産業技術総合研究所などの研究チームが、887年に起きた「仁和地震」が、南海トラフの西側と東側で同時に起きた巨大地震だったことを11/18に発表した。
このことにより、今後発生する南海トラフ巨大地震も大規模なものになる可能性が高くなった。
南海地震と東海地震は歴史上ほぼ同時に起きていた
国立研究開発法人・産業技術総合研究所は、南海トラフ巨大地震に関する重大な発表をした。
静岡県西部の太田川低地から、7世紀末と9世紀末の津波堆積物を発見し、歴史記録上未確認だった2回の東海地震の発生を確認した。
南海地震が684年と887年に発生したことは歴史記録にあるが、同時代の東海地震については確実な歴史記録がなかった。
特に887年の南海地震(仁和地震)では、東海地域も含む広い範囲で強い揺れを感じたという記録があった。
今回の津波堆積物の発見によって、東海地震も同時に発生したことが確認された。
西と東で同時に巨大地震
上記の発見をまとめて、2つの南海トラフ巨大地震の発生時期単位で示すと、以下のようになる。
684年11月26日:白鳳地震(南海トラフ全域) - M8.1~8.4、犠牲者多数。
→南海と東海で同時に巨大地震。887年08月22日:仁和地震 - M8~M8.5
→南海と東海で同時に巨大地震。
11月~12月は本来は要注意期間
ちなみに、白鳳地震の方は、684年11月26日に発生したということで、ちょうど昨日の記事で、南海トラフ巨大地震は11月~12月に多く発生すると書いたが、その1例となっている。
なので、通常ならば現在から今年いっぱいくらいは南海トラフ巨大地震の発生の可能性を考えておかなければならない。
だが、南海トラフが動く条件の一つである、「黒潮大蛇行が起きていない時」(非大蛇行期)という条件が成り立っていない。
もし、1年後に黒潮大蛇行が終息していれば、且つ、まだ南海トラフで揺れていなければ、11月~12月は注意した方が良いだろう。
南海トラフ巨大地震が起きやすい季節
ちなみに、上記の過去13回の南海トラフ巨大地震を、発生月に分類すると、以下のようになる。
◎南海トラフ巨大地震の発生月
2月:2回
7~9月:4回
11~12月:7回
上記は、起きていない1月を挟んで、「11月~2月」という区分けもできるだろう。
それが許されるならば、こうなる。
◎南海トラフ巨大地震の発生月
7~9月:4回
12~2月:9回
そうなると、「過去の南海トラフ巨大地震は、冬季と夏季に集中して発生していた」ということが言えるのではないか。
そして、特に冬季に多く、その中では12月に最も多く発生していた、と。
というわけで、今日も短い時間の中で「プチ発見」をしました。
カムチャツカ半島西沖M6.2、メキシコM6.3の地震
今日は、カムチャツカ半島のオホーツク海でM6.3、メキシコでもM6.3の地震が発生した。
下記のマップ上の発生時刻は日本時間。
これを見ると、地震発生パターンとしてあり得るのは、南太平洋のトンガやインドネシアなどから続いてきた環太平洋上の時計回りの連鎖だ。
それで日本を飛ばして、オホーツク→メキシコと続いたと見るパターン。
あるいは、カムチャツカ沖で揺れたことから、同じオホーツクプレート(北米プレート)上の東日本でも大きめの地震に気を付けましょうというパターンだ。
今日の前兆現象
ちび子の運動量は、少なかった。
【ハムスター】11/20朝、カウンター値:44。 @kokanranger 報告 #hamster #地震予知 #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンリアンハムスター
11/19朝が8801回だったが、その後に関東近辺でまだ揺れていないので、発震スタンバイかもしれない。
また、今朝2019/11/20 9時台に、うちの玄関で無人チャイム(音楽なし)が2回あった。
今までは人がチャイムを押すときと違い、音楽が流れていたが、いちいち玄関に出て確認しなければならないので面倒だ。
地震に対応するものかどうかは、まだ少ないパターンなので何とも言えないが。
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