たとえば自分が撮った写真を、自分のWebサイト上で公開していて、それをたとえば誰かが自分のブログで無断に掲載していたら、どう思いますか?
すごく嫌ですよね?
まあ、中には、自分の写真を公開してくれてありがたいと思う人もいるかもしれませんが。
感情的には、やっぱりいい気持ちはしませんね。
同じことを、著作権をもつ人々が感じているとしたら、どうですか?
プロのカメラマンと呼ばれる、写真を撮って生計を得ている人たちが、その作品を自分の知らないところで無断で使われているとしたら、やっぱり嫌な気持ちになるでしょう。
同じことが、漫画家やイラストレーターにもいえるでしょう。
MIXIのプロフィールやコミュニティーのトップページで使われている画像を見ていつも思うのは、あまりにも著作権が守られていないということです。
このことは、以前にもこのブログの記事として書きました。
でも、ぼくのまわり、マイミクの人々、参加しているコミュニティーなどでは、あんまり改善が見られません。
なので、ちょっと書き方を変えて表現してみました。
「自分の立場に立って考えてみて」という願いを込めて。
じつは、ぼくが参加しているMIXIのあるコミュで、ぼくのWebサイトで掲載している写真を、無断でトップページで使われているんです。
そのことは管理者には黙っていましたが、たぶんその管理者がぼくの本名を知れば、あっと気づくでしょう。
これはマズイと。
その写真というのは、ぼくが撮ったものではなく、ある人が特別に提供してくれたものなんです。
詳しくは書けませんが、世界でも稀に見る、非常に貴重な写真なんです。
それで、思い切ってその管理人の人に連絡してみることにします。
その人はたぶん、悪気があってやっているのではなく、軽い気持ちで、しかも「MIXIで使う分には気づかれないだろう」ということもあって、使っているのではないかと推測します。
2〜3日前だったか、MIXIの著作権関係のコミュニティーに参加しました。
さきほどちょっとそのコミュのメンバー一覧を見てみたら、なんだか他のコミュと雰囲気が違うんですね。
何が違うんだろうと思ったら、Webなどで入手したタレントの写真やプロが撮った写真を勝手に使っている人がすごく少ないんです。
多くのメンバーが、自分の顔写真や、自分が撮った風景の写真などを使っています。
「ああ、やっぱりこういうコミュに参加している人たちは意識が高いな」と、嬉しくなりました。
たぶんみんな、日記帳か何かの延長なんですね。
パブリックの場でものを書いているという意識が足りないのでしょう。
でも、将来「表現者」を目指そうという人がいたら、そういうことではダメでしょう。
著作権というものを常に意識する必要があります。
一般的に日本人は、著作権というものに対する考え方がルーズだと思います。
形のないものには価値がないという思いこみからくるのでしょうか。
でも、それは大間違いだと思います。
これからの時代は、形のないものこそ価値をもつというように変わっていくものでしょう。
たとえば、その形のないものが「情報」であり、また「宗教」であったりもします。
MIXIといっても、もう会員300万人のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)ですからね。
公共の場であるという意識をもたないとまずいと思います。
これを書いている自分自身も、気をつけなければならないことです。