻ったら定規が目に入ったので、それを使うことに。


定規を着ていたトレーナーにスリスリすると、静電気が発生するはずだ。


以降は、静電場センサの紹介とともに、静電気の実験をやった光景を動画に撮って、YouTubeに投稿したもの。



 

センサの感度調整

動画にあるように、基盤には感度切り替えスイッチがあり、3段階で切り替えられる。
なるべく感度が高い状態で試そうと、最大感度の「x10」に設定してみた。


すると、球形のアンテナに手で触れただけでピーピー鳴る。
ずっとこれで行こうと決めた。


PCラックの上に置いてみて数時間たつが、まだ自然にアラートは鳴っていない。
関東で大きな地震の前になっても大人しいままだったら、8500円が無駄になったことになる。


そういうわけで、犠牲者は一人で十分なので、皆さんは欲しいと思っても、あんまり焦って注文しようとしない方が良いかもしれません。
もし何度か地震発生前に鳴ったら、このブログで報告することにします。


【参考】
◎静電場センサ組み立てキット解説ページ
◎購入ページ


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