今日も書くことが多く、フッガービーツ氏がM7クラスの地震を予測していたり、私の体感やラドン濃度から関東はまだ地震に注意が必要なこと、そして南海トラフ巨大地震の発生に大いに関係があるエルニーニョ現象と黒潮大蛇行の関連についても書くことにする。
- 強烈な耳鳴りの結果
- 千葉県北西部M4.2
- エルニーニョ現象は8月までは続く
- エルニーニョと火山噴火
- 黒潮大蛇行
- 黒潮大蛇行と南海トラフ地震
- 魚類の大漁・不漁
- エルニーニョと黒潮大蛇行発生中には大地震が起きやすい?
- 黒潮大蛇行発生中の地震の傾向
- 黒潮大蛇行・エルニーニョ・大地震との関係の仮説
- フッガービーツ氏の最新の予測
- 今日の前兆現象
- 今日のラドン濃度
強烈な耳鳴りの結果
まず、今日の1本目の記事の補足から。
今朝は金属音的耳鳴りが異常に強く続いていたので、これは関東で地震が間近だと直観して、異例だが午前中にブログ記事を投稿した。
【体感】6/11 9:55現在、1日程前からある金属音的耳鳴りがメッチャ強くなってきた。7日からの酷い頭痛に対応する地震がそろそろ起きるか。#体感 #耳鳴り #地震予知 #地震前兆 #地震予測 #LINE
この異常な強さの耳鳴りのために、今朝10時45分頃に下記のブログを緊急で投稿した。
もっとも、起きたとしても千葉県や埼玉県の内陸でM4クラス程度の地震かもしれないが、たとえばM5クラスでも内陸で起きれば被害地震となる可能性があるので、油断はできない。
千葉県北西部M4.2
結果として、ブログ投稿してから15分ほど経った10時59分に、千葉県北西部でM4.2、最大震度2、深さ約60kmの地震が発生した。
震源は、ここ小平市から50kmほどの距離だった。
通りで切羽詰まった感じがしたわけだ。
現在の体感は、後で書く。
エルニーニョ現象は8月までは続く
次は、太平洋赤道域で海面水温の上昇が続くエルニーニョ現象について。
6/10に気象庁がエルニーニョ監視速報を発表し、7月は70%、8月は60%の確率でエルニーニョ現象が続くと予測している。
その後も、9月、10月と60%の確率が続く予想だ。
これによる日本の気候への影響としては、7月~8月にかけての気温は平年並みになる所が多く、極端な猛暑になることはなさそうだという。
ただし、梅雨の後半では大雨が発生しやすいというので、注意が必要だ。
エルニーニョと火山噴火
じつは、エルニーニョ現象と地震・火山噴火の発生には関係がある。
そもそもエルニーニョ現象の発生は、太平洋上の火山の噴火に影響されて起きるという学説がある。
火山の噴火が気候に及ぼす影響が、エルニーニョ発生に影響を及ぼすという。
地震との関係では、エルニーニョ発生中から終息の翌年くらいにかけて、日本で大地震が多く発生する傾向がある。
そのことは、下記の固定ページでまとめている。
黒潮大蛇行
黒潮の大蛇行は、2017年8月に始まり、現在も続いている。
これは、黒潮が紀伊半島・遠州灘沖で南へ大きく蛇行して流れる現象だ。
最新の予想では8月上旬まで続き、終息の兆しが見えないという。
現在は、2018年秋に発生したエルニーニョと黒潮大蛇行が重なって発生している。
このことは稀にしか起きず、35年ぶりくらいだ。
何度も書いているように、過去の南海トラフ巨大地震は黒潮大蛇行が発生中は起きず、直進期に起きている。
私が常に黒潮大蛇行の動向に気を付けているのは、このためだ。
黒潮大蛇行と南海トラフ地震
黒潮大蛇行と例えば南海トラフ巨大地震の発生との関係については、一部の地震学者も指摘している。
たとえば、で東海大学海洋研究所地震予知研究センター長の長尾年恭教授が発表された内容があり、2016/12/13の記事で紹介している。
長尾氏によると、南海トラフ地震の発生時期については、以下のような傾向があるという。
・過去1500年間で発生した12回の南海トラフ地震のうち、5回は12月に起きている(春から夏にかけては起きない)。
・その理由は2つあり、一つは黒潮の蛇行。
・もう一つは、雪の重みによって日本が日本海側に傾く)。
1つ目の黒潮大蛇行については、私は以前に独自に探究した末にたどり着いたものだった。
南海トラフで起きる大地震だけ、なぜ季節的な偏りがあるのだろうか?
