探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【前兆】南海トラフ付近で地震が増えている~昭和東南海地震の前と比べてみた~次の巨大地震はどこか?


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今年に入って、南海トラフの手前の内陸及び海溝で小規模な地震が多発しているようで、どれだけ増えているのか調べてみたところ、南海トラフ巨大地震の前兆ではないかという無視できない傾向が見えてきたので紹介する。


 

地震は増えているか?

まず、本当に南海トラフの手前(陸側)の内陸・海溝地震が増えているのかどうか、1年前の今頃を比較対象にして、1カ月間のM3.0以上の地震をカウントしてみた。
(今日2/9の17時以降に起きる地震は省略する)

まず、下記は1カ月前から今日までの有感地震の一覧で、計13回起きていた。

過去1か月間: M3.0以上 13回
2020年01月09日06時29分:愛知県東部、M3.0、最大震度1
2020年01月10日17時09分:奈良県、M3.3、最大震度1
2020年01月14日01時58分:紀伊水道、M3.0、最大震度1
2020年01月17日02時39分:和歌山県南部、M3.3、最大震度2
2020年01月19日03時51分:紀伊水道、M3.1、最大震度1
2020年01月20日08時46分:和歌山県南部、M3.6、最大震度2
2020年01月22日18時52分:徳島県南部、M3.1、最大震度3
2020年01月23日16時13分:静岡県西部、M3.7、最大震度2
2020年01月31日20時50分:三重県北部、M1.9、最大震度1
2020年01月31日20時50分:三重県北部、M1.9、最大震度1
2020年02月08日14時55分:紀伊水道、M2.8、最大震度1
2020年02月09日06時58分:遠州灘、M4.1、最大震度1
2020年02月09日08時21分:徳島県南部、M3.1、最大震度1

 

1年前の南海トラフ付近の地震

次に、1年前の昨年2019/01/10~2019/02/09の1か月間で、M3.0以上の地震が計7回起きていた。

比較対象の1年前の1か月間:2019/01/10~2019/02/09 M3.0以上 7回
2019年01月11日10時15分:静岡県西部、M3.0、最大震度1
2019年01月11日11時06分:静岡県西部、M3.5、最大震度2
2019年01月15日23時00分:淡路島付近、M3.1、最大震度2
2019年01月17日23時00分:淡路島付近、M3.1、最大震度2
2019年01月28日13時02分:和歌山県北部、M3.0、最大震度1
2019年01月29日03時22分:徳島県北部、M3.9、最大震度2
2019年02月03日07時57分:淡路島付近、M3.1、最大震度1


このように、同じ1カ月間であるのにM3超の地震が倍増していた。
やはり、南海トラフ付近で有感地震が「増えている」という推測は正しかったようだ。

では、このことは何を意味するのだろうか。

昭和東南海地震の前にどれくらい地震が起きていたか

考えられる可能性として、南海トラフ巨大地震が間近に迫っているということ。
では、本当にそうなのかどうか、過去の南海トラフ巨大地震の前に起きていた有感地震と、現在起きている地震の数を比較してみる。

対象とする地震は、1944年12月7日に発生した昭和東南海地震(M7.9)とする。

この地震が発生する1年6ヶ月前から地震の前日までに発生した南海トラフ付近で派生したM3.0以上の地震を、カウントしてみる。

なぜ1年6ヶ月という中途半端な期間なのかというと、現在から遡って、気象庁データベースの検索結果の上限である100件を超えないようにと調整した結果だ。
なので、この長さはあまり気にしないでください。

昭和東南海地震の前の1年6ヶ月間の地震

まず、1943年6月7日~1944年12月6日の1年6カ月間に起きたM3.0以上の地震を検索してみた。
すると、38件見つかった。

下記のマップで、昭和東南海地震と昭和南海地震の震源は、あとから書き加えたもの。

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これを見ると、昭和東南海地震では、震源の周囲で有感地震が起きていない空白域があり、ドーナツ化現象だろうか。

ここで勘違いしてはならないのは、震源が沖へ行くほど小規模地震では有感地震にはならないので、地震が少なくなるのは当然だということ。
そういう原則で見ていく必要がある。

最近1年半の地震

次に、現在から過去1年6カ月の間に起きたM3.0の地震を検索した。
すると、99件見つかった。
震源の分布は、下記のマップの通り。

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こちらは99件と、非常に多くなっている。

また、昭和東南海地震の前の1年半の地震の分布と、なんだか似ているような気がする。
どちらも、三重県南東沖あたりでM6クラスの地震も起きていた。

これはたまたまなのか、そうではないのか、知りたくなってきた。

比較対象の期間

そこで、2つの時代の中間あたりとして、1988/08/08~1990/02/07の1年半の期間の地震を検索してみた。
すると、こちらも上記2つの期間と似ているような気がする。

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ただ、やはり現在の方が最も多く地震が起きているのが不穏なところだ。
特に、和歌山県内陸と紀伊水道あたりで地震が集中している。

現在のマップ上では、もし南海トラフ巨大地震が起きるのならば、このへんだろうかということで、丸で囲んでみた。
もちろん、かなり適当ではあるが。

また、2005年頃からダウジング地震予測で、下記マップのように、南海トラフあたりが頻繁に出るようになった。

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南海トラフで次に揺れるエリアは?

このダウジングのポイントを、上記の過去1年半の震源マップに重ねてみる。

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そうすると、ダウジングポイントあたりで既に地震が起きた例もあるようだ。

だが、やはり最も密集しているのは南海地震の予想震源域のあたりだろう。

上記マップで、昭和東南海地震と昭和南海地震の震源も記しておいた。
これを見ると、やはり次に揺れそうなのは、他の2つのピンク丸で囲んだエリアあたりだろうか。

個人的には、西側の丸エリアの方がダウジングでも何度も出ていたので、やはり次に揺れるのではないかと考えているのだ。
客観的に考えれば、そう説得力があるわけではないだろうが、あくまでも可能性として考えている。

南海トラフ巨大地震はいつ起きるか?

まとめとして、タイトルにある「南海トラフ巨大地震の前兆か?」については、その可能性があるとしか言えない。
持論としてある、南海トラフ巨大地震は、黒潮大蛇行の非大蛇行期に起きるというのがあるので、現在発生中の黒潮大蛇行がいつ終息するかがポイントだろう。

少なくとも東京オリンピック直前までは発生の可能性が低く、黒潮大蛇行が最短で終息した場合は今年後半の可能性も出てくるだろう。

今日の前兆現象

今日は、午後に買い物に行っていた時間もあったが、ばけたん点滅は気づかなかった。

前兆かもしれないこととしては、12時頃に、地デジテレビでNHK、日本テレビ、テレビ朝日の3局がすべてノイズが入り、しばらくまったく映らなくなった。
しばらくして、自然に戻ったが。

こういうことは滅多にないことだ。
ちなみに、うちでは室内アンテナを使用していて、まともに映るのは上記の3局だけだ。

その後、2020年02月09日16時36分に、千葉県北東部でM4.0、最大震度2の地震が発生した。

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ここ小平市から震源までは、約90kmほど。
昨日までの強い耳鳴りやばけたん点滅は、この地震の前兆だったようだ。

今日2/9は満月なので、今後数日間も満月トリガーで地震に注意した方が良いだろう。

※今日の記事はこれ1本で終わります。

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