探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【台湾-西日本地震連鎖の法則】西日本で地震が相次いでいるのは南海トラフ巨大地震など大地震の前触れか?


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最近西日本の京都、島根県、瀬戸内海などで震源の浅い地震が目立って起きているが、これが昭和東南海・南海地震あるいは他の西日本の大地震の前触れである可能性を検討してみる。



西日本で地震が目立つ

「あれ?最近、西日本で地震が目立つな」
ということは、特に西日本に住んでいる人たちは、誰もが感じていることではないか。

たとえば、下記の図は直近の10件の有感地震の一覧だが、うち西日本が震源となったものに●印をつけると、以下のように6件になる。

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そのうちで、詳細は後で示すが、震源の深さが10kmとか15kmと、浅い地震が多いようだ。

西日本で直近に起きた地震の分布

下記のマップは、直近で過去に西日本で起きた100件の有感地震を検索した結果だ。

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また、今日の本題として、昭和東南海地震(1944/12/7、M7.9)と、昭和南海地震(1946/12/21、M8.0)の前に西日本で発生していた各100けんの有感地震のマップも以下に示す。
主要な地震については、発生日付、規模、深さを記した。

まず、下記が昭和東南海地震(1944/12/7、M7.9)の前のもの。

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次が、昭和南海地震(1946/12/21、M8.0)の前のもの。

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昭和南海トラフ地震と現在の地震マップの相違点

上記の震源マップを見て、パッと見で気づくのは、最近起きた地震の震源図では、M3クラスまでがほとんどで、M4.0~M5.1が9回だけで、小規模な地震ばかりだということ。
これに対して、昭和東南海地震と昭和南海地震の前は、M4~M5クラスの地震がかなり目立つというあたりが違うところか。

ただ、同じ100件でも、東南海・南海地震の前は1年間ほどでやっと100件が揃っていたのに対して、現在では3カ月ほどで100件の地震が起きていることが大きくことなる部分だ。

同じ震源の条件で、なぜこれほど違うのかについては、理由がパッと思いつかない。
昔に比べて、西日本で地震が頻発しているということは言えるだろう。

また、地震の規模は別として、昭和東南海・南海地震が起きる前と、現在とでは、有感地震が起きていた震源の分布が似ているように思える。

特に、島根県、瀬戸内海、京都府内陸などで、震源が浅い地震が目立つ。
また、日向灘でも目立つが、ここは常にこのくらい揺れているのかもしれない。

東南海地震と南海地震のどちらが起きやすい?→台湾-西日本地震連鎖の法則

今回は、昭和の東南海・南海地震との対比で検討しているため、東海地震の想定震源域は調べていない。

では、東海以外の、東南海と南海のうち、次の南海トラフ巨大地震はどちらになりそうだろうか?
過去約3か月間の地震の起き方から大ざっぱな見方をすれば、南海地震の方だろうか。

あくまでも、「近年中に起こるとすれば」の話で、すぐにでも起きそうな切羽詰まったものは感じないが。

あるいは、南海トラフから離れて、他の西日本で起きる大地震の可能性も考えておかなければならない。

というのも、一つには「台湾-西日本大地震連鎖の法則」があるからだ。

昨年は2018/02/06に台湾・花蓮県でM6.4の地震があり、その翌年2018/06/18に大阪府北部地震が起きた。
また今年2019/04/18にも台湾・花蓮県でM6.1、最大震度7の地震が起きた。
そのため、また西日本で連鎖の法則が働くかもしれず、注意が必要だ。

エルニーニョ現象発生後の大地震の法則

他にも、今年夏(6月)に終息したエルニーニョ現象から1年間くらいは大地震が起きる傾向があること。
ただし、これは日本全体に言えることで、西日本に限った傾向ではない。

そういう観点で最近の100件の地震分布を見てみると、まずは熊本地震の震源域に集中していること。
これは大きめの余震かもしれないが、注意が必要だ。

このブログやTOCANAなどで、しつこいくらい何度も紹介しているが、現在起きている黒潮大蛇行が継続する間は、南海トラフ巨大地震は発生しないという法則がある。
そして、黒潮大蛇行は最新の予想では長く続きそうで、少なくとも年内は続くだろうとのこと。

そういう意味でも、前掲の直近100件の西日本の地震マップでは、そう差し迫った要素がないということとも同期している。

しかしながら、こうして書いていることは、あくまでも「傾向」であって、絶対的なものではないことは、これまでに何度も書いている通り。

西日本は大きな地震に注意

以上のことから、結論的なことは出せないが、西日本で地震が目立っているところは、注意するに越したことはないだろう。
ずっと先の大きな前兆かもしれず、または単に通常の地震活動だけで終わる可能性もある。

これらの頻発している地震が、前述の「台湾-西日本地震連鎖の法則」とエルニーニョ中に大地震の傾向と関係ないとしても、この2つの傾向から、西日本では大きな地震が起きやすい時期にあることは、忘れないでいただきたい。

気になる方は、今回私が利用した気象庁のWeb上の「震度データベース検索」で、色々と探ってみると良いだろう。
1922年1月1日以降、最新の(2日前頃まで)の国内の地震データを検索できる。


【参考】
気象庁:震度データベース検索

今日の前兆現象

今日のちび子の運動量については、多忙のためにInstagramでまだ投稿していない。

今朝は、18331回と、久しぶりの多さだ。
昨日の13440回を上回っていて、2日連続の1万回超えということでも、関東近辺で強めの地震に注意が必要だ。


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