そう思い、南海トラフといえば黒潮、という風に論理を展開していって、大蛇行との関係にたどり着いた。
この点については現時点では科学者も手探りの状態で、私のように気軽に発言できない立場なので、ネットで検索しても学者の説がほとんどないのは仕方ないだろう。
南海トラフ巨大地震が黒潮の非大蛇行期(直進期)に起きていることは、4年前のちょうど今頃2015年6月に出たTOCANAの記事で発表した。
ここで書いたように、この説は気象庁地震火山研究部の岡田正実氏によって1978年に既に発表されていた。
魚類の大漁・不漁
黒潮大蛇行の発生中には、魚類の大漁や不漁も起きる。
現在、シラスの不漁が続いているが、これも黒潮大蛇行の影響だという。
エルニーニョと黒潮大蛇行発生中には大地震が起きやすい?
エルニーニョ現象と黒潮大蛇行が発生している間は、それぞれ日本で大きな地震が多く起きる傾向にあるようだ。
以下に、黒潮大蛇行中または黒潮大蛇行とエルニーニョが重なって起きている期間に起きた大地震を示す。
黒潮大蛇行とエルニーニョが重なって起きている期間は、赤字で示す。
【大蛇行】1854年1月~12月
・1854年07月09日:伊賀上野地震 - M7.2、犠牲者約1,800人。
・1854年12月23日:安政東海地震 - M8.4、犠牲者2,000 - 3,000人。
・1854年12月24日:安政南海地震 - M8.4 、犠牲者1,000 - 3,000人。
・1854年12月26日:豊予海峡地震 - M7.3 - 7.5。【大蛇行】1870年~1875年
・1872年03月14日:浜田地震 - M7.1、犠牲者552人。【大蛇行】1890年~1891年
【エルニーニョ】1891年
・1891年10月28日:濃尾地震 - M8.0【大蛇行】1906年4月~1912年9月頃
・1909年03月13日:千葉県房総半島沖 - M7.5。
・1909年08月14日:姉川地震 - M6.8、犠牲者41人。
・1909年11月10日:宮崎県西部 M7.6。【大蛇行】1917年2月~1922年3月頃
・1917年05月18日:静岡付近 - M6.0、犠牲者2人。
・1921年12月08日:龍ヶ崎地震 - M7.0。【大蛇行】1934年3月1日~1944年前半
・1935年07月11日:静岡地震 - M6.4、犠牲者9人。
・1936年02月21日:河内大和地震 - M6.4、犠牲者9人。
・1941年07月15日:長野地震 - M6.1、犠牲者5人。
・1943年09月10日:鳥取地震 - M7.2、犠牲者1,083人。
・1948年06月28日:福井地震 - M7.1、犠牲者・行方不明者3,769人。
・1952年07月18日:吉野地震 - M6.7、犠牲者9人。【エルニーニョ】1953年春~1953年秋
【大蛇行】1953年7月9日頃~1955年12月頃
・1953年11月26日 房総沖地震 - M7.4。
・1955年05月30日:硫黄島近海 - M7.5。
・1955年07月27日:徳島県南部 - M6.4、犠牲者1人。
・1955年10月13日~17日:桜島噴火。以降65年以上火山活動が続行。【大蛇行】1959年5月~1963年5月頃
・1961年08月19日:北美濃地震 - M7.0、犠牲者8人。
・1965年04月20日:静岡地震 - M6.1、犠牲者2人。
・1968年02月21日:えびの地震 - M6.1、犠牲者3人。【大蛇行】1969年3月~1969年12月頃
・1969年08月12日 色丹島沖地震 - M7.8。
・1969年09月09日:岐阜県中部地震 - M6.6、犠牲者1人。【大蛇行】1975年8月~1980年3月
・1978年01月14日:伊豆大島近海 - M7.0、犠牲者25人。
・1978年03月7日:東海道南方沖 - M7.2。
・1978年03月23日:択捉島南東沖 - M7.0。
・1978年03月25日:択捉島南東沖で地震 - M7.3。
・1978年06月12日:宮城県沖地震 - M7.4、犠牲者28人、津波。
・1978年12月06日:択捉島付近 - M7.2。【大蛇行】1981年11月~1984年5月
【エルニーニョ】1982年春~1983年夏
・1982年03月21日 浦河沖地震 - M7.1。
・1982年07月23日 茨城県沖 - M7.0。
・1983年05月26日 日本海中部地震 - M7.7、日本海に大津波、犠牲者104人。
1983年08月08日:山梨県東部 - M6.0、犠牲者1人。
1984年01月01日:三重県南東沖 - M7.0。
1984年03月06日:鳥島近海 - M7.6。【大蛇行】1986年12月~1988年7月
・1987年03月18日:日向灘 - M6.6、犠牲者1人。
・1987年05月07日:日本海北部 - M7.0。
・1987年12月17日:千葉県東方沖地震 - M6.7、犠牲者2人。【大蛇行】1989年12月~1990年12月
【大蛇行】2004年7月~2005年8月
2004年9月5日 紀伊半島南東沖地震 - M7.4、津波。
2004年10月23日:新潟県中越地震 - M6.8、犠牲者68人。
2004年11月29日:釧路沖 - M7.1。
2004年12月14日:留萌支庁南部 - M6.1。
2005年3月20日:福岡県西方沖地震 - M7.0、犠牲者1人。
2005年8月16日:宮城県沖 - M7.2。【大蛇行】2013年7月~2014年4月頃
2013年10月26日:福島県沖 - M7.1。【大蛇行】2017年8月~201x年
【エルニーニョ】2018年秋(11月)~2019年後半?
