探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

地震前兆・超常現象研究家の百瀬直也が地震予知・災害・防災・予言などを探求するWeb/ブログ(はてな旧サイト)




【地震】日本でM7.0以上の地震が3年半も起きていない+月食トリガーの大地震に注意+渡辺さん大きな地震に注意


f:id:nmomose:20200606211427j:plain

M7クラス以上の地震が日本でしばらく起きていないので、確率論的にどうなのか調べたところ、かなり普通ではないブランクが空いていることがわかった。
また今日6/6の半影月食から数日間は月食(満月)トリガーで大地震に注意が必要だ。


 

過去のM7.0以上の地震を検索してみた

そういえば、ここ数年で、熊本地震以降にM7.0以上の地震が日本で起きていない。
そこで、気象庁データベースで最古の1919年まで遡って、M7.0以上の地震を検索してみた。

最大100件しか検索されないので、以下のように2回にわけて検索する必要があった。

1919/01/01~1973/06/17:約54年間で95回
1973/06/24~2020/05/31:約26年間で100回

合計:1919/01/01~2020/05/31:約100年間で195回

国内でM7クラス以上が起きる確率

つまり平均して半年に1回は起きていることになる。
もっとも、これは海外が震源の地震で、日本で震度1以上になった地震も含まれる。

ここから、国内が震源の事例を抜き出すのは手間がかかるので省略する。

大ざっぱにいって、100年間で150回ぐらいとすると、1年間に1.5回(1~2回)起きていることになる。

直近で国内が震源となった地震というと、2016/11/22の福島県沖、M7.4、最大震度5弱以来起きていない。

M7クラス以上が何年も起きていない

では、米国USGSのデータベースで検索してみると、どうなるか。
もっとも、「日本領土が震源」などとは指定できないので、四角い範囲で地域指定しての検索となる。

すると、1900年から2020年までの約120年間で、122件あった。
ただし、下記マップのように四角い範囲指定になるので、沿海州や千島列島などの日本の領土でない領域の震源も含まれてしまうが。

f:id:nmomose:20200606212437j:plain


気象庁のデータベースで検索した場合と数が異なるが、これはUSGSのデータベース上では気象庁発表の規模よりも小さくM7.0未満になることが多いなどの理由なのだろう。

やはり、平均して1年間に1.5回は起きると考えた方が良さそうだ。
ところが、実際は3年半も起きていない。
あくまでも確率論的になるが、今すぐにでもM7.0以上の大地震が起きても不思議はないことになる。

M7クラスはどのへんで起きやすいか

上記マップで、M7クラス以上の地震の分布を見ると、やはり東日本の大平洋沖が多い。
その多くは、東北地方太平洋沖地震とその余震などだ。

そうでなくても、やはりこのエリアは大地震が多いことを示すために、1900/01/01~1999/12/31の期間のM7.0以上の地震を検索すると、下記マップのように、東日本沖はそう変わらない密度で起きている。

f:id:nmomose:20200606213120j:plain
 

こうして見ると、内陸が震源のM7.0以上の地震は、この100年間ではあまり起きていない。
以下に示す4件くらいだ。

1923/09/01:大正関東地震、M7.9、犠牲者約10万5千人
1927/03/07:北丹後地震、M7.3、犠牲者2925人
1943/09/10:鳥取地震、M7.2、犠牲者1083人
2016/04/16:熊本地震、M7.3、犠牲者273人


これを見て、例えば阪神・淡路大震災が入っていないではないかといったところに気づかれる人がいるだろう。
これはあくまでもUSGSのデータなので、たとえばこの地震のデータはM7.0未満として記録されているのではないかと調べると、やはりM6.9だった。

西日本は大地震が多い

下記のマップで、上記の4件の内陸地震の震源を色付けしておく。

f:id:nmomose:20200606213555j:plain
 

こうして見ると、内陸で起きるM7.0以上の大地震は、西日本で多く起きているという意外な結果となる。
加えて、過去最大の内陸地震は1891年10月28日の濃尾地震(M8.0)で、これも西日本の内陸だった。

阪神・淡路大震災が起こる前は、「関西は大地震が起きないから大丈夫」という「呑気な父さん」が多かったようだ。
2018年の西日本豪雨の際にも、そうだった。

こういう人が主導になって家族全員が大災害の犠牲になるとすれば、それは非常に悲しいことだ。

2018年には、大阪府北部地震も起きた。
こういう大災害が繰り返されなければ「気づき」が得られないとすれば、残念すぎることだ。

南海トラフ巨大地震が迫っていると言われる今、この巨大地震のことだけではなく、内陸で起きるような大地震に対しても備えを持っていた方が良いだろう。

半影月食トリガー注意

今日6/6は満月で、昨夜は半影月食が見えるということで観察を行った人が多かっただろう。

満月の時刻は日本時間で2020/06/06 04:12で、平均的には3日後あたりも要注意となる。
ちなみに、1923年の大正関東地震は、満月・部分月食の6日後のタイミングで起きた。

【月】1923/08/26:満月・部分月食
【+6/-9】1923/09/01 11:58:大正関東地震、M7.9、犠牲者・行方不明者約10万5千人、二重カイト、集合:7


経験的には、月食・日食は、通常の満月・新月以上に注意が必要ということだ。

【緊急】渡辺さん:大地震に警戒を

以前に何度か紹介した渡辺さんは、関東で自前の電磁波測定器で地震前兆を観測されている方だ。
今朝7時過ぎに電磁波が強すぎて レベルを又下げて、10分の1にしていたが、まだ強くなり、ついに、計測不能になったとのこと。

そのため、大きめの地震が予想されるので、「警戒を厳重にお願いします」という。

前述の月食トリガーとも重なるため、特に関東圏は注意してください。

【追記:06/06 】東京湾で地震

このブログ記事投稿直後に、ここ小平市で緊急地震速報が鳴った。

2020年06月06日 22時48分、東京都23区でM3.7、最大震度2の地震だった。
詳細は下記の「防災三昧ブログ」の記事で書いている。


 

YouTube・Zoom用の設備

最近思うところあって、YouTubeやZoom用の設備を整えている。

【動画】

参考までに。
在庫切れがあるかもしれない。

ピントがイマイチか、この価格ではこんなものか。

添付の竿は長すぎるのでサルちゃんにあげて、別に900円位の突っ張り棒を使った。




Copyright (C) 2004-2020 Naoya Momose - 百瀬直也. All Rights Reserved. Email