探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【災害】マリアさんの生徒さんが「三島」と降りた~富士山噴火・南海トラフ・首都直下地震は単独では起きない~海洋現象と巨大地震


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ヒプノセラピストマリアさんが今日のブログ記事で富士山噴火などのことを書いていて、ちょうど私も今日は南海トラフや富士山が動く時期を検討していたので、そのことを少し書くことにする。


 

「三島」

今日マリアさんから連絡があって、東京の生徒さんが「三島」と降りたという。
そのことは、2020-06-15 21:49のマリアさんの記事「生徒の夢」で書かれている。


 

過去に三島のあたりが大きく揺れたケースとしては、以下のようなものがある。

1930/11/26:北伊豆地震、M7.3、犠牲者272人
1974/05/09:伊豆半島沖地震、M6.9、犠牲者30人
2009/08/11:駿河湾、M6.5、伊豆市で震度6弱


あとは、もっとずっと遡れば、東海地震だろう。
 

富士山噴火

そしてマリアさんの今日の2020-06-16 07:15の「話題のたつき諒さんとの検証など」の記事。


 

ここでは、たつき諒さんが2021年8月20日に富士山が噴火を起こすと解釈できる予知夢を見たとある。
あるいは、発生しない場合は2036年か2051年かもしれないという。

【追記】2021/06/30

例の、たつき諒さんの8月20日に富士山噴火の予言の件、実は『不思議探偵社』にコンタクトした人物は、たつき諒さんの「なりすまし」だとわかったそうです。
詳細は、下記のブログ記事を参照してください。


大きな地震は、「単独」では起きない。
一つの海流や地殻の活動の中で、起きるべくして起きる。

その大きなヒントとなるのは、エルニーニョ、ラニーニャ、IOD、黒潮大蛇行などの海流現象。

富士山噴火も、「単独」では起きない。
一続きの地殻の活動の中で起きる。
恐らく、その前には、エルニーニョ現象→黒潮大蛇行という流れがある。
そして、南海トラフ巨大地震が続くかもしれない。

起きるとすれば、過去の大災害シリーズの解析からすると、あり得るのはその後?
あるいは、南海トラフと富士山の順番が逆になるパターン。

過去の富士山噴火と南海トラフ巨大地震

今日はまた、短時間で研究を行って、いくつか新たな発見をしてしまった。
この記事で書いていることも、そのうちに含まれている。

過去の富士山噴火の前後には、このようなことが起きていた。

【エ】1500年(1年間)
【大蛇行:推定】1501年?
1502年1月18日:越後地震、M6.5~7.0、犠牲者多数。
1510年9月11日:摂津・河内地震、大阪、M6.5~7.0、犠牲者多数。
1511年:富士山噴火
1520年3月25日:永正地震、M7.0~7.7、紀伊・京都、津波。
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【エ】1707~1709年(3年間)
1707~1731年:フィリピン、タール火山噴火
【大蛇行:推定】1707年?
【南海】1707年10月28日:宝永地震(南海トラフ全域) 、M8.4〜8.6
1707年10月29日 宝永富士宮地震 - M7.0。
【噴火】1707年12月16日:富士山宝永大噴火、VEI5。


16世紀や18世紀には、実際は黒潮大蛇行の存在はまだ知られていなかった。
知られていなかっただけで、実際は何度も起きていただろう。

だが、今日の研究でわかってきたのは、黒潮大蛇行はエルニーニョの発生中または終息後に発生する傾向があること。
それで、この2回の富士山噴火の期間に「【大蛇行:推定】」として、大蛇行が発生していたと仮定した。
南海トラフ巨大地震の多くは、黒潮大蛇行の終息直後に起きていたために、このような仮定とした。

ただし、永正地震は南海トラフ巨大地震ではないとされるが、同じエリアで起きた大地震ということで、同列に扱うことはできる。

何が言いたいかというと、来年あたりにいきなり富士山が噴火する可能性は、非常に低いと考える。
その可能性が生じるとすれば、その前に黒潮大蛇行が収束していると思われる。

だが、現在発生中でいつ終わるか見通しがつかない程の強さで大蛇行が続いているために、あと1年くらい続いても不思議はないだろう。

海洋現象の研究が重要

エルニーニョ、ラニーニャのような世界中の海洋や気候に大きな影響を与える現象は、太平洋周辺の内陸/海溝型地震の発生にも大きな影響を与える。

なので、地震の研究には、IODや黒潮を含めた海流の研究は欠かせなくなる。
残念ながら、日本の地震学者の多くは、そのへんの視点が欠けているように思われる。

最後に富士山の話に戻すと、噴火するならばその前に、フィリピン海プレート周辺で火山活動が活発になったり、西日本で大地震が起きたりするだろう。
実際に噴火すれば、「首都壊滅」になる可能性が非常に高いことは、その方面の学者さんの本を読めばイヤでもわかる。

そういう意味では、今は西之島の火山活動が活発になっているので、今まさに長期的に見て注意が必要な期間に入ってきているのかもしれない。

もっと直近では、関東の方で西之島以外に大きな地震に気を付けるべきかもしれない。
マリアさんも、関東当たりが気になっているようだ。


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