探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【地震】8/13 種子島南東沖でM5.1の地震~台風5号が震源を迂回していった?長野県南部や焼岳も?


今日8/13未明に、鹿児島県の種子島南東沖でM5.1の地震が発生した。
この震源マップを一目見てハッとしたのは、台風5号の進路に近いため。
この地震と1日ほど前に付近で起きた地震を、まるで台風が避けて通った節がある。
他にも、この長寿命の台風は各所で同様に地震震源となる地点を迂回したかもしれないので、それらを検討したい。

発生時刻:2017年8月13日 3時23分頃
震源地:種子島南東沖
最大震度:震度2
緯度:北緯 29.9度
経度:東経 131.3度
震源マグニチュード M5.1
深さ:約30km


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台風5号の進路

まず、台風第5号の概要を。
7月21日に南鳥島付近で発生して、太平洋上を迷走した後で7月31日に非常に強い台風へと勢力を強めた。
その後、ゆっくりと九州に接近して、8月7日に和歌山県に上陸した。
翌日8月8日に日本海へ抜け、温帯低気圧に変わった。


18日と18時間存在した長寿台風で、これまでに2番目に長い台風だったという。
下記のGoogleEarthのマップ上で台風5号の経路を示しているが、データ上は台風になる前の熱帯低気圧の時から始まっている。


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7/28鳥島近海M5.6など

この台風5号が、その後に地震が発生して震源となった地点を「迂回」したのではないかと思われる地点を以下に紹介する。
時系列に示していくことにする。


まずは、下記のGoogleEarthマップの上部分に記した、7/28 8:58に発生した鳥島近海M5.6の地震
この地震発生とほぼ同時刻頃に、台風は進路を微妙に南方へと変えている。
その「7/28 9時」と記した地点から震源までは、およそ200kmほどだった。


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その後に南下していって、7/29 18時にさらに進路を若干南へと変えたが、8/7に硫黄島近海で発生したM4.5の震源を回避するような動きを示していた。


そして7/30 12時頃から急激に進路を変えて、西へ進んだ後で北へと進路変更した。
そのまま南へ進んでいたら近づいただろう地点で、8/11にM4.3の地震が起きている。


以上は非常に微妙な進路の変化なので、たまたまそうなったと言われれば、そうかもしれない。

8/13種子島南東沖M5.1

その後、台風5号は西へと進んで日本列島に接近したが、8/4 12時頃から進路を北へと変えたが、そのまままっすぐ北へとは進まず、迂回するような動きを取った。
すると、8/12 5:16に奄美大島西方でM4.6の地震(無感地震)が、今日8/13 3:23には前述の種子島南東沖M5.1の地震が起きた。
その震源を下記マップで示す。


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台風5号は、上記の2つの地震震源となった地点の間を縫うかのように、北へと進んでいった。
これは、いままで書いたものよりも可能性が高くなるのではないかと個人的には思う。
これら2つの地震が発生する8日ほど前に、このような動きを取ったことになる。

長野県南部・北部M2~3クラス

台風5号はその後、四国の南方を東へ進み、和歌山県に上陸して近畿地方を通っていく。
ここで、たとえば南海トラフ地震の想定震源域で進路を大きく迂回したりすれば超大変だが、そういうことは起きていない。


だが、ひとつ気になることが。
今回の命題とは関係ないが、下記に示すGoogleEarthのマップで、昭和南海地震(1946年)の震源を記してある。
ちょうどそこと被るように、7/28 9:56にM4.1の地震が起きているのが非常に気になるところだ。


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その後、台風は8/7 21時に滋賀県あたりで進路を若干北へと変えて進んでいった。
微妙に岐阜県や長野県を迂回するような動きを見せたが、長野県南部・北部では小地震が頻発していて、また南アルプスの焼岳では小規模の噴気が出ている。
このような進路変更は微妙なものなので、はっきり断言はできないが、一応紹介しておく。


その後に台風は日本海へと抜けたが、新潟県佐渡ヶ島あたりでまた迂回するような動きがあったので、これも気になるところだ。

台風迂回説

このような、地震震源となるところを台風が「迂回」するという説は、私が初めて提唱したわけではない。
自分の研究結果などは、昨年のTOCANAの記事で紹介している。


tocana.jp


また、下記の昨年のブログ記事では、この年の台風が迂回した例をまとめて総括している。


tankyu.hatenablog.com


いつも書いているように、台風の進路を決めるのは、高気圧であったり、風向きであったりするわけで、地震だけがそうだというわけではない。
このような説が実際に成り立つのであれば、台風が変な動きをした時には地震に注意するといったことができるだろう。


実際、今日の種子島南東沖M5.1の震源となったところは、その「変な動き」に該当するところだったので、個人的に注視していたら、実際に地震が起きたという次第だ。
やはり地震の発生と気圧や他の気象現象は切り離せないものだという一つの例だろう。



※神秘三昧Webで、『【神秘三昧】松原照子氏の東日本大震災の世見(予言)まとめ~的中した3.11の予言』というページを立ち上げました。
松原さんの3.11の予言がインチキだと思っている方に特に読んでいただきたい。
www.shinpi3.com


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これ、TOCANAの筆者プロフィール欄に載せてと言ったら怒られるかな?(^o^)Just playing with Snow app.#Snow


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