昨夜ギリシャの南沖でM6.6の大きな地震が発生したが、その後にリング・オブ・ファイア上ではM5クラスの地震も起き始めているので、今後5/7の満月前後までの地震発生の傾向を考えてみたい。
ギリシャ南沖M6.6
昨夜21:51に、ギリシャ・クレタ島の南100kmほどの沖合で、M6.6の地震が発生した。
地震の詳細は以下の通り。
M 6.6 - 89km S of Ierapetra, Greece
2020-05-02 12:51:06 UTC
2020-05-02 14:51:06 +02:00 at epicenter
Location
34.205°N 25.712°E
Depth
16.99 km (10.56 mi)
震源の深さは20kmほど。
この地震により、ギリシャ、クレタ島のイエラペトラでは、20cm未満の小規模な津波が観測されたという。
たとえ20cmでも、足を取られる恐れはあるが、今のところ海外ニュースでも被害は報告されていない。
エーゲ海=アフリカプレート境界
下記のGoogleEarthマップに震源を示す。
このように、余震が多数発生しているようだ。
上記マップで記したが、昨年11月下旬には、アルバニアでM6.4、ギリシャ・クレタ島北西沖M6.0の地震が続いて起きていた。
これらの地震に共通するのは、いずれも南のアフリカプレートがエーゲ海プレートに沈み込む地点が震源となっていたこと。
上記マップでは、USGSの機能で過去1900年以降のM7.0以上の大地震の震源を示している。
これを見ると、この震源付近では大地震はそう多くは起きていない。
だが、前述の2プレートの境界付近では、今後も大きな地震に注意が必要だろう。
環太平洋の地震
この1日間で、現時点(5/3 15:20)では、ギリシャ南沖以外に下記のM5クラス以上の地震が起きている。
2020/05/02 21:51(JST):ギリシャ南沖、M6.6
2020/05/03 09:44(JST):ペルー南部、M5.7
2020/05/03 12:24(JST):台湾東部沖、M5.1
下記が、USGSの震源マップ。
これを見ると、ペルー→台湾とリング・オブ・ファイア上で対角線上に揺れている。
これが少しずれてくると、日本の方でも大きめの地震が起きるかもしれない。
頭痛体感
昨日書いたように、私の頭痛体感では今日か明日(5/3~5/4)あたりで関東で強めの地震が来る予測だ。
だが、今朝2020年05月03日05時55分に茨城県北部でM3.6、最大震度2の地震があった。
これがその一つであるかもしれないが、頭痛の強さからすると、まだ揺れる可能性がある。
本当はM3程度の取るに足らない地震で騒ぎたくないが、一応自分の体感に対応するものなので、書かざるを得ない。
5/7の満月前後にかけても、日本でも大きな地震に注意が必要だろう。