・2018年06月18日:大阪北部地震
・2018年09月06日:北海道胆振東部地震 - M6.7、犠牲者41人。
黒潮大蛇行発生中の地震の傾向
こうして見ると、やはり黒潮大蛇行期間中は特に西日本の内陸で大きな地震が起きているように思われる。
そこで、黒潮大蛇行の発生がわかっている19世紀半ば以降の165年間ほどで、西日本の内陸で起きた大地震(主にM6超の被害地震)の数をカウントしてみた。
すると、その期間で西日本の内陸で起きた地震は全39件あったが、うち14件(39%)は黒潮大蛇行の発生中に起きていた。
全期間中、大蛇行発生期間は44年ほどで、約27%になるうちで35%となり、顕著な率ではないが、多少そのような傾向が見られる。
もっとも、これはたまたまそうなっただけかもしれないが。
黒潮の影響が海溝型地震に及ぶことは考えられても、内陸の地震にも影響するということは、正直あまり考えにくい。
だが、上記の地震の一覧を見ると、特に西日本の内陸で起きた地震が多いのはなぜだろうか。
黒潮大蛇行・エルニーニョ・大地震との関係の仮説
ここで、いままで私が考えてきた、黒潮大蛇行・エルニーニョ・大地震との関係についての仮説をまとめておく。
【仮説】
・黒潮大蛇行発生中は南海トラフ巨大地震が起きない。
・黒潮大蛇行は太平洋沖の地震を抑制する?
・エルニーニョ期間中から終息の翌年あたりに大地震が多く発生する傾向。
南海トラフ巨大地震も含み、慶長地震など大地震がまとまって起きることもある。
・エルニーニョ中に日本では特に西日本で大地震が多く見られるが、冬期に高温となることに関係ありか?
・エルニーニョの開始直後と終了直前に最も大地震が起きやすい?
現時点で、エルニーニョも黒潮大蛇行も終わりの兆しが見えてこない。
特に大蛇行は、その方が南海トラフ巨大地震が発生しないということで、良いのだが。
フッガービーツ氏の最新の予測
オランダのフランク・フッガービーツ氏が10日に発表した最新の地震予測情報を紹介する。
それによると、月の危険な配置ができているため、10日~12日にM7以上の地震が起きる可能性があるという。
結局私が警戒した10日のグランドクロス前後には、世界的に大きな地震が起きなかった。
その点では、天体配置による地震予測の経験を多く積んでいるフッガービーツ氏の予測の方が要注意だろう。
今日の前兆現象
ちび子の運動量などは、1本目の記事で書いているので、省略する。
今日の無人チャイムは、16時台3回、17時台2回、19時台2回。
ばけたん点滅は、17時台に2回あった。
耳鳴りは、今朝よりは多少弱まったものの、まだ強めに続いている。
頭痛体感は、6/7~6/8に強い頭痛があったため、6/10~6/12に関東近辺で対応する地震が起きるかもしれないと予測していた。
その結果の一つが今朝の千葉県北西部M4.2だが、これだけで終わらないかもしれない。
今日のラドン濃度
ラドン濃度を見ると、昨日の昼のピーク時の23から現時点(11日21時)で16まで下がった。
10時59分に起きた千葉県北西部M4.2の地震の時点で19だったが、その後も下降を続け、16まで下降した。
…ということは、まだこれから関東で起きる地震に対応しているかもしれない。
ただし、これは午後から雨が降った影響もあるかもしれない。
フッガービーツ氏の予測は世界のどこで起きるかわからないが、私の体感もあるので、念のため注意したい。
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