今日6/17に岐阜県美濃中西部でM4.2最大震度4などの地震があったが、美濃地方は歴史的に大地震・巨大地震が繰り返し起きていて、また西日本の他の地域の大地震の前に揺れることもあるので、その過去の例とともに示す。
美濃中西部M4.2
地震の詳細は以下の通り。
発生時刻:2020年06月17日 15時03分頃
震源地:岐阜県美濃中西部
最大震度:震度4
緯度:北緯 35.3度
経度:東経 136.5度
震源:マグニチュード M4.2
深さ:約10km
美濃地方の小規模地震→西日本の大地震
まず、美濃地方で小中規模の地震が起きた後で西日本の近隣で大地震が起きたケースをいくつか挙げる。
1945/01/10:岐阜県美濃中西部、M4.8、最大震度1
1945/01/13:三河地震、M6.8、最大震度7相当、犠牲者・行方不明者2,306人、津波。
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1952/06/27:岐阜県美濃中西部、M4.7、最大震度2
1952/07/18:吉野地震、M6.7、中部~中国・四国地方、犠牲者9人。
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1946/12/20:岐阜県美濃中西部、M4.5、最大震度1
1946/12/21:昭和南海地震、M8.0、犠牲者・行方不明者1,443人、津波。
このように、直近の南海トラフ巨大地震の前日にも美濃地方で、今日と同じくらいの地震が起きていた。
過去の大規模な地震
その他に、美濃地方ということでは、もっと大きな被害地震が起きていた。
まず、過去100年間の最大規模は、M6クラスが2回あった。
1934/08/18:岐阜県美濃中西部、M6.3、最大震度4
1969/09/09:岐阜県美濃中西部、M6.6、最大震度5
過去100年間では、それほど大きな被害地震は起きていなかった。
だが、実は美濃地方というのは、歴史的に大地震が繰り返し起きていた怖い地域なのだ。
過去の美濃地方の歴史的被害地震
以下に示すように、美濃国(岐阜県美濃地方)というくくりでは、少なくとも以下の大地震が起きていた。
0745/06/01:天平地震、美濃国、M7.9
1586/01/18:天正地震(飛騨・美濃・近江地震)、M8.0程度
1833/05/27:美濃西部、M6.2、犠牲者11人
1891/10/28:濃尾地震(美濃・尾張地震)、M8.0,犠牲者・行方不明者7273人。
1961/08/19、北美濃地震、M7.0、犠牲者8人。
特に日本最大の内陸地震である濃尾地震は、今日地震があった美濃地方中西部に近く、濃尾平野の現在の本巣市あたりが震源だった。
このような巨大地震が現代に起きれば、特に名古屋などの大都市では甚大な被害が出るだろう。
その前の天正地震も、あまりにも昔の地震のために震源もよくわかっていないが、被害地域が日本海の若狭湾から太平洋の三河湾までという、日本史上例のない大地震(巨大地震)だったようだ。
つまり、被害地域の広さから、M8.0の濃尾地震以上の巨大地震だった可能性もある。
このように、たとえ小規模でも特に地元の人々は、念のために大きな地震に注意した方が良いだろう。
今日の前兆現象
さきほどあった耳の閉塞+耳鳴りだけ。
【追記】2020/06/17 22:11
…と、投稿した矢先に、再度閉塞+耳鳴りあり。
【体感】2020/06/17 22:06 左耳で閉塞2~3秒→ピー音の耳鳴り数秒間。先程に続いてダブルで来るのは稀で関東は要注意か。#体感 #耳鳴り #地震予知 #地震前兆 #地震予測
また下記のように22:10時点のイオノグラムで国分寺が強く出ているので、やはり少なくとも関東圏は揺れそうだ。
また稚内や他のところも出ていて、もしかするとどこかで大きめの地震が起きるのか。